G3615DCとG3618DAの違いは、トイシ外径が150mmか180mmかという一点に集約されます。そこから回転数・質量・スイッチ形式・価格のすべてが決まっており、どちらが上位機という関係ではありません。切込み深さが足りるならG3615DC、足りないならG3618DAという選び方になります。
この記事のポイント
- ✓ トイシ外径は150mm(G3615DC)対180mm(G3618DA)。切込み深さが選定の起点
- ✓ 質量は3.0kg対4.8kgで1.8kg差。取り回しはG3615DCが明確に有利
- ✓ スイッチはG3615DCがスライド式、G3618DAが2アクショントリガ式
- ✓ 回転数はG3615DCが3,200〜8,000min-1の無段変速、G3618DAは全速5,300min-1固定
- ✓ 本体のみ(NN)の希望小売価格は46,100円対50,100円で差は4,000円(税別)
本ページの数値はHiKOKI公式製品ページに基づく2026年8月8日時点の情報です。
G3615DCとG3618DAのスペック比較
| 項目 | G3615DC | G3618DA |
|---|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト) | 36V(マルチボルト) |
| トイシ寸法 | 150×6×22mm | 180×6×22mm(レジノイドトイシ) |
| スイッチ形式 | スライド式(2アクション) | トリガ式(2アクション) |
| 無負荷回転数 | 変速3,200〜8,000min-1/オート5,500min-1 | 全速5,300min-1/オート3,200min-1 |
| 最大出力 | 1,500W | 公式に記載なし |
| 機体寸法 | 376×71mm | 533×80mm |
| 質量 | 3.0kg(BSL36B18X装着時・トイシ/サイドハンドル含まず) | 4.8kg(BSL36B18X装着時) |
| 振動3軸合成値 | 公式に記載なし | 4.0m/s2 |
| 充電時間 | 約30分(実用)/約40分(満充電) | 約40分 |
| 1充電の作業量 | コンクリート筋付け約6.3m/⌀10mm鉄筋切断約198本(4.0Ah) | Lアングル鋼(50×50×t5)切断約18本/モルタル筋付け約3.2m(BSL36B18×1) |
| 希望小売価格(税別) | NN 46,100円/2WPZ 121,500円 | NN 50,100円/2WP 117,400円/2WPZ 129,500円 |
| 標準付属品 | レジノイドフレキシブルトイシ・防振形サイドハンドル・スパナ・六角棒スパナ | スパナ・六角棒スパナ・防振形サイドハンドル(トイシ不付) |
1充電当たりの作業量は作業内容が異なるため直接比較はできません。いずれもHiKOKI公式の参考値です。
数値で見る3つの差
G3615DC(オレンジ)とG3618DA(チャコール)の比較
用途別の選び分け
2機種は上位・下位の関係ではなく、担当する作業が違います。判断の軸は「切込み深さが足りるか」と「その重さを一日持てるか」の2つです。トイシ外径が大きくなるほど深く切り込めますが、そのぶん本体は重く、長くなります。G3618DAの機体全長533mmはG3615DCの376mmより約1.4倍で、狭所では取り回しに差が出ます。
G3615DC(150mm)が向く人
- 研削・バリ取り・面取りが作業の中心
- 薄物の鋼材や配管の切断が主体
- 足場上や狭所など、軽さと取り回しを優先したい
- 回転数を素材に合わせて細かく変えたい(無段変速3,200〜8,000min-1)
- 本体のみで4,000円安く始めたい
G3618DA(180mm)が向く人
- Lアングル鋼など断面の厚い鋼材を切断する
- モルタル・コンクリートの筋付けを深く入れたい
- これまでAC100V/200Vの180mm機を使っていた
- 両手でしっかり構える前提の作業が中心
- 2アクショントリガスイッチの操作感を好む
共通する点
どちらも36Vのマルチボルト蓄電池と直流ブラシレスモーターを採用し、ブレーキ機能、キックバック軽減システム、再起動防止機能、ソフトスタート、オートモードを備えています。付属充電器も同じUC18YDL2で、蓄電池BSL36B18Xの充電時間は約40分(満充電)です。したがって、すでにマルチボルト蓄電池を持っているなら、どちらも本体のみ(NN)で買い足せます。
⚠ 比較するときの注意点
- 回転数の数字だけで能力を比べない。トイシ外径が大きいほど同じ回転数でも周速が上がるため、180mm機の回転数が低いのは設計上の必然です
- 質量の測定条件が異なります。G3615DCの3.0kgはトイシ・サイドハンドルを含まない値、G3618DAの4.8kgは蓄電池装着時の値です
- 1充電当たりの作業量は作業内容も蓄電池も条件が違うため、そのまま比較できません
- G3618DAは全セットがトイシ不付。180mmのトイシは別途用意が必要です
- 両機とも従来の蓄電池(BSL3620/3626/3660、BSL18XX、BSL14XX)とET36Aは使用できません
G3615DC・G3618DAの購入先
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G3615DCとG3618DAはどちらが高性能ですか?
上下関係のある機種ではありません。G3615DCは最大出力1,500Wと無段変速で細かな研削に強く、G3618DAは180mmトイシで深い切込みに対応します。作業内容が違うため、切込み深さが足りるかどうかで選ぶのが実務的です。
150mmと180mmで切込み深さはどれくらい変わりますか?
トイシ外径が30mm大きくなるぶん、半径で15mm深く入れられる計算になります。ただし実際の切込み深さはホイルガードやフランジの構造でも変わるため、必要な深さが決まっている場合は取扱説明書の数値を確認してください。
蓄電池は2機種で共通ですか?
共通です。どちらもマルチボルト蓄電池(残量表示付)を使用し、付属充電器もUC18YDL2です。すでにBSL36B18XやBSL36B18を持っていれば、本体のみ(NN)で買い足せます。
100mm機のG3610DCではなく150mm・180mmを選ぶ意味はありますか?
切断や筋付けの深さが必要な場合に意味があります。日常的なバリ取りや研削だけなら100mmの方が軽く扱いやすいため、用途に深い切込みが含まれるかどうかで判断してください。
関連ページ
出典
- HiKOKI(工機ホールディングス)公式製品ページ「コードレスディスクグラインダ(ブレーキ付)G3615DC」(2026年8月8日確認)
- HiKOKI公式製品ページ「コードレスディスクグラインダ(ブレーキ付)G3618DA」(2026年8月8日確認)
