マキタ TW004Gは、18V機同等の全長144mmというコンパクトボディで最大締付けトルク320N・mを出す40Vmax充電式インパクトレンチ。住宅建築の羽子板ボルト・皿座金からタイヤ交換まで、中トルク帯の締付けを数こなす人の主力機だ。より高トルクが必要なら18VのTW700D(600N・m)、用途別の選び方はインパクトレンチの選び方を参照。
この記事のポイント
✓ 最大締付けトルク320N・m、全長144mm・質量1.8kg(バッテリ含む)のコンパクト設計
✓ 打撃力4段切替+正逆転オートストップ+スイッチ全速モードで作業効率が高い
✓ 防じん・防水IP56、バッテリ残量に左右されにくい定回転制御
✓ 本体のみ(Z)標準小売価格31,900円(税別)。40Vmaxバッテリを共用できる
本ページのスペック・価格は2026年7月24日時点でメーカー公式情報をもとに確認したものです。
スペック一覧
| 項目 | TW004G |
|---|---|
| 電源 | 直流36V(40Vmax=満充電時電圧) |
| 最大締付けトルク | 320N・m(M16高力ボルト・3秒締付け時) |
| 角ドライブ | 12.7mm(ピン式ソケット専用・Cスプリング仮保持) |
| 締付け能力 | 普通ボルトM10〜M20/高力ボルトM10〜M16 |
| 回転数 | 最速0〜3,200/強0〜2,600/中0〜1,800/弱0〜1,000回/分 |
| 打撃数 | 最速0〜4,000/強0〜3,400/中0〜2,600/弱0〜1,800回/分 |
| 本機寸法 | 長さ144×幅86×高さ248mm |
| 質量 | 1.8kg(バッテリ含む) |
| 防じん・防水 | APT・IP56(バッテリもIP56) |
| 1充電作業量(目安) | 高力ボルトM16 約280本(締付け時間約1.5秒) |
| バッテリ・充電器 | 推奨BL4020/BL4025/BL4040/BL4040F/充電器DC40RA(実用約19分・フル約28分) |
| 本体のみか否か | Z=本体のみ(31,900円・税別)/RDX=BL4025×2・DC40RA・ケース付(91,300円・税別) |
特徴:18V機サイズに40Vmaxのパワー
TW004Gの価値は「全長144mmで320N・m」に尽きる。マキタの18V機同等のコンパクトボディに40Vmaxのハイパワーブラシレスモータを積み、狭所でも取り回せるサイズのまま高力ボルトM16まで締められる。定回転制御により、バッテリ残量が減っても締付けの仕上がりが安定しやすい。
作業効率面では3つの仕掛けがある。正逆転オートストップモードは打撃後約0.5秒・約1秒などで自動停止し、仮締めの連続作業や緩め時のナット脱落防止に効く(締付け・緩め各3段階)。スイッチ全速モードはトリガを少し引くだけで設定打撃力の最大回転まで一気に立ち上がり、連続作業の指の疲労を減らす。打撃力4段切替で素材に応じた出力調整も可能だ。
耐久面では、当社300N・mクラス初という高強度アンビル+ダブルスプリングを搭載し、打撃の衝撃による摩耗・破損リスクを低減。本体・バッテリとも防じん・防水保護等級IP56で、粉じんや雨のかかる現場でも使いやすい。
打撃力4段切替の回転数・打撃数
同クラス機とのトルク・質量比較|TW004Gは「18V機の重さで40Vmaxのトルク」
マキタのインパクトレンチを最大締付けトルク順に並べると、TW004Gは320N・m/1.8kgで下位から2番目です。ただし同等トルクの18V機TW300D(300N・m/1.7kg)とほぼ同じ質量に収まっているのが特徴で、乗用車のタイヤ交換までを40Vmaxで揃えたい場合の入り口になります。足回りの固着ボルトや小型トラックまで踏み込むならTW700D(600N・m/2.6kg)以上、鉄骨の本締めならTW001G(1,350N・m/差込角19mm)が必要です。
バッテリー互換
🔋 使用できるバッテリー(40Vmaxシリーズ)
・推奨:BL4020/BL4025/BL4040/BL4040F
・使用可:BL4050F/BL4080F/BL4080H
・18V・14.4Vバッテリは使用不可(40Vmax専用)
・充電器:DC40RA(実用充電約19分/フル充電約28分)
マキタの電圧体系の整理は18Vと40Vmaxの違い、40Vmax充電器で18V電池を充電するアダプタはADP10を参照。
注意点
⚠ 購入前に確認
・ソケットは別売。ピン式ソケット専用で、必ずピンとOリングを取り付けて使う
・本体のみ(Z)にはバッテリ・充電器・ケースが付属しない
・高力ボルトはM16まで。橋梁・鉄骨の高トルク帯(800N・m級以上)は上位機の領域
・振動3軸合成値16.5m/s²。長時間の連続作業では休憩を挟む
ネット上の評判まとめ【2026年9月調査】|「ホイールナットは一発」で一致、指摘は締め付けとソケット別売
TW004G は整備系の個人レビューと工具販売店の解説記事の両方で取り上げられています。ここでは星の平均を並べるのではなく、複数の出典で繰り返し出てくる論点だけを良い点・気になる点に分けて整理します(出典はこの節の末尾に記載)。
- ホイールナットが一発で外れる。2023年から常用している所有者が「これは買って良かった一品。ホイールナットなんて一発」と評価(みんカラ・2026年9月4日)
- バッテリーの持ちが良い。車1台分のホイール4本を脱着しても残量表示が減らず、「車4〜5台くらいで目盛りが1つ減るか」という体感(t-style・2024年10月5日)
- 全長144mmで18V機と同等サイズ。狭い場所でも取り回しやすく、腕の負担が少ないという声(マキタ公式仕様/プロツールガレージ)
- 正逆転オートストップでナット落下や締め過ぎを抑えられる点が、タイヤ交換用途で高く評価されている(プロツールガレージ)
- トリガー連動LEDと先端の蓄光部が、暗所・下回りの作業で効くという実使用の指摘(t-style)
- 締め付けはトルクレンチの併用が前提。インパクトレンチだけでホイールナットを締めるとトルク不足・オーバートルクになりやすい(t-style)
- 錆びて痩せたボルトは折損の恐れ。緩める用途でも「適材適所」と注意喚起されている(t-style)
- 18Vからの乗り換えはバッテリーを流用できない。18Vと40Vmaxに互換はなく、電池・充電器ごと買い直しになる(t-style)
- ソケットは別売。抜け止めのピン&リングも別途必要で、本体だけでは作業を始められない(マキタ公式製品名/t-style)
- 太いボルトを強く締めたい用途では力不足という指摘があり、その場合は上位のTW007G・TW001Gが挙げられている(プロツールガレージ)
購入先・参考価格
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Amazonで最新価格を見るTW004G(本体のみ型番TW004GZ/バッテリ・充電器セットTW004GRDX)について、購入者レビューやレビュー記事をネット上で調査し、傾向をまとめました(2026年7月26日調査)。各媒体の見解を中立的に要約したもので、感じ方には個人差があります。
◎ 良い点として多い声
▲ 気になる点として挙げる声
- 従来の40Vmax級より小型とはいえ「ある程度の重量があり、長時間の作業では疲れを感じる」という指摘(本体質量1.9kg/暮らしの便利レビュー)
- 他社・他クラスのインパクトレンチと比べて「価格がやや高め」という声。40Vmaxバッテリを未所有だとセット購入で初期費用が上がる点が挙げられている(暮らしの便利レビュー・クニハモブログ)
- ソケットが別売のため、購入時に差込角12.7mmの対応ソケットを別途用意する必要がある点への戸惑い(bildy 商品情報・購入者レビュー)
出典: bildy TW004G 商品ページ/購入者レビュー/みんカラ 充電式インパクトレンチ パーツレビュー/クニハモブログ/上田金物 TW004GRDX 徹底解説/暮らしの便利レビュー(いずれも2026年7月26日閲覧)
よくある質問
TW004GとTW700Dはどちらを選ぶべき?
トルク帯が異なる。TW004Gは最大320N・m・全長144mmのコンパクト機で、羽子板ボルトや皿座金、タイヤ交換など中トルク帯の作業向き。TW700Dは18Vで最大600N・mの高トルク機で、より太いボルトや固着したナットを相手にする作業向けだ。
タイヤ交換に使える?
乗用車のホイールナットの指定トルクは100〜120N・m前後が多く、TW004Gの320N・mは緩め・仮締めに実用的な水準。ただし錆で固着したナットまで想定するなら400N・m級以上の上位機が安心とされる。本締めは必ずトルクレンチで規定トルクに合わせること。
ソケットは付属する?
付属しない(別売)。TW004Gはピン式ソケット専用で、Cスプリングの摩擦でピンを挿す前にソケットを仮保持できる。使用時は必ずピンを挿し込みOリングを取り付ける。
18Vバッテリは使える?
使えない。TW004Gは40Vmaxリチウムイオンバッテリ専用。推奨はBL4020/BL4025/BL4040/BL4040Fで、BL4050F/BL4080F/BL4080Hも使用可能。充電器はDC40RA(実用充電約19分)。
スペックの一次情報はマキタ公式 TW004G製品ページで確認できる。トルク帯別の比較はインパクトレンチおすすめ・トルク早見表、電動工具選び全体は電動工具の選び方 完全ガイドへ。
関連ページ
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