WHP18DAは「静かに、長いビスまで打ちたい」人のための18V静音インパクトです。最大トルクは33N・mで10.8VのWHP12DBと同じですが、コーススレッドの対応長が22〜125mm(WHP12DBは22〜90mm)、1充電当たりの作業量も⌀4.3×65mmで約830本(同約460本)と差がつきます。全長128mmは静音クラスで業界最短をうたう寸法で、質量は1.7kgです。
この機種の要点
- ✓最大トルク33N・m/質量1.7kg/全長128mm(BSL36A18X装着時)
- ✓コーススレッド22〜125mm対応。10.8VのWHP12DB(22〜90mm)より長いビスを守備範囲に持つ
- ✓電池はマルチボルト蓄電池と18VスライドBSL18XXの両対応(BSL3620/3625/3626/3660・BSL14XXは不可)
- ✓「業界最短」「業界最速」はいずれも2024年4月現在・低騒音コードレスインパクトドライバでの当社調べ
- ✓希望小売価格は本体のみ(NN)53,000円/セット(2XPZ)107,100円(消費税別)
記載のスペック・希望小売価格は2026年8月13日時点のHiKOKI公式製品ページに基づきます。希望小売価格はすべて消費税別です。
WHP18DAのスペック(公式値)
| 項目 | WHP18DA |
|---|---|
| 電圧 | 18V(マルチボルト蓄電池・18Vスライド式に対応) |
| 最大トルク | 33N・m(336.7kgf・cm) |
| 無負荷回転数 | 弱 0〜1,000/中 0〜1,700/強 0〜2,800 min-1 |
| 打撃数 | 弱 0〜800/中 0〜1,500/強 0〜2,900/テクス 0〜1,500 min-1 |
| 質量 | 1.7kg(BSL36A18X装着時) |
| 機体寸法 | 128×243×29mm(全長×高さ×センタハイト・BSL36A18X装着時) |
| 先端形状 | 六角軸二面幅6.35mm |
| 締付能力 | 普通ボルトM5〜M10/高力ボルトM5〜M6/コーススレッド22〜125mm/小ねじ4〜8mm/テクスねじ⌀3.5〜⌀6mm |
| 使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池、18Vスライド式リチウムイオン電池(BSL18XXシリーズ) |
| 使用できない蓄電池 | BSL3620/3625/3626/3660およびBSL14XXシリーズ |
| 1充電当たりの作業量 | 木ねじ⌀4.3×65mm 約830本/⌀5.4×90mm 約360本(5.0Ahマルチボルト・ラワン材下穴なし) |
| セット構成 | 2XPZ=BSL36A18X×2個+充電器UC18YDL2+ケース/NN=本体のみ |
| 希望小売価格 | 本体のみ(NN)53,000円/セット(2XPZ)107,100円(消費税別) |
10.8VのWHP12DBとの差は「トルク」ではなく「作業量とビス長」
HiKOKIの静音インパクトは現行2機種で、最大トルクはWHP18DA・WHP12DBともに33N・mで同値です。つまり電圧の差はトルクには表れません。差が出るのは1充電当たりの作業量と、対応するコーススレッドの長さです。木ねじ⌀4.3×65mmの締付本数はWHP18DAが約830本、WHP12DBが約460本で、1.8倍前後の開きがあります。
1充電当たりの作業量(木ねじ⌀4.3×65mm・ラワン材下穴なし・本)
コーススレッドの対応長もWHP18DAが22〜125mm、WHP12DBが22〜90mmと差があります。90mmを超える長さのビスを日常的に打つなら18V、内装ビス中心で軽さ(1.3kg対1.7kg)を優先するなら10.8Vという整理になります。10.8V側の詳細はHiKOKI WHP12DBの図鑑ページを参照してください。
「静音」の根拠は公式にどう書かれているか
ここは正直に書きます。WHP18DAの公式製品ページには、騒音のdB値が記載されていません。書かれているのは「低騒音で作業環境を選ばない」という定性的な表現と、「業界最短」「業界最速」の但し書きだけです。数値で静かさを示しているのは、同じ静音シリーズでも10.8VのWHP12DB(70dB)のほうです。dBの数字で比較したい場合は、この非対称性を踏まえて判断してください。
「業界最短 全長128mm」「業界最速のねじ締めスピード」はいずれも2024年4月現在・国内電動工具メーカーにおける当社調べ(低騒音コードレスインパクトドライバ)という条件付きです。標準的なインパクトドライバを含めた比較ではありません。
バッテリーと充電器の互換
バッテリー互換の要点
- マルチボルト蓄電池と18VスライドのBSL18XXシリーズの両方が使えます。すでにHiKOKIの18V資産がある人は本体のみ(NN)を選べます。
- 公式が明記する使用不可の電池は BSL3620/3625/3626/3660 と BSL14XXシリーズ。古い36V・14.4V資産は流用できません。
- セット品(2XPZ)の付属はBSL36A18X×2個+充電器UC18YDL2+ケースです。
- マルチボルト/T-PWRの型番整理はHiKOKI マルチボルト蓄電池・T-PWRバッテリー 早見表、充電器の選び分けはHiKOKI 充電器 早見表にまとめています。
⚠ 買う前に確認したいこと
- 公式にdB値の記載はありません。「低騒音」は定性表現で、数値を示しているのは10.8VのWHP12DB(70dB)のほうです。
- 最大トルク33N・mは標準機WH36DDなど通常のインパクトドライバより大幅に低い値です。静音と引き換えの仕様と理解してください。
- 「業界最短」「業界最速」は2024年4月現在・低騒音クラス限定・当社調べ。比較の母集団が限定されています。
- 公式カタログPDFは2024年4月現在の版です。価格改定や後継機の情報は購入前に流通各社で確認してください。
購入先
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セット品(2XPZ)はマルチボルト蓄電池BSL36A18X×2個・充電器UC18YDL2・ケース付きです。18V資産をすでに持っているなら本体のみ(NN)が割安になります。
よくある質問
WHP18DAは何dB静かなのですか?
HiKOKI公式のWHP18DA製品ページには騒音のdB値が記載されていません。「低騒音で作業環境を選ばない」という定性的な表現にとどまります。数値で示されているのは同じ静音シリーズの10.8V機WHP12DB(70dB・従来製品WHP12DAとの比較・特定条件下の測定値)のほうです。
WHP12DBとWHP18DAはどちらを選ぶべきですか?
最大トルクはどちらも33N・mで同じです。差が出るのは1充電当たりの作業量(⌀4.3×65mmで約830本対約460本)とコーススレッドの対応長(22〜125mm対22〜90mm)、そして質量(1.7kg対1.3kg)です。90mmを超えるビスを打つなら18VのWHP18DA、軽さと取り回しを優先するなら10.8VのWHP12DBが向きます。
古いHiKOKIの電池は使えますか?
使えません。公式が明記しているとおり、BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660およびBSL14XXシリーズは使用できません。使えるのはマルチボルト蓄電池と18VスライドのBSL18XXシリーズです。
関連ページ・出典
- 電動工具ガイド(総合インデックス)
- HiKOKI WHP12DB(10.8V静音インパクトドライバ)
- HiKOKI インパクトドライバ 早見表
- HiKOKI マルチボルト蓄電池・T-PWRバッテリー 早見表
- 出典:HiKOKI公式製品ページ「コードレス静音インパクトドライバ WHP18DA」「同 WHP12DB」(いずれも2026年8月13日閲覧)
