マキタ TW1005Dは、18Vで最大締付けトルク1,150N・mを出すロングアンビル仕様の充電式インパクトレンチ。大型自動車やフォークリフトのタイヤ交換を、40Vmaxに乗り換えずに18Vバッテリのまま任せたい人のための機種です。アンビル寸法138mmでダブルタイヤにも届き、左ネジモードも搭載します。
この記事のポイント
- ✓ 最大締付けトルク1,150N・m/最大緩めトルク1,700N・m。18V機では最上位クラス
- ✓ 角ドライブ19mm・アンビル寸法138mmのロングアンビル。ダブルタイヤの大型車に対応
- ✓ 質量4.1kg(BL1860B装着時)・全長339mm。左ネジモード搭載
- ✓ TW1005D Z は本体のみ。バッテリ・充電器・ソケットは別売
本ページのスペックは2026年8月3日時点のマキタ公式製品ページの公表値に基づきます。
TW1005D 基本スペック
| 項目 | TW1005D |
|---|---|
| 電源 | 18V |
| 角ドライブsq | 19mm(ロングアンビル・アンビル寸法138mm) |
| 最大締付けトルク | 1,150N・m(M27 F10T 摩擦接合ボルト3秒締付時) |
| 最大緩めトルク | 1,700N・m(3秒以内に緩められるトルクの最大値) |
| 締付け能力 | 普通ボルト M12〜M33/高力ボルト M10〜M24 |
| 回転数 | 最速 0〜1,800/高速 0〜1,000/中速 0〜900/低速 0〜800 min-1 |
| 打撃数 | 最速 0〜2,200/高速 0〜1,800/中速 0〜1,600/低速は打撃検知と同時に停止 |
| 本機寸法 | 長さ339×幅91×高さ291mm |
| 質量 | 4.1kg(BL1860B装着時) |
| 振動3軸合成値 | 14.2 m/s2(EN62841-2-2) |
| 作業用モード | 3段階正転オートストップ+スイッチ全速モード+左ネジモード |
| パワー切替 | 4段階(正転・逆転とも) |
| 防じん・防水 | APT(防滴・防じん) |
| LEDライト | 2灯 |
| 1充電作業量(目安) | 高力ボルトM24(F10T)約210本(BL1860B装着時) |
| 標準付属品 | フック(ソケットは別売) |
| 標準小売価格 | TW1005D Z ¥61,300(税別・本体のみ/バッテリ・充電器別売) |
TW1005Dの特徴
18Vのまま1,150N・mに届く
18Vバッテリのまま最大締付けトルク1,150N・m、最大緩めトルク1,700N・mを確保しています。締付け能力は高力ボルトM10〜M24、普通ボルトM12〜M33。すでに18Vの工具とバッテリを持っている現場が、40Vmaxへ一斉に切り替えずに大型車のタイヤ交換までカバーできる点が最大の価値です。
アンビル寸法138mmのロングアンビル
マキタが公式に挙げる想定用途は大型自動車やフォークリフトのタイヤ交換です。アンビル寸法138mmでダブルタイヤの奥まったボルト・ナットにもソケットが届きます。全長は339mm、質量は4.1kg(BL1860B装着時)で、25.4mm角のTW010G(12.3kg)とは運用感がまったく異なります。
左ネジモードとタイヤ交換向けのモード設計
左ネジモードボタンを押すと、JIS規格の左ネジタイヤの締付け・緩めに適したモードへ切り替わります。打撃力は正転・逆転とも4段階、さらに3段階の正転オートストップとスイッチ全速モードを搭載。ホイールナット締付けの「緩め→仮締め→本締め」の各工程にモードを割り当てることで、締めすぎとナット脱落の両方を抑えられます。
振動3軸合成値は14.2m/s2
同じロングアンビルでも40Vmax・2,850N・mのTW010Gが33.4m/s2であるのに対し、TW1005Dは14.2m/s2です。トルクが低い分、連続作業時の身体への負荷は小さく抑えられます。
マキタ充電式インパクトレンチ 質量比較
25.4mm角のTW009GやTW010Gは10kg超で、手持ちで振り回す工具ではありません。4.1kgのTW1005Dは、大型車のタイヤ交換を持ち歩ける重量で処理できる位置づけです。19mm角クラスの選び分けは充電式インパクトレンチの選び方も参考にしてください。
バッテリー互換情報(18V LXT)
マキタ18Vリチウムイオンバッテリを使用します。公式の1充電作業量はBL1860B(6.0Ah)装着時で高力ボルトM24(F10T)約210本、質量4.1kgも同じくBL1860B装着時の値です。
高トルク機のため、容量の小さいバッテリでは1充電あたりの本数が大きく減ります。18Vバッテリと充電器の型番差はマキタ18Vバッテリーの選び方で整理しています。
⚠ 購入前に確認したい注意点
- ラインナップはTW1005D Z(本体のみ)のみ。バッテリ・充電器・ソケットは別売です。
- 角ドライブは19mm。12.7mm角のソケット資産をそのまま使うことはできず、変換や買い直しが必要になります。
- ホイールナットは規定トルクでの管理が前提です。本締めをインパクトレンチだけで済ませず、トルクレンチで確認してください。
- 低速モードは打撃検知と同時に停止する設定です。仮締め用途と本締め用途でモードを使い分ける必要があります。
TW1005Dの購入先と価格
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マキタ(makita) TW1005DZ 18V 充電式インパクトレンチ 本体のみ(バッテリ・充電器別売)
参考価格 43,799円(2026年8月3日 楽天市場で取得・税込/価格と在庫は変動します)
よくある質問
TW1005DとTW001Gはどちらを選ぶべき?
どちらも角ドライブ19mmですが、TW1005Dは18V・1,150N・m・ロングアンビル(アンビル寸法138mm)・質量4.1kg、TW001Gは40Vmax・1,350N・m・質量3.8kgです。大型車やフォークリフトのタイヤ交換で奥まったナットを狙うならロングアンビルのTW1005D、18Vバッテリ資産がなく最大トルクを優先するならTW001Gが候補になります。
TW1005Dにバッテリと充電器は付属しますか?
付属しません。ラインナップはTW1005D Z(本体のみ・標準小売価格61,300円税別)のみで、バッテリ・充電器・ソケットはすべて別売です。公式の1充電作業量はBL1860B装着時の値なので、6.0Ah級のバッテリを前提に予算を組むのが現実的です。
左ネジモードは何のための機能ですか?
JIS規格の左ネジタイヤの締付け・緩め作業に適したモードへ切り替える機能です。左ネジモードボタンを押すことで回転方向とモード設定が左ネジ用に切り替わり、逆回しによるボルト破損のリスクを減らせます。大型車で左右のホイールにネジ方向の違いがある場合に効きます。
出典
- 株式会社マキタ 公式製品ページ「充電式インパクトレンチ TW1005D」(2026年8月3日確認)
- 株式会社マキタ 公式製品ページ「充電式インパクトレンチ TW001G/TW009G/TW010G」(2026年8月3日確認)
電動工具全体の選び方は電動工具の選び方 完全ガイドにまとめています。
