HiKOKI BSL1250MT|10.8V T-PWRバッテリー 5.0Ah・最大出力640W・質量330gのスペック【工具図鑑】

HiKOKI BSL1250MT 10.8V T-PWRバッテリー(スライド式蓄電池)のイラスト

BSL1250MTは、HiKOKIの10.8Vスライド式蓄電池の最上位にあたるT-PWRバッテリーで、10.8V-5.0Ah・最大出力640Wをタブレスセルで実現した「10.8V機を本気で使う人向け」の1本です。Bluetooth連動機能を足したのが同スペックのBSL1250MBTで、電気的な性能そのものは変わりません。

この記事のポイント

  • 公式値は10.8V-5.0Ah/最大出力640W/質量330g、充電時間は急速充電器UC12SDL使用時で約30分
  • 従来のBSL1240M(出力430W)に対し、公式比較で最大出力 約1.4倍・作業量 約2倍
  • BSL1250MTとBSL1250MBTの違いはBluetooth連動機能の有無だけで、寸法・質量・出力・充電時間はすべて同じ
  • G1210DA/FG1210DAでは使用できないと公式が明記。10.8V機ならすべて可、ではない点に注意

スペックはすべて2026年7月31日時点のHiKOKI公式製品ページの掲載値です。参考価格は同日に楽天市場で取得しています。

目次

スペック(BSL1250MT/BSL1250MBT)

表1:BSL1250MT/BSL1250MBT 主要スペック(HiKOKI公式値)
項目BSL1250MTBSL1250MBT
電圧-容量10.8V-5.0Ah10.8V-5.0Ah
最大出力640W640W
寸法(全長×全幅×全高)91×74×47mm91×74×47mm
質量330g330g
Bluetooth®連動機能なしあり
充電時間(UC12SDL使用時)約30分約30分
希望小売価格(税別)14,800円17,000円
コードNo.0038-34460038-3449

表を上から下まで見ると分かるとおり、2型番の差はBluetooth連動機能と価格だけです。電池としての性能は完全に同一で、「MBTのほうがパワーがある」といった差はありません。

タブレスセルで何が変わるのか

T-PWRバッテリーの中身はタブレスセルです。従来のセルは電極から集電タブを1か所だけ引き出す構造でしたが、タブレスセルはこのタブを廃して電極全体から電流を取り出します。HiKOKIはこの構造を「内部抵抗を低減した構造により、電池から電動工具への電力供給が向上した」と説明しています。

内部抵抗が下がると、高負荷時に電圧が落ち込みにくくなります。結果として現れるのが最大出力と作業量の差です。HiKOKI公式は10.8Vコードレス丸のこC1205DAでSPF材(厚さ38×長さ235mm)を押付荷重20Nで切断する条件で、BSL1240M(出力430W)との比較として最大出力 約1.4倍、作業量(木材切断性能)約2倍という数値を示しています。

図1:HiKOKI T-PWRバッテリーと従来電池の最大出力(公式値)BSL1250MT(10.8V) 640WBSL1240M(10.8V・従来) 430WBCL350T(3.6V) 180W

10.8Vクラスで640Wという数字は、3.6VのBCL350T(180W)の3.5倍以上にあたります。ペンインパクトのような小物用途ではなく、10.8Vの丸のこやグラインダを本気で回す人ほど、この差が作業時間に効いてきます。

サイズと重さの実際

91×74×47mm/330gという寸法・質量は、同じ10.8Vスライド式の従来品と互換のある形状です。5.0Ahという容量を10.8Vクラスに収めながら、本体側の取り回しを大きく損なわない範囲に収まっています。

参考までに、36VマルチボルトのT-PWRであるBSL3640MVTは980gです。10.8VのBSL1250MTはその約3分の1の重さで、片手作業が中心の10.8V機との相性が良い重量帯といえます。

使える充電器と、使えない工具

充電と対応の基本

  • 充電は急速充電器UC12SDL使用時で約30分(公式値)
  • 形状はHiKOKIの10.8Vスライド式。同シリーズの10.8V機に装着できる
  • BSL1250MTとBSL1250MBTは充電時間も同一

公式が明記する「使用できない製品」

HiKOKI公式は、BSL1250MT/BSL1250MBTについてG1210DA/FG1210DA では使用できないと明記しています。10.8Vのスライド式だからといって全機種で使えるわけではないため、手持ちの工具の型番を必ず確認してください。なお同じ10.8VグラインダでもG1210DBは別型番です。所有機の対応可否は公式の対応表で確認するのが確実です。

10.8Vの主力機については、HiKOKI WHP12DB(10.8V 静音インパクトドライバ)G1210DB(10.8V ディスクグラインダ)の図鑑ページも用意しています。

購入先と価格の目安

希望小売価格は税別14,800円ですが、実売はこれより下です。2026年7月31日時点の楽天市場での参考価格は以下のとおりです。

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HiKOKI T-PWR(ティーパワー)バッテリー BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)

参考価格 11,035円(三河機工 カイノス 楽天市場店/2026年7月31日時点)

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Bluetooth連動が必要な場合はBSL1250MBTになります。

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よくある質問

BSL1250MTとBSL1250MBTの違いは何ですか?

Bluetooth®連動機能の有無だけです。電圧-容量(10.8V-5.0Ah)、最大出力(640W)、寸法(91×74×47mm)、質量(330g)、充電時間(約30分)はすべて同一です。希望小売価格は税別で14,800円と17,000円、差額は2,200円です。

今使っている10.8Vの工具にそのまま使えますか?

HiKOKIの10.8Vスライド式であれば形状は共通ですが、公式はG1210DAとFG1210DAでは使用できないと明記しています。所有機がこの2機種に該当しないかを先に確認してください。

充電にはどの充電器が必要ですか?

公式が充電時間の基準としているのは急速充電器UC12SDLで、この場合の充電時間は約30分です。

BSL1240Mからの買い替えでどれくらい変わりますか?

HiKOKI公式は、10.8Vコードレス丸のこC1205DAでSPF材(厚さ38×長さ235mm)を押付荷重20Nで切断する条件において、BSL1240M(出力430W)に対し最大出力 約1.4倍、作業量 約2倍としています。

出典

本ページのスペックは、HiKOKI公式製品ページ「T-PWR(ティーパワー)バッテリー:BSL1250MT/BSL1250MBT」(hikoki-powertools.jp/2026年7月31日確認)の掲載値に基づきます。参考価格は同日の楽天市場の表示価格です。

関連ページ:BSL3640MVT(36V T-PWR)BSL3640MVT と BSL3650MVT の違い電動工具の選び方 完全ガイドBSL1250MBT(Bluetooth連動版)

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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