DC18WCは、マキタ18V/14.4Vスライド式バッテリー用の「充電速度を割り切って安く小さくした」充電器です。出力電流は直流2.1A。急速充電器DC18RFがBL1860Bを約40分で充電するのに対し、DC18WCは約160分かかります。標準小売価格は税別7,900円、質量0.4kg。1台目の充電器ではなく、車載用・自宅用・現場常備の2台目に置く充電器です。
この記事のポイント
- ✓標準小売価格 税別7,900円/質量 0.4kg/寸法 110×137×67mm
- ✓出力 直流14.4-18V・2.1A、入力容量54W。BL1860B(6.0Ah)は 約160分
- ✓各種アダプタ ADP01〜04は使用不可=ニッケル水素・ニカドバッテリーは充電できない
- ✓壁掛け設置に対応(吊下げ用ネジ2本+固定用ネジ1本。充電器+バッテリの総重量は約1.1kg)
本ページの数値は2026年7月31日時点のマキタ公式サイトおよび公式取扱説明書(881H37-2)の掲載値です。
スペック
| 形名 | DC18WC(部品番号 JPADC18WC) |
|---|---|
| 種別 | 18V/14.4V スライド式バッテリー用 1口充電器(コンパクトタイプ) |
| 標準小売価格(税別) | 7,900円 |
| 入力電圧 | 単相交流 100V |
| 入力周波数 | 50-60Hz |
| 入力容量 | 54W |
| 出力電圧 | 直流 14.4-18V |
| 出力電流 | 直流 2.1A |
| 本機寸法(長さ×幅×高さ) | 110×137×67 mm |
| 質量 | 0.4kg |
| 対応バッテリー | リチウムイオン18V/14.4Vスライド式(ADP01〜04は使用不可) |
| 付加機能 | オートメンテナンス機能/壁掛け設置対応 |
| 本体のみか否か | 充電器単体(バッテリーは別売) |
充電時間は容量に比例して伸びる
DC18WCの充電電流は2.1A固定です。急速充電器のように大電流で押し込まないため、容量が増えるほど充電時間はほぼ比例して伸びます。マキタ公式取扱説明書に記載された値は次のとおりです。
| 1.5Ah(BL1815/BL1815N/BL1415系) | 約40分 |
|---|---|
| 2.0Ah(BL1820B) | 約55分 |
| 3.0Ah(BL1830/BL1830B/BL1430/BL1430B) | 約80分 |
| 4.0Ah(BL1840/BL1840B/BL1440) | 約110分 |
| 5.0Ah(BL1850/BL1850B/BL1450) | 約135分 |
| 6.0Ah(BL1860B/BL1460A/BL1460B) | 約160分 |
| 9.0Ah(BL1890) | 約245分 |
| 12.0Ah(BL18120) | 約325分 |
同じ税別7,900円のDC18SDと比べても、DC18WCのほうが充電時間は長くなります。DC18SDは6.0Ahで約130分、DC18WCは約160分です。
使えるバッテリーと、使えないバッテリー
バッテリー互換情報(マキタ公式取扱説明書の記載)
・1.5Ah:BL1415/BL1415NA/BL1415N/BL1815/BL1815N
・2.0Ah:BL1820B
・3.0Ah:BL1430/BL1830/BL1430B/BL1830B
・4.0Ah:BL1440/BL1840/BL1840B
・5.0Ah:BL1450/BL1850/BL1850B
・6.0Ah:BL1460A/BL1460B/BL1860B
・各種アダプタ(ADP01〜04)は使用できません=差込式・スライド式のニッケル水素/ニカドバッテリーには対応しません
⚠ 購入前に確認したい注意点
6.0Ahを1本使い切るたびに約160分の充電が必要です。バッテリー1本+DC18WC 1台という構成では、実質「充電待ちの時間」が作業を止めます。バッテリー2本以上での運用が前提の充電器です。
充電は周囲温度10℃〜40℃の範囲で行うよう公式が指定しています。使用直後の熱いバッテリーは冷めてから挿してください。
壁掛けする場合、充電器+バッテリの総重量は約1.1kg。取り付け面の耐荷重が不足する場合は補強が必要です。
どんな人に向くか
向く:すでに急速充電器を1台持っていて、車・自宅・別現場にもう1台置きたい人。夜のうちに充電しておけば時間の長さは問題になりません。壁掛けできるので置き場所も取りません。
向かない:これから工具一式をそろえる人の1台目。日中に充電を回す使い方では2.1Aは足りません。1台目ならDC18RF/DC18RC、2口が要るならDC18RDを選ぶことになります。
ネット上の評判まとめ【2026年8月調査】
DC18WC単体の商品ページに投稿されたレビューと、専門メディアの評価を整理しました。以下はいずれも型番DC18WCの商品ページ・記事に限定して確認したもので、急速充電器(DC18RF/DC18RC)のレビューは含めていません。
- とにかく小さい/「以前買って持っているのよりコンパクト」(★4・2025年8月)
- 動作音が静か/「ファンがないのでとても静かで良かった」(★5・2025年7月)
- バッテリーにやさしい/「DIY用で使うのでバッテリーに負荷かけずに充電出来て良い」(★5・2025年12月)
- 連続で充電できない/「1回充電すると本体が少し熱くなって続けて充電できません」(★4・2026年5月)
- 使用直後の電池は待ちが出る/「熱くなったバッテリーは、直ぐには充電出来ない。待ち時間が出来てしまうところがマイナス1」(★4・2025年3月)
- 脚が滑る/「脚にキャップが付いておらず、滑ってしまう」(同上)
複数のレビューがそろって「冷却ファンが付いていない」と述べています。使用直後で熱を持ったバッテリーはすぐに充電を開始できず、続けて2本目を充電したい場面でも待ちが生じることになります。電池を2本ローテーションして途切れなく作業したい用途では、ファン付きのDC18RF/DC18RCのほうが実用的です。ファンの有無は購入前にマキタ公式の取扱説明書でも確認してください。
専門メディアのVOLTECHNOは、DC18WCを「充電電流2.1Aでバッテリにやさしい」低価格・コンパクト路線の充電器と位置づけたうえで、セット品をばらしたDC18DFがDC18WCの単体販売より安く売られているため、充電器の買い増し目的なら割高になりうる、と指摘しています。単体で買う前に、セットばらし品の相場も一度確認しておくと無駄がありません。
出典:楽天 商品価格ナビ「マキタ 充電器 DC18WC」商品レビュー(2026年8月12日確認)/VOLTECHNO「マキタ DC18WC 充電器を発売、小型サイズの充電2.1A 廉価版モデル」(2024年5月)。レビューは原文から抜粋しています。
購入先と価格の目安
標準小売価格は税別7,900円ですが、実売はこれより下です。2026年7月31日時点の楽天市場での参考価格は以下のとおりです。
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よくある質問
DC18WCでBL1860B(6.0Ah)は何分で充電できますか?
マキタ公式取扱説明書の記載値で約160分です。同じ6.0Ahを急速充電器DC18RFは約40分、DC18RCは約55分で充電します。
DC18WCとDC18SDはどちらが速いですか?
DC18SDのほうが速いです。6.0Ahで比べるとDC18SDが約130分、DC18WCが約160分。標準小売価格はどちらも税別7,900円です。
ニッケル水素バッテリーは充電できますか?
できません。マキタ公式取扱説明書はDC18WCについて「各種アダプタ(ADP01〜04)は使用できません」と明記しており、対応はリチウムイオン18V/14.4Vスライド式のみです。
壁に取り付けて使えますか?
使えます。公式取扱説明書に壁掛け手順があり、吊下げ用の木ネジ(4mm×20mm以上)2本と固定用ネジ(4mm×25mm以上)1本を使います。充電器とバッテリの総重量は約1.1kgです。
DC18WCの質量とサイズは?
質量0.4kg、寸法は長さ110mm×幅137mm×高さ67mmです(公式取扱説明書 881H37-2)。
出典
本ページのスペックは、マキタ公式「18V/14.4V充電器」製品ページ(makita.co.jp)および公式取扱説明書「充電器 モデル DC18WC」(881H37-2.pdf)/いずれも2026年7月31日確認の掲載値に基づきます。参考価格は同日の楽天市場の表示価格です。
関連ページ:DC18RF/DC18RC/DC18SD の違い/DC18RD(2口急速)/DC18SH(2口)/電動工具の選び方 完全ガイド
