HiKOKIの急速充電器は「どれでもマルチボルト蓄電池が充電できる」点は共通で、実際に違うのは充電にかかる時間です。同じBSL36A18X(36V-2.5Ah)を満充電するのに、最速のUC18YDL2/UC36YSL2は約25分、最安のUC18YKSLは約150分。価格差18,600円に対して充電時間は6倍という開きがあります。予備バッテリーを何本回すかで、選ぶべき1台が決まります。
この記事でわかること
- ✓ 主要6機種の充電時間を「BSL36A18X 満充電」の同一条件で横並び比較
- ✓ 最速は約25分(UC18YDL2/UC36YSL2)、最遅は約150分(UC18YKSL)
- ✓ 冷却ファンの有無・使用温度範囲・USB端子・質量の差
- ✓ 2ポートのUC18YDMLだけが持つ静音モードの実力
- ✓ 背負式電源BL36200まで充電できるのはUC36YSL2だけ
掲載スペックはすべてHiKOKI公式製品ページの値です(2026年8月10日時点)。希望小売価格は消費税別、蓄電池は別売。
急速充電器 6機種 早見表
| 形名 | ポート数 | BSL36A18X 満充電 | BSL36B18X 満充電 | BSL1820M 満充電 | USB端子 | 質量 | 冷却 | 使用温度範囲 | ブザー音 | 希望小売価格 (税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| UC36YSL2 | 1 | 約25分 | 約40分 | 約20分 | — | 0.8kg | ファン付 | -10〜40℃ | あり | 30,200円 |
| UC18YDML | 2 | 約25分 | 約40分 | 約20分 | 5V / 2.1A | 0.8kg | ファン付 | -10〜40℃ | あり | 24,500円 |
| UC18YDL2 | 1 | 約25分 | 約40分 | 約20分 | 5V / 2.1A | 0.7kg | ファン付 | -10〜40℃ | あり | 22,200円 |
| UC18YSL3 | 1 | 約32分 | 約52分 | 約20分 | 5V / 2A | 0.6kg | ファン付 | -10〜40℃ | あり | 19,600円 |
| UC18YFSL | 1 | 約75分 | — | 約30分 | — | 0.5kg | ファン付 | 0〜40℃ | なし | 17,000円 |
| UC18YKSL | 1 | 約150分 | — | 約60分 | — | 0.35kg | 非対応 | 0〜40℃ | なし | 11,600円 |
出典:HiKOKI公式製品ページ(2026年8月10日確認)。「—」は当該蓄電池の充電時間が公式に記載されていない、または非搭載であることを示します。UC18YDMLの充電時間は通常モードの満充電100%の値です。
同じバッテリーで比べると充電時間は6倍違う
BSL36A18X(36V-2.5Ah)を満充電するのにかかる時間
差を生んでいるのは冷却ファンの有無と出力電流です。UC18YKSLだけは冷却が「非対応」で、使用温度範囲も0〜40℃と狭い。バッテリーを冷やしながら大電流を流せないため、大容量の36V機になるほど時間が伸びます。逆にUC18YDL2以上のクラスはファン冷却+使用温度範囲−10〜40℃で、冬場の現場でも公表値どおりに回せます。
上位3機種の違いはどこにあるのか
UC36YSL2・UC18YDML・UC18YDL2は充電時間が同じ(BSL36A18Xで約25分)です。選び分けは充電時間ではなく次の3点になります。
UC36YSL2|30,200円
6機種で唯一背負式電源BL36200と36V(BSL36××)に対応。USB端子は非搭載。特殊な電源を持っているならこれ一択。
UC18YDML|24,500円
唯一の2ポート。10.8V(BSL12××)にも対応し、最大出力電流12.0A。夜間に使える静音モードを持つ。
UC18YDL2|22,200円
最速クラスでいちばん安く軽い(0.7kg)。USB 5V/2.1A付き。1ポートで足りるならコストパフォーマンスが最も高い。
静音モードは「時間と引き換え」で使うもの
2ポートのUC18YDML(S)が持つ静音モードは、冷却ファンを停止して動作音を抑える機能です。ただし公式値ではBSL36A18Bの満充電が通常モード約25分に対して静音モードでは約104分、BSL36B18Bなら約40分が約166分になります。住宅地の早朝・夜間に充電する場合の逃げ道であって、常用するモードではありません。1ポートと2ポートの実際の使い分けはUC18YDL2とUC18YDML(S)の比較で詳しく整理しています。
充電できる蓄電池の範囲
⚠ 選ぶ前に確認したいこと
- UC18YKSLは冷却非対応・使用温度範囲0〜40℃です。真夏の車内や連続充電では公表値より時間が伸びます。
- 掲載の充電時間はすべて公式の目安値で、蓄電池の温度や劣化状態によって長くなります。
- UC18YDMLの静音モードは冷却ファンが停止するため、充電時間が通常モードの約4倍になります。
- 希望小売価格は予告なく変更される場合があります(2026年8月10日時点)。
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BSL36A18X 満充電 約25分の最速クラス。USB充電端子付
同じく約25分。背負式電源BL36200まで充電できるのは本機だけ
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価格は変動します。購入前に販売ページで最新の価格・純正品かどうかを必ずご確認ください。
よくある質問
どの充電器が一番速いですか?
BSL36A18X(36V-2.5Ah)の満充電で比べると、UC18YDL2・UC18YDML・UC36YSL2の3機種が約25分で最速です。BSL36B18X(36V-4.0Ah)でも約40分で並びます。この3機種の間に充電時間の差はなく、選び分けはポート数・対応バッテリーの範囲・価格で決まります。
一番安いUC18YKSLでも問題なく使えますか?
マルチボルト蓄電池も充電できるので「使える」かどうかで言えば使えます。ただし冷却が非対応で、BSL36A18Xの満充電に約150分かかります(UC18YDL2の6倍)。バッテリー1本を使い切ってから充電する使い方だと待ち時間が長すぎるため、予備バッテリーが2本以上ある人向けです。
UC36YSL2とUC18YDL2はどちらを選ぶべきですか?
充電時間は同じです。背負式電源BL36200や36V(BSL36××シリーズ)を持っているならUC36YSL2、持っていないならUC18YDL2で十分です。価格差は税別8,000円で、UC18YDL2のほうが0.1kg軽くUSB端子(5V/2.1A)も付いています。
出典
- HiKOKI公式 蓄電池・充電器 製品ページ(UC36YSL2/UC18YDML/UC18YDL2/UC18YSL3/UC18YFSL/UC18YKSL)2026年8月10日確認
- 本記事の充電時間・対応蓄電池・質量・冷却方式・使用温度範囲・希望小売価格はすべて上記の公式ページに掲載された値です。
電動工具の選び方の全体像は電動工具ガイドにまとめています。
