HiKOKI UC18DA|180g・USB PD 65W対応の超小形充電器 スペックと急速充電器UC18YDL2との違い

HiKOKI UC18DA USB対応充電器のイラスト

UC18DAは、HiKOKIのマルチボルト/18V/14.4V蓄電池をUSB Type-Cから充電できる質量180gの超小形充電器です。ただし満充電までの時間は急速充電器の4〜6倍かかります。現場の主力充電器を置き換えるものではなく、出張・応援・車載といった「持ち歩く2台目」として最も価値が出ます。USB PD 65W出力でスマートフォンやノートPCの充電もできるため、荷物を1つ減らせるのが最大の利点です。

UC18DA の要点

  • 質量0.18kg・112×80×53mm。ベルトに掛けられる大きさで、充電器としては別格に小さい
  • マルチボルト・18V(BSL18XX)・14.4V(BSL14XX)に対応。10.8VとT-PWRの10.8V蓄電池は対象外
  • BSL36A18Xで満充電 約100分。急速充電器UC18YDL2の約25分に対し4倍かかる
  • USB PD 最大65W。Type-Cを2口備え、スマホ・タブレット・PCの充電にも使える
  • 希望小売価格 12,000円(税別)。LEDライト(300lm)と壁掛け対応も備える

本記事のスペックは2026年8月16日時点のHiKOKI公式製品ページの記載に基づきます。

目次

UC18DA のスペック(公式値)

項目UC18DA
形名UC18DA
種別USB対応充電器(USB Type-C入力)
充電可能蓄電池マルチボルト蓄電池、18Vリチウムイオン電池(BSL18XXシリーズ)、14.4Vリチウムイオン電池(BSL14XXシリーズ)
入力/出力端子(Type-C)【PD対応】5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/3.25A(最大65W)
出力端子(Type-C)5V/2.5A(最大12.5W)
外形寸法(全長×全幅×全高)112×80×53mm
質量0.18kg
使用温度範囲0〜30℃
LEDライト光束300lm/照度750lx(光源より先方0.5m)
標準付属品ACアダプタ(USB Type-C 最大出力65W)、USBケーブル(Type-C to Type-C 1m)
希望小売価格12,000円(消費税別)

注目すべきは質量0.18kgという数字です。同じ電池群に対応する急速充電器UC18YDL2は0.7kgなので、UC18DAはおよそ4分の1の重さ。ACアダプタとケーブルを合わせても、スマートフォン用の充電セットと同じ感覚で持ち歩けます。本体上部のフックでベルトに取り付けることも、壁掛けで使うこともできます。

これは「急速充電器」の置き換えではない

UC18DAを検討するうえで最初に押さえるべきは充電時間です。下のグラフは公式が公表している蓄電池ごとの満充電時間です。

UC18DA 満充電時間(分・公式値)BSL1415 (14.4V-1.5Ah)30分BSL1820M (18V-2.0Ah)40分BSL1830C (18V-3.0Ah)60分BSL1840M (18V-4.0Ah)80分BSL36A18X (36V-2.5Ah)100分BSL1460 (14.4V-6.0Ah)120分BSL36B18X (36V-4.0Ah)160分

同じ蓄電池を急速充電器UC18YDL2で充電した場合の公式値は、BSL1820Mが約20分、BSL36A18Xが約25分、BSL36B18Xが約40分です。UC18DAはBSL36A18Xで約100分、BSL36B18Xで約160分なので、大容量のマルチボルト蓄電池ほど差が開き、おおむね4倍の時間がかかります。

つまりUC18DAは、現場で電池を回しながら使う主力充電器としては力不足です。逆に、宿泊を伴う出張や応援作業、車の中で夜間に充電しておくといった「時間はあるが荷物は減らしたい」場面では、0.7kgの急速充電器を持たずに済む分だけ明確に有利になります。他の充電器との位置づけはHiKOKI充電器の早見表で確認できます。

USB PD 65Wで何ができるか

UC18DAの入力/出力端子はUSB PD対応で、5V/3A・9V/3A・15V/3A・20V/3.25A(最大65W)に対応します。この端子はACアダプタからの入力を受けるだけでなく、出力にも使えるため、スマートフォンの急速充電やタブレット・ノートPCへの給電が可能です。Type-C端子は2口あり、もう一方は5V/2.5A(最大12.5W)の出力専用です。

現場で使うなら、ACアダプタ1個で工具の電池とスマートフォンの両方をまかなえるのが実利です。ただし公式が明記しているとおり、蓄電池を充電しながらPD端子でスマートフォンを急速充電することはできません。

⚠ 買う前に確認したいこと

  • 蓄電池の充電中は、PD端子でのスマホ急速充電はできません。同時に使えるのは12.5W側の出力端子です。
  • 使用温度範囲は0〜30℃。UC18YDL2の-10〜40℃より狭く、真夏の車内や厳寒期の屋外には向きません。
  • 10.8V系の蓄電池は充電できません。BSL1250MTなどのT-PWR 10.8V蓄電池も対象外です。
  • USB機器の種類によっては充電できない場合があると公式が注記しています。

対応する蓄電池・対応しない蓄電池

バッテリー互換情報(UC18DA)

充電できる:マルチボルト蓄電池(BSL36A18X/BX/B、BSL36B18X/BX/B ほか)/18Vリチウムイオン電池 BSL18XXシリーズ(BSL1820M、BSL1830C、BSL1840M、BSL1850C ほか)/14.4Vリチウムイオン電池 BSL14XXシリーズ(BSL1415、BSL1420、BSL1460 ほか)

充電できない:10.8V系の蓄電池(BSL12XXシリーズ、T-PWRのBSL1250MT/BSL1250MBTを含む)/3.6V系(BCL350T)

対応範囲はマルチボルト・18V・14.4Vの3系統で、これは据置きの急速充電器UC18YDL2と同じです。どの蓄電池がどのシリーズに属するかはマルチボルト蓄電池の早見表にまとめています。

ネット上の評判まとめ

実機レビューで評価が一致しているのは「充電の速さ」ではなく「AC電源の急速充電器を持ち出さずに済むこと」です。以下は2026年8月16日時点で確認できた公開レビューの要約で、モノ図鑑による実機テストではありません。数値は各レビューの記載とHiKOKI公式値が一致するものだけを採用しています。

評価されている点

  • ACコンセントを探さずに蓄電池を回復できる:車載のブロワやワークライト用の予備電池をType-C電源から充電できる点を、現場ユーザーが最大の利点に挙げています(湘南ユーテック)。
  • 付属ACアダプタが最大65WのPD対応:スマートフォンやノートPCの急速充電器としてもそのまま使え、Type-C to Cケーブルも同梱のため買ってすぐ使えます(電動工具なび)。
  • 実測178g:カタログ値0.18kgとほぼ一致し、工具バッグのポケットに入るサイズと評価されています(電動工具なび)。
  • 300lmのLEDライトが実用的:夜間の積み下ろしや暗所確認の応急灯として十分で、USB給電と同時点灯もできます(湘南ユーテック/電動工具なび)。

指摘されている点

  • 充電時間は急速充電器の2〜4倍:BSL36A18XでUC18DAが約100分、UC18YDL2は約25分。「USBアダプタに充電機能が付いている」程度に捉えるべきと整理されています(電動工具なび)。
  • PD対応・45〜65Wクラスの充電器が必要:USB-Aの充電器や低出力の安価な充電器では蓄電池を充電できません(湘南ユーテック)。
  • 2口のType-Cは性能が別物:刻印は「IN/OUT PD65W」と「OUT 5V 2.5A」で、見た目が同じため挿し間違えやすいという指摘があります(電動工具なび)。
  • 付属ACアダプタはプラグを折りたためない:持ち運び時にプラグが出たままになる点が惜しいとされています(電動工具なび)。
  • 使用温度範囲は0〜30℃:真夏の車内に置いたままの充電は避けるよう注意が促されています(公式値/電動工具なび)。

出典はいずれも個人・法人が公開している実機レビューで、使用条件は各筆者の環境に依存します。UC18DAを「急速充電器の代わり」と見ると評価は下がり、「持ち出せる給電手段+非常用の充電手段」と見ると評価が上がる点で、両レビューの結論は一致しています。

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よくある質問

UC18DAは10.8Vの蓄電池を充電できますか?

充電できません。公式が挙げている充電可能蓄電池はマルチボルト蓄電池、18VのBSL18XXシリーズ、14.4VのBSL14XXシリーズの3系統です。BSL1250MTなど10.8VのT-PWR蓄電池は対象外で、10.8V用にはUC12SDLなど別の充電器が必要です。

急速充電器UC18YDL2の代わりになりますか?

充電時間を見ると代わりにはなりません。BSL36A18Xの満充電はUC18YDL2が約25分、UC18DAが約100分。BSL36B18Xでは約40分に対し約160分です。主力の充電器は据置きの急速充電器に任せ、UC18DAは持ち歩く2台目として使うのが現実的です。

蓄電池を充電しながらスマートフォンも充電できますか?

PD対応端子での急速充電は併用できません。公式は「蓄電池を充電しながらスマホの急速充電、パソコン・タブレットへの充電はできません」と明記しています。Type-C端子は2口あるため、5V/2.5A(最大12.5W)の出力端子側であればスマートフォンの充電に使えます。

UC18DAの重さと大きさはどれくらいですか?

質量0.18kg、外形寸法は112×80×53mmです。同じ蓄電池群に対応する急速充電器UC18YDL2が0.7kgなので、およそ4分の1の重さです。本体上部のフックでベルトに掛けたり、壁掛けで使うこともできます。

出典

  • HiKOKI公式 製品ページ「USB対応充電器 UC18DA」(2026年8月16日確認)
  • HiKOKI公式 製品ページ「急速充電器 UC18YDL2」(2026年8月16日確認)
  • HiKOKI公式「プロ用工具一覧/リチウムイオンコードレス製品」(2026年8月16日確認)
  • 湘南ユーテック合同会社「HIKOKI 新型充電器 UC18DAがすごい!USB でマルチボルト36vが充電可能に!」記事を見る(2026年8月16日確認)
  • 電動工具なび「【HiKOKIバッテリーでPCが充電できる】UC18DAレビュー」記事を見る(2026年8月16日確認)

HiKOKIをはじめとする電動工具の選び方は電動工具の選び方ガイドにまとめています。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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