BCL350Tは、HiKOKIの3.6Vクラス唯一のT-PWRバッテリーで、3.6V-5.0Ah・最大出力180W・質量120gという「ペンサイズなのに容量5.0Ah」を実現した1本です。従来のEBM315(1.5Ah・出力72W)から乗り換えると、公式比較で作業量が約4.6倍になります。
この記事のポイント
- ✓ 公式値は3.6V-5.0Ah/最大出力180W/質量120g、充電時間は急速充電器UC3SDL使用時で約38分
- ✓ 従来のEBM315(出力72W)に対し、公式比較で最大出力 約2.5倍・作業量 約4.6倍
- ✓ 寸法は42×47×100mm。3.6Vペンインパクトの取り回しを崩さないスティック形状
- ✓ 2020年6月までに生産された急速充電器UC3SFLでは充電できない(製造番号0623〜2026)と公式が明記
スペックはすべて2026年7月31日時点のHiKOKI公式製品ページの掲載値です。参考価格は同日に楽天市場で取得しています。
スペック(BCL350T)
| 項目 | BCL350T |
|---|---|
| 電圧-容量 | 3.6V-5.0Ah |
| 最大出力 | 180W |
| 寸法(全長×全幅×全高) | 42×47×100mm |
| 質量 | 120g |
| Bluetooth®連動機能 | なし |
| 充電時間(UC3SDL使用時) | 約38分 |
| 希望小売価格(税別) | 8,400円 |
| コードNo. | 0038-3518 |
3.6Vクラスで5.0Ahという容量は、従来のEBM315(1.5Ah)の3倍以上にあたります。それでいて質量は120gに収まっており、ペン型工具の「軽さで選ぶ」という前提を崩していません。
タブレスセルが3.6Vでどう効くのか
BCL350TもT-PWRシリーズと同じタブレスセルを採用しています。集電タブを廃して電極全体から電流を取り出す構造により内部抵抗が下がり、電池から工具への電力供給が向上する、というのがHiKOKIの説明です。
3.6Vクラスは元々の出力が小さいぶん、内部抵抗の低減が効きやすい領域です。HiKOKI公式は3.6VコードレスインパクトドライバWH3DAでナゲシビス(φ3.8×長さ22mm)をラワン材に締め付ける条件で、EBM315(出力72W)との比較として最大出力 約2.5倍、作業量 約4.6倍という数値を示しています。
グラフのとおり、同じ3.6V同士ではBCL350TとEBM315の差は歴然です。一方で10.8VのT-PWRであるBSL1250MT(640W)とは依然として大きな開きがあり、BCL350Tはあくまで「3.6Vクラスの中で最強」という位置づけになります。
サイズと重さの実際
42×47×100mmで120g。ペン型インパクトドライバに装着したときに、手首まわりの重量バランスを大きく崩さない重さです。3.6Vクラスを選ぶ人の動機は「狭所で使える・長時間持っていても疲れない」であり、容量を3倍以上にしながらこのクラスに収めた点がBCL350Tの本質的な価値です。
3.6Vと10.8Vのどちらを選ぶかで迷う場合は、ペンインパクト比較(WH3DA vs TD023D)やインパクトドライバー 用途×電圧 早見表も参考にしてください。
使える充電器と、使えない充電器
充電の基本
- 充電は急速充電器UC3SDL使用時で約38分(公式値)
- 形状はHiKOKIの3.6Vスライド式。WH3DAなど3.6Vシリーズに装着できる
- 3.6Vクラスの現行T-PWRはBCL350Tのみ(Bluetooth版は設定なし)
⚠ 古いUC3SFLでは充電できない
HiKOKI公式は、2020年6月までに生産された急速充電器UC3SFLはBCL350Tに使用できないと明記しています。判別は充電器背面に記載された4桁の製造番号で行い、0623〜2026に該当するものが使用不可です。すでに3.6V機を持っている人ほど、手元の充電器の製造番号を先に確認してください。
購入先と価格の目安
希望小売価格は税別8,400円です。2026年7月31日時点の楽天市場での参考価格は以下のとおりです。
【PR】
HiKOKI T-PWR(ティーパワー)バッテリー BCL350T(3.6V-5.0Ah)
参考価格 6,980円(Joshin web 家電とPCの大型専門店/2026年7月31日時点)
楽天で最新価格を見る【PR】
よくある質問
BCL350Tは従来のEBM315とくらべてどれくらい変わりますか?
HiKOKI公式は、3.6VコードレスインパクトドライバWH3DAでナゲシビス(φ3.8×長さ22mm)をラワン材に締め付ける条件において、EBM315(出力72W)に対し最大出力 約2.5倍、作業量 約4.6倍としています。
BCL350Tの充電にはどの充電器が必要ですか?
公式が充電時間の基準としているのは急速充電器UC3SDLで、この場合の充電時間は約38分です。2020年6月までに生産されたUC3SFL(製造番号0623〜2026)は使用できません。
BCL350TにBluetooth連動モデルはありますか?
ありません。2026年7月31日時点のHiKOKI公式製品ページでは、BCL350TのBluetooth®連動機能は「-」と記載されています。Bluetooth版が設定されているのは10.8VのBSL1250MBTや36VのBSL3640MVBTです。
3.6VのBCL350Tと10.8VのBSL1250MTはどちらを選ぶべきですか?
最大出力は180Wと640Wで約3.5倍の差があります。狭所での小ねじ締めが中心ならBCL350Tと3.6V機、丸のこやグラインダを含む本格作業なら10.8VのBSL1250MTと対応機を選ぶのが基本です。バッテリーの形状が異なるため、両者に互換性はありません。
出典
本ページのスペックは、HiKOKI公式製品ページ「T-PWR(ティーパワー)バッテリー:BCL350T」(hikoki-powertools.jp/2026年7月31日確認)の掲載値に基づきます。参考価格は同日の楽天市場の表示価格です。
関連ページ:BSL1250MT(10.8V T-PWR)/HiKOKI WH3DA(3.6V ペンインパクト)/電動工具の選び方 完全ガイド
