CR18DAは、解体作業の主力機ではなく「手のこの代わりに片手でさっと切る」ことを主役に据えた18Vクラスの小型コードレスセーバソーです。全長354mm・質量2.0kg(蓄電池装着時)と取り回しに全振りした設計で、外径50mmまでの軟鋼パイプや厚さ50mmまでの木材といった、日常的な細物の切断に向きます。逆に130mmクラスの太物や長時間の解体には力不足で、その領域は上位の36V機が担当します。
- ✓全長354mm・質量2.0kg(蓄電池装着時)で、片手でも扱える取り回し重視の1台
- ✓無負荷ストローク数は0〜3,200min-1、ストローク量は13mmと短め=細物向き
- ✓切断能力は軟鋼パイプ外径50mm/木材厚さ50mm/軟鋼板厚さ12mm
- ✓モーターはブラシレスではなく直流モーター。18V電池とマルチボルト蓄電池の両方が使える
- ✓アタッチメントなしでジグソーブレードも取り付けられるツールレス機構を搭載
本ページの数値は2026年7月31日時点のメーカー公式製品ページに基づきます。仕様・価格は予告なく変更される場合があります。
CR18DA 基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 形名 | CR18DA |
| 電圧 | 18V(マルチボルト蓄電池も使用可) |
| モーター | 直流モーター |
| 無負荷ストローク数 | 0〜3,200min-1(回/分) |
| ストローク量 | 13mm |
| 切断能力(軟鋼パイプ) | 外径50mm |
| 切断能力(木材) | 厚さ50mm |
| 切断能力(軟鋼板) | 厚さ12mm |
| 機体寸法(全長×全高×全幅) | 354×179×84mm(蓄電池装着時) |
| 質量 | 2.0kg(蓄電池装着時) |
| 使用可能蓄電池 | リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)・マルチボルト蓄電池 |
| セット電池/充電器 | BSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)/UC18YDL2(冷却機能付) |
| 充電時間 | 約19分(実用充電)/約25分(満充電) |
| 標準付属品 | ブレード No.107(木材荒びき用) |
| 希望小売価格(税別) | (XPZ) ¥63,900/(NN) ¥25,300 |
| 本体のみ設定 | あり(NN) |
CR18DAの特徴|「手のこ感覚」に振り切った寸法と重量
CR18DAの性格は、寸法と質量にそのまま表れています。全長354mm・質量2.0kgは、同じHiKOKIのマルチボルト機CR36DA(457mm・4.5kg)と比べると全長で約100mm短く、質量は半分以下です。メーカーも「全長が短く重心が手元にある」バランス設計を訴求しており、脚立の上や狭い床下など、両手でしっかり構えにくい場面での取り回しが主眼です。
ストローク量13mmという数値も重要です。ストローク量は刃の往復幅で、これが大きいほど1往復あたりの切削量が増えて太物に強くなります。CR18DAの13mmは、32mmを持つCR36DAの半分以下。その代わり振動と反動が小さく、細いパイプや石こうボード、木材の端材処理といった作業を軽快にこなせます。
刃の交換はツールレスで、ブレードホルダを回して差し込むだけ。さらにアタッチメントなしでジグソーブレードも装着できるため、細かい曲線切りや小さな抜き加工に使い回せる点は、DIY・設備工事の両方で効いてきます。ベース調整もベースロックボタンを押すだけのツールレス方式で、ブレードの有効長を現場で変えられます。
1充電あたりの切断量の目安は、5.0Ah(マルチボルト)使用時で2×4材が約120カット、外径19.1×厚さ1.2mmの鉄パイプが約260カット。細物中心なら、1本の電池で半日分の作業をこなせる計算になります。
バッテリー互換|18Vとマルチボルト、どちらも使える
- リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)
- マルチボルト蓄電池(BSL36A18/BSL36A18X/BSL36B18 など)
- セット品(XPZ)に付属するのはBSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)
- 充電器はUC18YDL2(冷却機能付)
- 使用不可:BSL3620/BSL3626/BSL3660、およびBSL14XXシリーズ
マルチボルト蓄電池をCR18DAに装着した場合は18V機として動作します。すでにHiKOKIの18V機やマルチボルト機を持っているなら、本体のみ(NN)を選んで電池を共用するのが最も安く済みます。バッテリー選びはBSL36A18とBSL36B18の違いも参考にしてください。
- ブラシレスモーターではありません。カーボンブラシの摩耗による定期交換が前提の直流モーター機です。
- 切断能力は軟鋼パイプ外径50mmまで。解体現場の太物や鋳鉄管には能力が足りません。
- ストローク量13mmは細物向けのセッティングです。厚物を無理に切ると時間がかかり、電池の消費も増えます。
- セット品(XPZ)と本体のみ(NN)で価格差が約38,600円(税別)あります。電池を持っているかで選択が大きく変わります。
- 10.8Vクラスを探している場合は、別型番のCR12DAが該当します。
CR18DAの購入先
ネット上の評判まとめ
EC の購入者レビューと実機レビュー記事で2026年8月21日時点に確認できた内容から、傾向を中立に要約したものです。確認できた楽天のレビューは平均4.71・7件と母数が小さく、個人ブログの所感も含むため、断定は避けて参考情報として扱ってください。
◎ 評価されている点
- 初めてでも扱いやすいという声。購入者レビューでは「初めて工具を使ったが危険なこともなく安全に使えた」「充電も早く、刃の取付も簡単」「チェーンソーに比べると音も小さい」と報告されています(楽天みんなのレビュー:CR18DA(XPZ))
- 動作音が控えめ。実機レビューでは「動作音はミシンぐらい」「木材ならノコギリで切るときより少しうるさい程度」「電ノコやグラインダーほど耳をつんざく五月蠅さがない」と評されています(A2-blog:CR18DA(NN) 購入レビュー)
- ベース位置を変えられる点が実用的との評価。ベースロックボタンで位置を動かせるため、ブレードの傷んでいない部分を使ったり、深く切り込みたくない場面で使い分けられると報告されています(A2-blog)
△ 気になる点・購入前に知っておきたいこと
- 振動が強く、長時間の連続作業はつらいとの指摘。「かなり振動がくるので長時間の作業はしんどい」として、防振手袋を追加購入したレビュアーもいます(A2-blog)。本機は蓄電池装着時で2.0kg(公式値)で、レビュアーも「バッテリーを付けると2kgほどでそれなりの重量感」と書いています
- 太い生木では止まることがある。購入者レビューには「生木の太い幹は刃が進まずに止まってしまったが、乾燥した太めの木は問題なく切れた」という報告があります。同レビューでは使用後にブレード固定部が固着し、しばらく置いてから回せたという事例も挙げられています(楽天みんなのレビュー)
- 材の固定が前提。固定が甘いとブレードと材が一緒に動いて切れないため、クランプや足での固定が必要で、とくに樹脂(衣装ケース等)が最も切りにくかったと報告されています(A2-blog)
- モーターはブラシレスではありません。「ボディが緑なのでプロ用と同じブラシレスかと思ったが普通の直流モーターだった」という所感があり、本記事のスペック欄と一致します(A2-blog)
- 確認範囲では致命的な不具合報告は見当たりませんでしたが、レビュー件数が少ないため評価は流動的です。購入前に各ECの最新レビューもあわせて確認してください
よくある質問
CR18DAはマルチボルト蓄電池でも使えますか?
使えます。CR18DAの使用可能蓄電池はリチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)とマルチボルト蓄電池の両方です。マルチボルト蓄電池を装着した場合は18V機として動作します。ただし従来のBSL3620/BSL3626/BSL3660、およびBSL14XXシリーズは使用できません。
CR18DAとCR36DAはどちらを選ぶべきですか?
細物中心で取り回しを優先するならCR18DAです。質量2.0kg・全長354mm・ストローク量13mmで、軟鋼パイプ外径50mmまでを軽快に切れます。解体作業や外径130mmクラスの太物を切るならCR36DAで、質量4.5kg・ストローク量32mm・4速度モードのブラシレス機になります。
CR18DAでジグソーブレードは使えますか?
使えます。CR18DAのツールレスブレード交換機構は、アタッチメントなしでジグソーブレードの取付にも対応しています。曲線切りや小さな抜き加工に使い回せます。
CR18DAの1充電あたりの切断量はどのくらいですか?
メーカー公表の目安では、5.0Ah(マルチボルト)使用時に2×4材で約120カット、外径19.1×厚さ1.2mmの鉄パイプで約260カットです。いずれも参考値で、材料や条件により変わります。
出典・関連ページ
スペック値の出典:HiKOKI公式 コードレスセーバソー CR18DA 製品ページ(2026年7月31日確認)
評判まとめの出典:楽天みんなのレビュー:CR18DA(XPZ)(2026年8月21日確認)/A2-blog:CR18DA(NN) 購入レビュー(2026年8月21日確認)
関連:CR36DA と CR18DA の比較/マキタ JR001G(40Vmax レシプロソー)/マキタ JR188D(18V レシプロソー)/電動工具の選び方 完全ガイド
