マキタ HR001Gは、コンクリート穴あけ28mmクラスをコードレスでこなしたいプロ・本格DIYユーザー向けの40Vmax充電式ハンマドリルです。AC従来機を超える穴あけスピードと低振動を両立し、40Vmaxバッテリを共用する現場に最適な1台です。
この記事のポイント
- ✓ 40Vmaxのハイパワーで、コンクリート穴あけ能力は28mmクラス
- ✓ AC従来機比で穴あけスピード約30%アップ・コードレスで取り回し自由
- ✓ AVT+カウンタウェイト+防振ハンドルで振動3軸7.0m/s²の低振動
- ✓ 回転+打撃/回転/打撃(ハツリ)の3モード・集じんシステム対応
※本記事のスペックは2026年7月24日時点のマキタ公式情報に基づきます(2026年7月27日更新:後継機 HR011G の情報と廃番状況を追記)。
スペック(主要諸元)
| 項目 | スペック(HR001G) |
|---|---|
| 電圧 | 40Vmax(DC36V)リチウムイオン |
| 穴あけ能力(コンクリート) | 28mm |
| 回転数 | 0〜980 min⁻¹ |
| 打撃数 | 0〜5,000 min⁻¹ |
| 動作モード | 回転+打撃/回転のみ/打撃のみ(ハツリ)の3モード |
| 質量 | 本体+BL4025で約3.7kg(集じんシステム装着のHR001GRDXV構成で約5.3kg) |
| 振動3軸合成値 | 7.0m/s²(ハンマドリル)/6.5(ハツリ)/2.5以下(ドリル) |
| シャンク | SDSプラス |
| 対応バッテリ | マキタ40Vmaxシリーズ(BL4025/BL4040/BL4050F 等) |
| 発売時期 | 2019年10月 |
特徴
AC従来機を超える穴あけスピード
40Vmaxのハイパワーにより、AC(コード式)従来機と比べて穴あけスピードが約30%向上。電源が取りづらい現場でも、コードレスでAC機並み以上の作業効率を実現します。
AVT・防振設計による低振動
ピストンと逆方向に動くカウンタウェイト、スプリングとゴムで振動を吸収する防振ハンドル、AFT(振動軽減)を組み合わせ、振動3軸合成値7.0m/s²(ハンマドリル)に抑制。長時間作業での手への負担を軽減します。
3モード&集じんシステム対応
回転+打撃/回転のみ/打撃のみ(ハツリ)の3モードを切り替え可能。専用の集じんシステムを装着すれば、粉じんを抑えたクリーンな穴あけができ、IP56の耐塵・耐水設計で現場環境にも強い構成です。
振動値の比較(モード別)
SDSプラスのハンマドリルは「打撃+回転」でコンクリートを、「回転のみ」で木工・鉄工をこなします。HR001Gの材質別の上限は次のとおりです。ダイヤモンドコアビット65mmは回転のみ(打撃なし)での値である点に注意してください。
数値はマキタ公式カタログ仕様およびビルディ掲載の仕様表(2026年7月26日確認)に基づきます。実際の作業性はビットの状態・母材の強度・使用バッテリにより変わります。
HR011Gは2025年11月発売の28mmクラス充電式ハンマドリルで、スワッシュベアリングの振り角度見直しにより当社従来機比で穴あけスピード約30%アップ、集じんシステム装着時で当社従来機比600g軽量化とマキタ公式が明記しています(マキタ公式 HR011G)。HR001Gは2019年10月発売で、HR011Gはその直系の後継です(VOLTECHNO)。
| 項目 | HR001G(本機) | HR011G(後継機) |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2019年10月 | 2025年11月 |
| コンクリート穴あけ | 28mm | 28mm |
| コアビット | 54mm | 68mm |
| ダイヤモンドコアビット | 65mm | 80mm |
| 回転数 | 0〜980 min-1 | 0〜1,130 min-1 |
| 打撃数 | 0〜5,000 min-1 | 0〜5,000 min-1 |
| 質量(BL4025装着・集じんなし) | 3.7kg | 3.6kg |
| 集じんシステム | 別売集じんシステム対応 | 専用DX17対応(容量400mL・ビット全長265mmまで) |
| 標準小売価格(本体のみ・税別) | HR001GZK 59,400円 | HR011GZK 68,400円 |
| 流通状況(2026年7月27日時点) | メーカー廃番・流通在庫中心 | 現行モデル |
HR011Gの数値はマキタ公式 HR011G 主要機能、HR001Gの数値はマキタ公式カタログ仕様およびビルディ HR001G 仕様表、HR011Gの流通仕様はビルディ HR011G ページに基づきます(いずれも2026年7月27日確認)。振動3軸合成値は両機で測定規格の表記が異なるため、本表では直接比較していません。
・これから新規で導入する/集じんまで揃えたい → HR011G(DX17による集じん+軽量化の恩恵が大きい)
・すでに40Vmaxを持ち、価格優先で28mmクラスを追加したい → HR001Gの流通在庫(本体のみの実売が下がりやすい)
・コアビットで大径を抜く作業が多い → HR011G(コアビット54→68mm、ダイヤモンドコアビット65→80mmに拡大)
対応バッテリ・互換情報
対応バッテリ・充電器(40Vmaxシステム)
本体のみモデル(HR001GZ/HR001GZK)は、マキタ40Vmaxシリーズのバッテリと充電器が別途必要です。
・バッテリ:BL4025(2.5Ah)/BL4040(4.0Ah)/BL4050F(5.0Ah)など
・充電器:DC40RA など
※18V・14.4Vなど電圧の異なるバッテリとは互換性がありません。既に40Vmax工具を持っている人はバッテリを流用できます。
HR001Gについて、工具系メディア・販売店ブログ・個人ユーザーのレビューをネット上で調査し、傾向をまとめました(2026年8月3日調査)。個人の感想を中立的に要約したもので、感じ方には個人差があります。
- 穴あけが速い:AC100Vの従来機と比べて穴あけスピードが約30%向上したと解説されている
- 振動が少ない:ハンマドリル時の振動3軸合成値7.0m/s²で、18V機HR171D(9.0m/s²)より低い数値
- 28mmクラスとしては軽い:BL4025装着時で約3.7kg。18V×2の28mm機HR282DRGX(約4.3kg)より軽量
- 集じんシステム付モデルの快適さ:粉じんが飛びにくく作業環境が良いという使用者の声
- 取り回し:「コンパクトでパワフル」「軽作業は18V、重作業は40Vmaxで使い分けると良い」という実使用レビュー
- 重さ・バランス:40Vmaxクラス全般に対して「重い」「バランスが気になる」という指摘も見られる(用途が軽作業中心なら18Vクラスで足りる場合がある)
- 初期費用:本体のみモデルは40Vmaxのバッテリ・充電器が別途必要で、システムを持っていない場合の導入コストが大きい
- 後継機の存在:28mmクラスには後継のHR011Gがあり、約600gの軽量化と作業能率の向上がうたわれている。新規導入なら価格差・在庫状況とあわせて比較したい
本体+ケースのみ。バッテリ・充電器は別売
バッテリ・充電器付のフルセット
価格は変動します。購入前に各ショップで最新の価格・在庫をご確認ください。電圧クラスの違いはマキタ18Vと40Vmaxの違いもあわせてご覧ください。
HR001Gはハツリ作業にも使えますか?
使えます。回転+打撃/回転のみ/打撃のみ(ハツリ)の3モードを備え、軽度のハツリ・斫り作業に対応します。本格的な解体には専用のハツリハンマが向きます。
AC(コード式)ハンマドリルと比べて能力は落ちませんか?
HR001GはAC従来機と比較して穴あけスピードが約30%向上しており、コードレスながらAC機を上回る穴あけ性能とされています。
本体のみを買えばすぐ使えますか?
本体のみモデル(GZ/GZK)は40Vmaxバッテリと充電器が別売です。手持ちの40Vmaxバッテリがなければ、バッテリ・充電器付きのセット品(GRDX等)が便利です。
出典
マキタ公式製品ページ(HR001G)。スペックは2026年7月24日時点の公表値に基づきます。電動工具全体の選び方は電動工具の選び方 完全ガイドを参照。
