DS12DDは、10.8Vクラスのドライバドリルをブラシレスモーター化し、全長を149mmまで詰めたHiKOKIのコードレスドライバドリルです。最大締付トルクは低速約38N・m。旧型DS12DAと最大トルクは同等ながら、無負荷回転数が低速0〜440min-1・高速0〜1,700min-1へ引き上げられ、全長は166mmから17mm短縮されています。穴あけと下穴作業を10.8Vクラスで完結させたい人が対象です。
この記事のポイント
- ✓最大締付トルク 低速 約38N・m/高速 約15N・m(剛性体締付トルク)
- ✓直流ブラシレスモーター。旧型DS12DAはブラシ付きで、ここが世代差
- ✓全長149mm・質量1.1kg。10.8Vドライバドリルのクラス最短全長をうたう
- ✓20段クラッチ+キーレスチャック(最大把握径10mm)+LEDライト
本ページの数値は2026年8月2日時点のHiKOKI公式製品ページ掲載値です。仕様・価格は予告なく変更される場合があります。
DS12DD 基本スペック
| HiKOKI DS12DD 基本スペック(2026年8月2日時点・公式値) | |
|---|---|
| 電圧 | 10.8V(スライド式リチウムイオン) |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| 先端形状 | キーレスチャック 最大把握径10mm |
| 最大締付トルク | 低速 約38N・m / 高速 約15N・m(剛性体締付トルク) |
| 締付トルク(ドリルマーク時) | 低速 約36N・m / 高速 約14N・m |
| クラッチ | 20段(1:約0.6N・m/5:約1.0N・m/10:約1.9N・m/15:約3.0N・m/20:約4.0N・m) |
| 無負荷回転数 | 低速 0〜440min-1 / 高速 0〜1,700min-1 |
| ねじ締付能力 | 小ねじ ねじ径6mm / 木ねじ(下穴あり)呼び径5.8×長さ45mm |
| 穴あけ能力 | 木材 ø29mm / アルミ ø12mm / 鋼材 ø10mm |
| 機体寸法 | 149×219×74mm(全長×全高×全幅・BSL1250MT装着時) |
| 質量 | 1.1kg(BSL1250MT装着時) |
| 使用可能蓄電池 | スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ |
| 充電器/充電時間 | UC12SDL / 約30分(BSL1250MT) |
| 本体のみか否か | (NN)は本体のみ(蓄電池・充電器別売)/(2JS)(2LS)はセット品 |
| 希望小売価格(税別) | (2JS) 47,900円 / (2LS) 45,000円 / (NN) 21,100円 |
DS12DDの特徴
DS12DDの変化はトルクではなく回転数と全長に出ています。最大締付トルクは低速約38N・mでDS12DAと同値ですが、無負荷回転数は低速0〜350→0〜440min-1、高速0〜1,400→0〜1,700min-1へ上がりました。下穴あけや木材のø29mm穴あけのように回転数が作業速度を決める用途で差が出ます。
全長は166mmから149mmへ17mm短縮されています。HiKOKIは2018年11月時点・自社調べで「10.8Vコードレスドライバドリルのクラス最短全長」としています。一方で全幅は65mm→74mmへ広がっており、単純に一回り小さくなったわけではない点は押さえておきたいところです。
先端はキーレスチャック(最大把握径10mm)で、丸軸ドリルをそのまま掴めます。クラッチは20段で、1で約0.6N・m、20で約4.0N・mと細かく刻めるため、内装材や樹脂部品のねじ締めで締めすぎを避けやすい構成です。1充電あたりの作業量はBSL1250MT使用時で、木ねじ締付(低速・ドリルモード)約340本、木材穴あけ約560個、金属穴あけ約210個が公式の目安値です。
旧型DS12DAとの数値比較
最大トルクは同値、回転数はDS12DDが上、全長はDS12DDが17mm短い、という関係です。締付力を求めて買い替える機種ではなく、取り回しと回転数を取りにいく更新と捉えるのが実態に近くなります。インパクトドライバとの使い分けはDS12DAとWH12DAの比較ページが参考になります。
バッテリー互換と充電器
DS12DDで使えるバッテリー
公式の使用可能蓄電池はスライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズです。
- (2JS)=BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)×2個+充電器UC12SDL/充電約30分
- (2LS)=BSL1240M(4.0Ah)×2個+充電器UC12SL
- (NN)=本体のみ。手持ちのBSL12XXシリーズを流用する前提
⚠ 注意点
- 最大締付トルクの約38N・mは「剛性体締付トルク」(バネ性のない剛性体を全速回転からの衝撃で直接締付けた場合の測定値)です。連続的に出せる実用トルクとは異なります。
- 全長は短くなった一方、全幅は65mm→74mmへ増えています(DS12DA比)。狭い隙間への差し込みでは幅が効く場面もあります。
- 穴あけ能力は木材ø29mm・鋼材ø10mmまでです。これを超える径や、コンクリートの穴あけには対応しません。
- (NN)は本体のみで蓄電池・充電器・ケースは別売です。初めて10.8Vを導入するならセット品との総額比較が必要です。
購入先と価格
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HiKOKI[ハイコーキ] 10.8V-5.0Ah コードレスドライバドリル DS12DD (2JS)
参考価格 32,600円(2026年8月2日 楽天市場で取得・税込/価格と在庫は変動します)
よくある質問
DS12DDとDS12DAの違いは何ですか?
最大締付トルクは低速約38N・mで同じですが、DS12DDは直流ブラシレスモーターで無負荷回転数が低速0〜440min-1・高速0〜1,700min-1(DS12DAは0〜350/0〜1,400min-1)、全長149mm(DS12DAは166mm)です。トルクではなく回転数と全長の更新が中心です。
DS12DDの最大締付トルク約38N・mはどういう条件の数値ですか?
剛性体締付トルク、つまりバネ性のない剛性体を全速回転からの衝撃により直接締付けた場合の測定値です。ドリルマーク時の締付トルクは低速約36N・m/高速約14N・mと別に公開されています。
DS12DDでどのくらいの穴あけができますか?
公式の穴あけ能力は木材ø29mm、アルミø12mm、鋼材ø10mmです。1充電あたりの目安はBSL1250MT使用時で木材穴あけ約560個、金属穴あけ約210個、木ねじ締付約340本とされています。
DS12DDとWH12DDはどちらを選べばよいですか?
丸軸ドリルでの穴あけやクラッチを使った繊細なねじ締めが多いならキーレスチャックのDS12DD、長いビスの打ち込みやボルト締めが多いなら最大135N・mの打撃機構を持つWH12DDが向きます。バッテリーはどちらもBSL12XXシリーズで共通です。
この工具に使えるHiKOKIの10.8V急速充電器はUC12SDLとUC12SLの2種類です。BSL1250MTの充電時間(約30分/約75分)と冷却ファンの有無で使い勝手が変わります。違いはUC12SDLとUC12SLの比較にまとめています。
出典
- HiKOKI公式製品ページ「コードレスドライバドリル:DS12DD」https://www.hikoki-powertools.jp/products/powertools/li-ion-drill/ds12dd/ds12dd.html(2026年8月2日確認)
- 比較対象DS12DAの数値は当サイトDS12DA図鑑ページ(HiKOKI公式値)より
- 電動工具全体の選び方は電動工具の選び方 完全ガイドを参照
