電動工具の残価率を10型番で比較|新品買取は実売価格の何%戻るか

電動工具の残価率 マキタ・ハイコーキ10型番 TD173DRGXほか

新品のまま手放したときに戻る割合(残価率)は、マキタが平均65.8%、ハイコーキが平均52.6%。10型番でいちばん高いのはマキタTD173DRGXの81.7%、いちばん低いのはハイコーキWR36DF(NN)の39.7%でした。買い替え前提で選ぶなら、値引き率だけでなく「売るときいくら戻るか」を見たほうが総額は下がります。

この記事でわかること

  • ✓ マキタ・ハイコーキ計10型番の残価率(新品買取額 ÷ 新品実売価格)
  • ✓ 同クラスでもマキタがハイコーキを13.2ポイント上回ること
  • ✓ フルセットと本体のみ、どちらが多く戻るか(平均では8.0ポイント差)
  • ✓ 外箱・付属品の欠品で残価率が何ポイント下がるか

本ページの新品実売価格は楽天市場の新品出品(中古・未使用品を除く)から確認できた最安値、新品買取額は工具買取専門店リツールの公表相場表の値で、いずれも2026年9月18日時点です。買取額は店舗・状態・時期で変わるため、金額を保証するものではありません。

目次

残価率とは「買値のうち何%が戻るか」

この記事でいう残価率は、新品買取額 ÷ 新品実売価格で計算した割合です。分母にメーカー希望小売価格ではなく実売価格を使っているのがポイントで、電動工具は定価と実売の乖離が大きいため、希望小売価格で割ると回収率が実態より低く見えます。実際に払う金額を分母にすると、手元に戻る割合は数字がかなり変わります。

なお対象はあくまで「未使用・外箱と標準付属品がそろった新品」です。使用済みの中古はこれより大きく下がります。査定額が落ちる条件はマキタの電動工具は売れるのか(査定額が落ちる条件)で個別に解説しています。

型番別の残価率一覧(マキタ・ハイコーキ10型番)

メーカー型番(構成)新品実売新品買取残価率
マキタTD173DRGX
18V インパクトドライバ/電池2本・充電器・ケース付
46,500円38,000円81.7%
マキタTW001GRDX
40Vmax インパクトレンチ/電池2本・充電器・ケース付
61,869円41,000円66.3%
マキタTD002GRDX
40Vmax インパクトドライバ/電池2本・充電器・ケース付
51,800円34,000円65.6%
マキタTD173DZ
18V インパクトドライバ/本体のみ
18,370円12,000円65.3%
ハイコーキWH36DD(NNB)
36V インパクトドライバ/本体のみ
17,840円11,000円61.7%
マキタTD002GZ
40Vmax インパクトドライバ/本体のみ
19,780円12,000円60.7%
ハイコーキWH36DD(2XHSZ)
36V インパクトドライバ/電池2本・充電器・ケース付
54,406円31,000円57.0%
マキタTW001GZ
40Vmax インパクトレンチ/本体のみ
36,396円20,000円55.0%
ハイコーキWR36DF(2XPSZ)
36V インパクトレンチ/電池2本・充電器・ケース付
59,800円31,000円51.8%
ハイコーキWR36DF(NN)
36V インパクトレンチ/本体のみ
37,797円15,000円39.7%

10型番の平均は60.5%でした。つまり新品で買って未使用のまま手放した場合、おおむね6割前後が戻るのが相場観です。

残価率の高い順に並べると

型番別の残価率(新品買取額 ÷ 新品実売価格・2026年9月18日)TD173DRGX81.7%TW001GRDX66.3%TD002GRDX65.6%TD173DZ65.3%WH36DD(NNB)61.7%TD002GZ60.7%WH36DD(2XHSZ)57.0%TW001GZ55.0%WR36DF(2XPSZ)51.8%WR36DF(NN)39.7%オレンジ=マキタ/チャコール=ハイコーキ

上位3つはマキタが占め、下位3つのうち2つがハイコーキでした。TD173Dのフルセットが81.7%と突出しているのは、実売が値引きで下がっている一方、買取側が定番機として高値をつけているためです。

マキタとハイコーキで13.2ポイントの差

メーカー別の平均残価率はマキタ65.8%・ハイコーキ52.6%で、13.2ポイントの開きがありました。同じ用途・同じクラスで比べても、マキタのほうが手放したときに戻る割合が高いという結果です。

マキタ(6型番)

65.8%

最高 81.7%(TD173DRGX)/最低 55.0%(TW001GZ)。18V機のほうが40Vmax機より平均10.3ポイント高い。

ハイコーキ(4型番)

52.6%

最高 61.7%(WH36DD本体のみ)/最低 39.7%(WR36DF本体のみ)。インパクトレンチの落ち込みが大きい。

ただしこれは「新品をそのまま手放した場合」の比較です。中古としての売りやすさや工具そのものの実力とは別の指標なので、選定の主軸にはしないでください。メーカー横断の買取傾向はマキタとハイコーキ、高く売れるのはどっちかで扱っています。

フルセットと本体のみ、戻るのはどちらか

平均で見るとフルセットが64.5%、本体のみが56.5%で、フルセットのほうが8.0ポイント高い結果でした。電池と充電器が付くぶん買取側の評価も上がるためです。

ただし全型番で成立するわけではありません。ハイコーキWH36DDだけは本体のみ61.7%がフルセット57.0%を上回り、逆転しています。電池と充電器を手元に残して本体だけ手放しても損にならない組み合わせが存在する、ということです。電池単体の扱いはバッテリーだけ売れるかにまとめています。

マキタ側は3組とも例外なくフルセットが高く、TD173Dでは16.4ポイント、TW001Gでは11.3ポイントの差がつきました。マキタでフルセットを買った人は、セットのまま手放すほうが回収額は大きくなります。

外箱と付属品を失うと残価率は5ポイント前後下がる

リツールの相場表は「外箱・メーカー標準付属品がすべてそろっている状態」を新品の条件としています。公表されている減額幅は、説明書やビットなどの付属品欠品が1,000円〜、ケースや外箱の傷・汚れ・破損が500円〜です。外箱がないものは新品ではなく未使用品として扱われます。

⚠ 1,000円の減額が重いのは安い機種のほう

付属品欠品で1,000円引かれた場合、実売18,370円のTD173DZは残価率が65.3%から59.9%へ5.4ポイント低下します。同じ1,000円でも実売61,869円のTW001GRDXなら1.6ポイントの低下にとどまります。本体のみの安価な機種ほど、外箱と説明書を残しておく価値が大きいということです。

売る予定があるなら、外箱・ケース・説明書・標準ビットは開封時にまとめて保管しておくのが確実です。最終的な金額は現物確認後に決まるため、表の金額は目安として扱ってください。

この記事で扱った機種の購入先

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マキタ TD173DRGX|18V インパクトドライバ フルセット

マキタ TD173DRGX|18V インパクトドライバ フルセット

電池2本・充電器・ケース付き。今回の10型番で残価率が最も高い構成です。

参考価格 46,500円(2026年9月18日時点・楽天市場)/本記事の残価率 81.7%

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ハイコーキ WH36DD(2XHSZ)|36V インパクトドライバ フルセット

ハイコーキ WH36DD(2XHSZ)|36V インパクトドライバ フルセット

マルチボルト電池2個・2ポート充電器・ケース付き。台数限定色。

参考価格 54,406円(2026年9月18日時点・楽天市場)/本記事の残価率 57.0%

本体のみ(TD173DZ)で比較したい場合はTD173Dの図鑑ページに構成別の価格をまとめています。カテゴリ全体の早見表は電動工具の選び方ガイドから辿れます。

よくある質問

電動工具の残価率はどのくらいが目安ですか?

今回調べたマキタ・ハイコーキの10型番では平均60.5%でした。新品・未使用で外箱と付属品がそろっている前提で、おおむね実売価格の6割前後が戻る計算です。最高はマキタTD173DRGXの81.7%、最低はハイコーキWR36DF(NN)の39.7%で、型番による差は42ポイントありました。

残価率が高いのはマキタとハイコーキのどちらですか?

平均ではマキタが65.8%、ハイコーキが52.6%で、マキタが13.2ポイント上回りました。ただしこれは新品をそのまま手放した場合の比較で、工具としての性能や中古市場での売りやすさとは別の指標です。

フルセットと本体のみでは、どちらのほうが多く戻りますか?

平均ではフルセット64.5%・本体のみ56.5%で、フルセットが8.0ポイント高い結果でした。マキタは3組とも例外なくフルセットが高い一方、ハイコーキWH36DDは本体のみ61.7%がフルセット57.0%を上回る逆転が起きています。

外箱や説明書をなくすと買取額はどれくらい下がりますか?

リツールの公表条件では、説明書やビットなど標準付属品の欠品で1,000円〜、ケースや外箱の傷・汚れ・破損で500円〜の減額です。外箱がない場合は新品ではなく未使用品として扱われます。実売18,370円のTD173DZなら1,000円の減額で残価率が5.4ポイント下がる計算になります。

この表の金額で必ず買い取ってもらえますか?

いいえ。買取額は現物確認のうえで確定するもので、店舗・時期・在庫状況によって変わります。本記事の金額は2026年9月18日時点で公表されていた相場表の値であり、金額を保証するものではありません。

出典

新品買取額:リツール「本日の工具買取相場表」(2026年9月18日確認)/新品実売価格:楽天市場の新品出品の最安値(2026年9月18日確認、中古・未使用品を除く)。減額条件は同相場表ページの注意事項に基づきます。残価率は当サイトが両者を割って算出した独自指標です。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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