インパクトドライバーは「電圧」で選ぶと失敗しにくく、用途に対して電圧が過不足ないモデルを選ぶのが基本です。DIY・軽作業なら18V、建築・重作業なら36V/40Vmax、電気設備や家具の仮止めなど精密作業なら3.6Vペンタイプが目安になります。このページは当サイト掲載機を用途×電圧で横断比較する早見表です。各モデルの詳細は図鑑ページで確認できます。
この記事のポイント
- ✓ 電圧が用途に対する「余力」の目安。まず用途→電圧→モデルの順で絞る
- ✓ DIY定番は18V、プロ重作業は36V/40Vmax、精密・仮止めは3.6Vペン
- ✓ 最大トルクは40Vmaxの220N・mから3.6Vの25N・mまで幅広い
- ✓ すでに同ブランドの電池資産があるなら、その電圧系統から選ぶのが最も経済的
掲載スペックは2026年7月19日時点の各メーカー公式情報に基づきます(HiKOKI WHP12DB・マキタ TD005Gの2機種は2026年7月26日に各図鑑ページのメーカー公表値をもとに追記)。
用途×電圧 早見表
| こんな人・用途 | 目安の電圧 | 代表モデル |
|---|---|---|
| DIY・日曜大工(年に数回・軽負荷) | 18V | マキタ TD173D/ボッシュ GDR 18V-200 |
| 内装・組立を頻繁に(セミプロ) | 18V〜36V | マキタ TD173D/HiKOKI WH36DC |
| 建築・重作業(プロ・毎日使う) | 36V/40Vmax | マキタ TD002G/HiKOKI WH36DC・WH36DD |
| 電気・設備・家具の仮止め(精密) | 3.6V(ペン) | HiKOKI WH3DA |
| 軽さを最優先したい | 18V | ボッシュ GDR 18V-200(本体1.1kg) |
| すでにマキタ18V資産がある | 18V | マキタ TD173D |
主要モデル スペック比較
| モデル | 電圧 | 最大トルク | 質量 | 回転数(最速) | 打撃数(最速) |
|---|---|---|---|---|---|
| マキタ TD002G | 40Vmax | 220N・m | 1.6kg | 3,700 | 4,600 |
| HiKOKI WH36DC | 36V | 200N・m | 1.6kg | 3,400 | 4,100 |
| HiKOKI WH36DD | 36V | 200N・m | 1.6kg | 3,400 | 4,100 |
| ボッシュ GDR 18V-200 | 18V | 200N・m | 1.1kg※ | 3,400 | 4,000 |
| マキタ TD173D | 18V | 180N・m | 1.5kg | 3,600 | 3,800 |
| HiKOKI WHP12DB | 10.8V | 33N・m | 1.3kg | 2,400 min⁻¹ | 2,400 min⁻¹ |
| HiKOKI WH3DA | 3.6V | 25N・m | 0.58kg | 2,700 | 3,000 |
※ボッシュ GDR 18V-200 の質量はバッテリー無しの本体値。他機は電池装着時の値です。
最大トルクの比較
最大締付けトルク(N・m)
各メーカー公式の最大締付けトルク値。締付け条件により実測は変動します。
用途別の選び方
DIY・軽作業なら18V
棚づくりや家具組立、たまの補修が中心なら18Vで十分です。定番のマキタ TD173Dは入手性とアクセサリの豊富さが強み。軽さを重視するなら本体1.1kgのボッシュ GDR 18V-200も候補です。
建築・重作業なら36V/40Vmax
長いビスや太いボルトを毎日締めるプロ用途では、余力のある高電圧機が疲れにくく作業も速い。マキタならTD002G(40Vmax・220N・m)や2026年新型のTD005G(40Vmax・220N・m・ヘッド長100mm)、HiKOKIならWH36DCやWH36DD(ともに36V・200N・m)が中心になります。18Vと40Vmaxの違いはこちらの解説も参考にしてください。マキタ新旧3機種(TD005G・TD002G・TD173D)の選び分けは3機種比較で整理しています。マキタ・HiKOKI・パナソニックのフラッグシップを横並びで比べたい場合はTD002G vs WH36DC vs EZ1PD1 の3社比較もあわせてご覧ください。
精密・仮止めなら3.6Vペン
電気工事・設備・什器の組立など、狭所での精密なねじ締めには軽量なHiKOKI WH3DA(3.6V・0.58kg)が向きます。フルサイズインパクトの代替ではなく、精密作業用のもう1台という位置づけです。
🔋 バッテリー互換の考え方
インパクトはブランドの電池プラットフォームで選ぶのが経済的です。マキタは18Vと40Vmaxが別系統(相互に非互換)、HiKOKIのマルチボルト(36V)は18V機器でも使える2電圧仕様、ボッシュはProfessional 18V/AMPShareで共通化。3.6Vペン(WH3DA)は独立系統です。すでに持っている電池に合わせると充電器・予備電池を流用できます。
⚠ 選ぶときの注意点
- トルクの数字だけで選ばない。過大トルクはねじの締めすぎ・材料割れの原因にもなります。
- 質量は電池装着時か否かで条件が違うため、比較時は前提をそろえて確認を。
- 本体のみ(NN/Z)モデルは電池・充電器が別売。総額で比較してください。
購入先について
【PR】各モデルの最新価格・購入先は、それぞれの図鑑ページからご確認いただけます。以下は楽天アフィリエイト・Amazonアソシエイトのリンクを含みます。
▸ マキタ TD002G(40Vmax)
▸ HiKOKI WH36DC(36V) / WH36DD(36V)
▸ ボッシュ GDR 18V-200(18V)
▸ マキタ TD173D(18V)
▸ HiKOKI WH3DA(3.6V)
18Vクラスの本命として本記事の早見表でも挙げているマキタ TD173D のフルセット(6.0Ahバッテリ2個・充電器・ケース付)は、以下から最新価格を確認できます。
マキタ TD173DRGX 18V 充電式インパクトドライバ(6.0Ahバッテリ2個・充電器・ケース付)
参考価格:47,000円(税込) ※2026年8月12時点
楽天で最新価格を見るAmazonで最新価格を見るよくある質問
DIYなら何Vのインパクトを選べばいいですか?
家具組立や補修が中心なら18Vが目安です。トルク・入手性・価格のバランスがよく、マキタ TD173Dやボッシュ GDR 18V-200が定番です。
18Vと40Vmax・36Vは何が違いますか?
電圧が高いほど連続作業での余力が大きく、長いビスや太ボルトを速く締められます。一方で本体価格や電池コストは上がります。毎日重作業をするプロは36V/40Vmax、週末DIYは18Vが目安です。
3.6Vペンインパクトはメイン機になりますか?
最大トルク25N・m前後と低いため、木工の長いビスや構造用途のメイン機には不向きです。電気・設備・精密作業の「もう1台」として使うのが基本です。
関連ページ
出典
マキタ、HiKOKI(工機ホールディングス)、ボッシュ各社の公式製品ページ(2026年7月19日確認)。各モデルの詳細スペックと出典は個別の図鑑ページに記載しています。
モノ図鑑に掲載中の主要モデルを電圧クラス順に並べた早見比較です(各スペックは当サイト図鑑ページ掲載値・メーカー公式カタログ準拠/2026年7月時点)。型番をタップすると各機種の図鑑ページへ移動します。
| 型番 | 電圧クラス | 最大締付けトルク | 質量 | 主な用途・向き |
|---|---|---|---|---|
| HiKOKI WH3DA | 3.6V | 25N・m | 0.58kg | 内装・精密ねじ・仮止め向け。低トルクで木工の長ビスや構造材には不向き |
| マキタ TD023D | 7.2V | 25N・m | 0.57kg | 約570gの軽量ペン型。内装・設備・電気工事など取り回し重視の作業に |
| HiKOKI WHP12DB | 10.8V | 33N・m | 1.3kg | 作業音約70dBの静音設計。屋内・住宅街・夜間など騒音を抑えたい内装/設備工事向け |
| マキタ TD173D | 18V | 180N・m | 1.5kg | 18Vの標準万能機。DIY〜プロまで幅広い締結作業をカバー |
| ボッシュ GDR18V-200 | 18V | 200N・m | 1.1kg | 18Vクラスで軽量ながら高出力。取り回しとパワーを両立 |
| HiKOKI WH36DC | 36V(マルチボルト) | 200N・m | 1.6kg | マルチボルトのハイパワー。構造材・長尺ビスなど高負荷作業に |
| HiKOKI WH36DD | 36V(マルチボルト) | 200N・m | 1.6kg | WH36DCの派生モデル。ハイパワー帯の重作業向け |
| マキタ TD002G | 40Vmax | 220N・m | 1.6kg | クラス最高トルク。ボルト・ナット締めなど最も重い作業に |
| マキタ TD005G | 40Vmax | 220N・m | 1.5kg | TD002Gと同トルクでヘッド長100mmに短縮した2026年7月発売の最新機。狭所での重締結に |
出典:各型番の図鑑ページ(メーカー公式カタログ値に基づく)。最新価格・在庫は各図鑑ページの価格リンクをご確認ください。トルク・質量はメーカー公表値で、使用条件により実測は異なります。
