マキタ PE001G は、カーペットや布張りシートに洗浄水を噴射して汚れを浮かせ、その汚水を吸い戻して回収する「湿式専用」の40Vmax充電式リンスクリーナです。清掃業者・ホテル・車両整備など、コードを引き回せない現場で布製品をスポット洗浄したいプロ向けの1台で、乾いたゴミを吸う一般的な充電式クリーナとは用途が異なります。
以下の数値はすべてマキタ公式の製品ページに掲載された仕様値です(2026年8月9日時点の確認)。価格・流通状況は変動します。
PE001G の主要スペック
| 項目 | PE001G |
|---|---|
| 電源 | 直流36V(40Vmax/満充電時電圧表記) |
| 電動機 | 吸引:DCブラシレスモータ/ポンプ:直流マグネットモータ |
| 吸込仕事率 | 100W(モード2[強]) |
| 最大風量/最大真空度 | 1.0m³/min / 26kPa(いずれもホース装着時) |
| 洗浄水吐出圧力 | 0.16MPa(最大0.28MPa) |
| 洗浄水吐出量 | 0.5L/min |
| 清掃幅 | 100mm(湿式専用) |
| タンク容量 | 洗浄水5.0L / 回収5.0L(フロート付・満水で自動停止) |
| 洗浄水許容温度 | 50℃ |
| 運転音 | モード1:61dB(A) / モード2:64dB(A)(EN60335-2-68準拠) |
| 1充電連続使用時間 | モード1:約50分 / モード2:約27分(BL4050F装着時の目安) |
| 本機寸法 | 長さ471×幅312×高さ398mm |
| 質量 | 9.4kg(BL4050F装着・ホース/ノズル非装着・タンク空) |
| ホース | φ32mm×2.5m メッシュスリーブホース |
| 防じん・防水 | APT(防滴・防じん)/IPX4(バッテリはIP56) |
| 本体のみか | PE001GZ=本体のみ(バッテリ別売・充電器別売) |
| 標準小売価格 | 161,000円(税別)=税込177,100円相当 |
| 発売時期 | 2026年7月28日発売(発売日は報道ベース。公式製品ページには発売日の記載なし) |
「リンスクリーナ」は掃除機ではなく布洗浄機
PE001G の作業は3工程です。①布製品に付着した汚れへ洗浄水を噴射する、②浮き上がった汚水をノズルで吸引する、③汚水を回収タンクへ集める。カーペットの繊維の奥に染み込んだ汚れは、乾式のクリーナでは表面のホコリしか取れませんが、水で汚れを浮かせてから吸い戻すことで繊維内部まで洗えるという考え方です。
ノズル先端は透明で、吸い上げている汚水の色をその場で目視できます。「まだ汚れが出るか、透明になったか」で作業の終わりを判断できるため、洗い残しと過剰な水投入の両方を避けられる設計です。清掃幅は100mmで、部屋全体を一気に洗う大型機ではなく、シミや汚れの濃い部分を狙って落とすスポット洗浄に向いています。
想定される使いどころ
マキタが公式に挙げている用途は、レストランのカーペット洗浄、列車の座面洗浄、車のシート洗浄です。いずれも「電源が遠い/取り回しにくい」「営業時間や運行の合間に短時間で済ませたい」現場で、コード式の大型エクストラクタを持ち込みにくい場面を狙っています。布張りソファやオフィスチェアの部分洗浄も同じ考え方で使えます。
モード1とモード2の使い分け
吸引モードは2段階です。強い吸引が要る汚れはモード2、静かさと稼働時間を優先するならモード1、という選び分けになります。公式値を並べると、モード1へ落とすことで運転音は3dB(A)下がり、1充電の連続使用時間は約1.85倍に伸びます。
タンクは洗浄水・回収とも5.0Lなので、吐出量0.5L/minで連続噴射した場合の計算上の目安は約10分ぶんです。実際には噴射と吸引のみを切り替えながら使うため、バッテリよりも先にタンクの給排水が作業の区切りになる場面が多くなります。電源スイッチが「吸引+洗浄水吐出/吸引のみ/電源OFF」の3ポジションになっているのは、この使い分けを前提にした設計です。
バッテリーは40Vmaxシリーズと共通
| 対応シリーズ | マキタ 40Vmax(XGT)。18V LXT のバッテリーは装着できません |
| 推奨バッテリー | BL4020/BL4025/BL4040/BL4040F/BL4050F/BL4080F/BL4080H(公式表記はいずれも◎=推奨) |
| 連続使用時間の基準 | 公式の目安値はBL4050F(5.0Ah)装着時。容量の小さいBL4020では短く、BL4080F/Hでは長くなります |
| 他機種との共用 | アップライトクリーナ・背負クリーナ・ドライクリーナ・クリーナ・スイーパなど、40Vmaxの清掃用品と同じバッテリーを使い回せます |
| 保護等級 | 本体IPX4/バッテリーIP56。バッテリー装着時は本体側の等級に準じます |
40Vmaxと18Vの選び分けはマキタ 18Vと40Vmaxの違い、既存の18V資産を活かす方法はADP10 互換アダプタで整理しています。
購入前に確認したい注意点
- 湿式専用機です。乾いたゴミ・粉じんの吸引には使えません。乾式の掃除が目的なら充電式クリーナやドライクリーナを選ぶ必要があります。
- 洗浄剤は指定範囲のものだけ。公式には「希釈後のpHが5〜10のリンスクリーナ用洗浄剤」と明記されています。範囲外の薬剤は機械側の樹脂・シール類を傷めます。
- PE001GZ は本体のみ。40Vmaxバッテリーと充電器を持っていない場合は、その費用が別に必要です。
- IPX4は「壊れない保証」ではありません。公式にも、水や粉じんの影響を抑える設計であって故障しないことを保証するものではないと注記があります。
- アスベスト(石綿)周辺の環境下では使用不可。製品ページ冒頭に警告として明示されています。
- 質量9.4kgはタンクが空の状態。洗浄水5Lを入れれば14kg超になるため、階上への持ち運びはタンクを外して分けて運ぶ前提で考えてください。
購入先
2026年8月9日時点で、楽天市場では PE001GZ の新品在庫を確認できませんでした(同じ40Vmaxシリーズの他機種は多数流通しています)。流通が確認できない商品に価格つきの商品カードを置くと誤解を招くため、ここでは検索リンクのみを掲載します。価格は変動するため、最新価格は各ストアでご確認ください。
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よくある質問
PE001G で乾いたゴミや粉じんも吸えますか?
吸えません。公式の仕様表記は「湿式専用」です。洗浄水を使って布製品の汚れを回収するための機械なので、乾いたゴミの吸引には充電式クリーナやドライクリーナなど乾式の機種を使ってください。同じ40Vmaxバッテリーが使える清掃用品シリーズなので、バッテリーは共用できます。
18Vのバッテリーは使えますか?
使えません。PE001G は40Vmax(XGT)専用で、18V LXT のバッテリーは形状が異なり装着できません。推奨バッテリーはBL4020/BL4025/BL4040/BL4040F/BL4050F/BL4080F/BL4080Hの7種です。18V資産との関係は18Vと40Vmaxの違いで整理しています。
1回の給水でどれくらい洗えますか?
洗浄水タンクは5.0Lで吐出量は0.5L/minなので、噴射しっぱなしなら計算上は約10分ぶんです。実際は噴射と吸引のみを切り替えながら使うため、この数字より長く持ちます。回収タンクも5.0Lでフロート付きのため、満水になると自動で停止します。バッテリー側の目安はBL4050F装着でモード1約50分・モード2約27分です。
市販の洗剤を入れてもいいですか?
公式が指定しているのは「希釈後のpHが5〜10のリンスクリーナ用洗浄剤」です。強アルカリ性の業務用洗剤や酸性洗剤は指定範囲外で、樹脂部品やシールを傷める可能性があります。洗剤ボトルのpH表記を確認してから使ってください。
価格はいくらですか?
マキタ公式の標準小売価格は PE001GZ(本体のみ)で161,000円(税別)です。税込に換算すると177,100円相当になります。バッテリーと充電器は別売なので、一式そろえる場合はその費用が加算されます。
出典
- マキタ公式 製品情報「充電式リンスクリーナ PE001G」価格・仕様/特長/主要機能(2026年8月9日確認)
- マキタ公式 製品情報「充電式清掃用品シリーズ」(2026年8月9日確認)
- 発売日については各報道(2026年7月28日発売・税込177,100円)を参照。公式製品ページには発売日の記載がないため、本文でもその旨を明記しています。
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