G3615DCは、電源が取れない現場で150mmトイシの切断・研削をこなしたい人向けの36Vディスクグラインダです。最大出力1,500Wと無段変速ダイヤル、キックバック軽減システムを備え、100mm/125mmのマルチボルト機では深さが足りない用途を受け持ちます。
この記事のポイント
- ✓ トイシ寸法は150×6×22mm。マルチボルト機のグラインダでは最大クラス
- ✓ 最大出力1,500W。無負荷回転数は変速モード3,200〜8,000min-1、オートモード5,500min-1
- ✓ 質量は3.0kg(BSL36B18X装着時・トイシ・サイドハンドル含まず)、機体寸法376×71mm
- ✓ 回転復帰制御(特許)とキックバック軽減システム、ツールレスホイルガードを搭載
- ✓ 本体のみ(NN)は46,100円、蓄電池2個+充電器+ケースの2WPZは121,500円(いずれも税別)
以下のスペックは2026年8月8日時点のHiKOKI公式製品ページに基づきます。
G3615DCの基本スペック
| 項目 | G3615DC |
|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト蓄電池・残量表示付) |
| トイシ寸法(外径×最大厚さ×穴径) | 150×6×22mm |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| 最大出力 | 1,500W |
| スイッチ形式 | スライド式 |
| 無負荷回転数 | 変速モード 3,200〜8,000min-1/オートモード 5,500min-1 |
| 機体寸法(全長×ギヤカバー高さ) | 376×71mm(全長はトイシ含まず) |
| 質量 | 3.0kg(BSL36B18X装着時・トイシ・サイドハンドル含まず) |
| トイシ取付けシャフト寸法 | 16(2.0)×13.5mm |
| 標準付属品 | レジノイドフレキシブルトイシ・防振形サイドハンドル・スパナ・六角棒スパナ |
| 希望小売価格(税別) | (NN)本体のみ 46,100円/(2WPZ) 121,500円 |
| 1充電当たりの作業量(4.0Ah) | コンクリート筋付け 約6.3m/⌀10mm鉄筋の切断 約198本 |
G3615DCの特徴
最大出力1,500Wと回転復帰制御
モーターの性能を引き出す制御により最大出力は1,500W。高負荷作業で回転が止まっても、1.5秒以内に負荷状態を改善すれば自動で回転が戻る「回転復帰制御」(HiKOKIの特許)を備え、スイッチを入れ直す手間が減ります。ただしキックバック軽減システムが働いた場合や負荷条件によっては、電源を入れ直す必要があります。
無段変速ダイヤルとオートモード
用途に応じて3,200〜8,000min-1の間で無段階に変速できます。独立したスイッチで切り替えるオートモードでは、負荷に応じて低速5,500min-1と高速8,000min-1が自動で切り替わり、待機時の消耗を抑えられます。
防じん性とツールレス化
ボールベアリングを風路から切り離し、スイッチハウジングは隙間のないレーザー溶着とすることで、防じん性は従来製品G3610DA比で約2.5倍(公式の参考値)。ホイルガードは工具不要のレバー式で、メッシュの防じんフィルタも交換しやすい構造です。
100mm・125mmのマルチボルト機との位置づけ
同じ36Vのスライドスイッチ機では、100mmのG3610DCが2.5kg、125mmのG3613DCが2.7kg。G3615DCはトイシ径150mmで3.0kgと、径が上がるほど重くなる素直な関係です。100mmの使い勝手はHiKOKI G3610DCのページ、12Vクラスの小回りはG1210DBで比較できます。
バッテリー・充電器の互換情報
G3615DCで使える蓄電池と充電器
| 標準の蓄電池 | BSL36B18X(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah) |
| 使用可能な種類 | マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
| 充電器 | UC18YDL2(冷却機能付) |
| 充電時間 | 約30分(実用充電)/約40分(満充電) |
| 使用できない蓄電池 | BSL3620/BSL3625/BSL3626/BSL3660、ET36A |
マルチボルト蓄電池の容量差についてはBSL36A18とBSL36B18の比較、充電器の選び方はUC18YDL2の解説を参照してください。
⚠ 購入前に確認したい点
- (NN)は本体のみ。蓄電池・充電器・ケースは別売です
- トイシ取付けシャフトは16(2.0)×13.5mm。100mm機(10(1.5)×11mm)用のトイシやワッシャは流用できません
- 質量3.0kgはトイシ・サイドハンドルを含まない数値。実作業時はこれより重くなります
- 従来の蓄電池(BSL3620/3625/3626/3660)とET36Aは使用できません
G3615DCの購入先
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よくある質問
G3615DCはAC100V機の代わりになりますか?
最大出力1,500Wと150mmトイシの組み合わせで、鉄筋切断は4.0Ahの蓄電池1本あたり約198本が目安です。据置きの連続研削まで置き換えるものではありませんが、電源を引けない現場での切断・研削であれば十分に実用域です。
100mmのG3610DCとどちらを選ぶべきですか?
切断・研削の深さが要るなら150mmのG3615DC、取り回しと軽さ重視なら質量2.5kgのG3610DCです。G3615DCは3.0kgで0.5kg重く、トイシ取付けシャフトも16(2.0)×13.5mmと異なるため、既存の100mm用トイシは流用できません。
古いマルチボルト以外の蓄電池は使えますか?
使えません。公式仕様では従来の蓄電池(BSL3620/3625/3626/3660)およびET36Aは使用不可と明記されています。使用可能なのは残量表示付きのマルチボルト蓄電池で、標準はBSL36B18X(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah)です。
出典
- HiKOKI公式製品ページ「コードレスディスクグラインダ(ブレーキ付)G3615DC」(2026年8月8日確認)
- HiKOKI公式製品ページ「コードレスディスクグラインダ G3610DC/G3613DC」(2026年8月8日確認)
180mmクラスのG3618DAとの違いはG3615DCとG3618DAの比較で整理しています。電動工具の種類ごとの選び方は電動工具ガイドにまとめています。
