HiKOKIの型番末尾にある「(NN)」「(2XH)」「(2JS)」は、蓄電池・充電器・ケースが付くかどうかを表す記号です。同じ機種でも記号が違うだけで価格が3万〜6万円変わります。すでに同じ電圧の電池を持っている人は本体のみ(NN)、これから始める人はセットが正解です。
- ✓ 先頭の数字は蓄電池の個数。「2」なら電池2個付き、数字なしは1個
- ✓ NN=本体のみ(蓄電池・充電器は別売)。最も安いが単体では使えない
- ✓ NNKはNNにケースだけが付く。NNと混同しやすい
- ✓ 本体のみとセットの差額は6型番で31,000〜58,100円
本記事の価格・セット内容は2026年9月19日時点のHiKOKI公式サイト(製品ページの「形名」表)に基づきます。価格はすべて希望小売価格(消費税別)です。
記号の位置と意味|先頭の数字が電池の本数
HiKOKIの型番は「機種名+(記号)」で構成されます。たとえばコードレスインパクトドライバのWH36DDには、WH36DD(2XH)とWH36DD(NN)の2つが公式に用意されています。本体の性能はまったく同じで、違うのは箱に何が入っているかだけです。
公式の形名表を6型番ぶん読み比べると、記号は次のように分解できます。なおHiKOKIは記号の命名規則そのものを公開していないため、以下は公式の形名表から当サイトが読み解いた整理です。
| 記号の部分 | 意味 | 実例 |
|---|---|---|
| 先頭の数字 | 蓄電池の個数。数字がなければ1個 | 2XH=電池2個/XPZ=電池1個 |
| X | マルチボルト蓄電池(36V/18V自動切替) | WH36DD(2XH)=BSL36A18BX×2個 |
| L | 18Vリチウムイオン電池 | WH18DE(2LC)=BSL1840M×2個 |
| J | 10.8Vリチウムイオン電池 | WHP12DB(2JS)=BSL1250MT×2個 |
| NN | 本体のみ。蓄電池・充電器は別売 | WH36DD(NN)=32,700円 |
| NNK | 本体+ケース。蓄電池・充電器は別売 | NT3640DA(NNK)=73,900円 |
注意したいのがNNとNNKの違いです。どちらも電池と充電器は付きませんが、NNKにはケースが付きます。仕上釘打機のNT3640DAのように、本体のみの設定がNNKしかない機種もあります。
6型番のセット内容と価格一覧
HiKOKI公式の形名表から、セット品と本体のみを並べた一覧です(2026年9月19日時点・希望小売価格 消費税別)。
| 型番 | 記号 | 蓄電池 | 充電器 | ケース | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| WH36DD | (2XH) | BSL36A18BX×2 | UC18YDML | ● | 87,200円 |
| WH36DD | (NN) | 別売 | 別売 | 別売 | 32,700円 |
| WH36DC | (2XPSZ) | BSL36A18BX×2 | UC18YDL2 | ● | 79,700円 |
| WH36DC | (NN) | 別売 | 別売 | 別売 | 30,800円 |
| WH18DE | (2LC) | BSL1840M×2 | UC18YSL3 | ● | 71,000円 |
| WH18DE | (NN) | 別売 | 別売 | 別売 | 26,900円 |
| WHP12DB | (2JS) | BSL1250MT×2 | UC12SDL | ● | 79,100円 |
| WHP12DB | (NN) | 別売 | 別売 | 別売 | 48,100円 |
| DS18DE | (2XPZ) | BSL36A18X×2 | UC18YDL2 | ● | 86,800円 |
| DS18DE | (NN) | 別売 | 別売 | 別売 | 28,700円 |
| NT3640DA | (XPZ) | BSL36A18X×1 | ● | ● | 107,400円 |
| NT3640DA | (NNK) | 別売 | 別売 | ● | 73,900円 |
オレンジ色の記号が本体のみの設定です。WHP12DBだけ本体のみが48,100円と高く見えますが、これは静音インパクトという機構そのものが高価なためで、記号の意味は他と同じです。
セットと本体のみの差額は31,000〜58,100円
セット価格から本体のみの価格を引くと、付属品(蓄電池・充電器・ケース)に相当する金額が出ます。
差額が最も大きいのはドライバドリルのDS18DEで58,100円。マルチボルト蓄電池を2個と充電器、ケースが付くためです。逆に最小はWHP12DBの31,000円で、10.8Vの電池は容量が小さいぶん安く済みます。
マルチボルト蓄電池BSL36A18Xは単体でも実売2万円前後する高価な部品です。すでに同じ電池を持っているなら本体のみを選ぶと、差額のほぼ全額が節約できます。
どちらを買うべきか|電池の持ち数で決まる
判断はシンプルで、同じ規格の蓄電池と充電器をすでに持っているかどうかだけです。
マルチボルト蓄電池は36Vと18Vを自動で切り替えるため、18V機と36V機の両方で共用できます。電池を共用できる範囲は機種ごとに決まっているので、手持ちの電池が使えるかは購入前に確認してください。
記号ごとの中身を機種ページで確認する
本記事で扱った機種は、それぞれの図鑑ページでスペックと付属品を個別に整理しています。
- HiKOKI WH36DD(36Vコードレスインパクトドライバ)
- HiKOKI WH18DE(18Vコードレスインパクトドライバ)
- HiKOKI WHP12DB(10.8V静音インパクトドライバ)
- HiKOKI DS18DE(ドライバドリル)
- HiKOKI NT3640DA(仕上釘打機)
本体のみを選んで浮いた予算をどう見るかは、手放すときに戻る金額とあわせて考えると判断しやすくなります。電動工具の残価率を10型番で比較も参考にしてください。工具選び全体の流れは電動工具の選び方ガイドにまとめています。
この記事で扱った機種の購入先
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よくある質問
HiKOKIの型番にある「NN」とはどういう意味ですか?
本体のみを表す記号です。蓄電池と充電器は付属せず別売になります。たとえばWH36DD(NN)は32,700円で、電池2個と充電器が付く(2XH)の87,200円より54,500円安く設定されています(2026年9月19日時点・希望小売価格 消費税別)。
NNとNNKは何が違いますか?
どちらも蓄電池と充電器は別売ですが、NNKにはケースが付きます。仕上釘打機のNT3640DA(NNK)が該当し、73,900円でケース付き・電池と充電器は別売という構成です。
記号の先頭にある数字は何を表していますか?
付属する蓄電池の個数です。「2XH」「2LC」「2JS」のように先頭が2なら電池2個、NT3640DA(XPZ)のように数字がなければ1個になります。
本体のみとセット、どちらを買うほうが得ですか?
同じ規格の蓄電池と充電器をすでに持っているなら本体のみが得です。差額は本記事の6型番で31,000〜58,100円あり、その大半は蓄電池の価格です。HiKOKIの充電式工具が1台目なら、電池と充電器が必要になるためセットを選びます。
本体のみを買えば充電器は付いてきますか?
付いてきません。NN・NNKはいずれも蓄電池と充電器の両方が別売です。電池だけを持っていて充電器がない場合は、充電器も別途購入する必要があります。
