バッテリーは単体で買取相場表に載っており、工具本体を手放さなくても売れます。ただし金額を決めるのは容量と状態で、同じ18Vでも1.5Ahと6.0Ahでは3倍の開きがあります。この記事は買取業者が公開している相場表と買取実績をもとに、バッテリー単体の値付けがどう決まるのかを整理したものです。
この記事の要点
- ✓バッテリー単体でも買取相場表に載る。40Vmaxの大容量ほど高く、BL4080Fは22,000円の掲載
- ✓同じ18VでもBL1860Bは9,000円、BL1815は3,000円と容量差がそのまま金額差になる
- ✓相場表の金額は「新品買取」。中古の実績額は同じ型番でも数千円台まで落ちる
- ✓端子のグリスが延びている、経年劣化があるものは未使用でも新品扱いにならない
- ✓フリマの落札は幅が非常に広く、まとめ売りや訳あり品が平均値を歪めている
本記事の金額は2026年9月13日時点で各社が公開している相場表・買取実績・落札集計から取得したものです。買取価格は業者・在庫・時期・現物の状態で変動し、記載額での買取を保証するものではありません。
マキタ純正バッテリーの買取相場一覧
| 型番 | 電圧 | 容量 | 新品買取額 |
|---|---|---|---|
| BL4080F | 40Vmax | 8.0Ah | 22,000円 |
| BL18120 | 18V×2相当 | 12.0Ah | 18,000円 |
| BL4050F | 40Vmax | 5.0Ah | 17,000円 |
| BL4040F | 40Vmax | 4.0Ah | 14,000円 |
| BL1890 | 18V | 9.0Ah | 13,000円 |
| BL4040 | 40Vmax | 4.0Ah | 12,000円 |
| BL4025F | 40Vmax | 2.5Ah | 9,000円 |
| BL1860B | 18V | 6.0Ah | 9,000円 |
| BL4025 | 40Vmax | 2.5Ah | 7,000円 |
| BL4020 | 40Vmax | 2.0Ah | 6,000円 |
| BL1830B | 18V | 3.0Ah | 4,000円 |
| BL1040B | 10.8V | 4.0Ah | 3,500円 |
| BL1815 | 18V | 1.5Ah | 3,000円 |
| BL1015 | 10.8V | 1.5Ah | 1,500円 |
最上位はBL4080Fの22,000円、次いで18V×2本相当のBL18120が18,000円です。10.8VのBL1015は1,500円で、同じ純正でも14倍以上の差があります。工具本体を売るかどうかとは別に、手元の電池が何Ahかを先に確認しておく価値はあります。
40Vmaxは容量にほぼ比例して上がる
40VmaxのFシリーズ(急速充電対応)を並べると、2.0Ahの6,000円から8.0Ahの22,000円まで容量にほぼ比例しています。同じ2.5AhでもBL4025Fが9,000円、BL4025が7,000円と、急速充電対応の有無で2,000円の差がついている点も相場表から読み取れます。40Vmaxの充電器側の型番差はマキタ 40Vmax充電器 早見表にまとめています。
バッテリー互換の前提
- マキタは18Vと40Vmaxでスロット形状が異なり、相互に装着できません。40Vmax機を売って18V機を残す場合、バッテリーの行き先も分かれます。
- 18V用のBL18シリーズは同じ18V工具間で使い回せるため、工具本体を手放しても手元に残す選択が成立します。
- HiKOKIのマルチボルトは18V機と36V機の両方で使えますが、公式が非対応と指定する組み合わせがあります(BSL36B18Xが使えない機種)。
「新品買取」の額は中古には当てはまらない
相場表の列見出しは「新品買取」です。同じBL1860Bでも、販路と状態が変わると額は大きく動きます。
リツールの新品買取が9,000円であるのに対し、リライズが公開している2026年7月11日の店頭買取実績は中古のBL1860Bで4,000円でした。一方、オークファンが集計したヤフオクの落札平均は16,045円ですが、これは最安1円から最高195,800円までを含む平均で、まとめ売りや複数本セットが混ざっています。3つの数字は状態も販路も違うため、そのまま比較して「オークションが得」とは言えません。
⚠ 劣化したリチウムイオン電池の扱い
膨張・変形・液漏れ・異常発熱があるバッテリーは買取対象外になるだけでなく、通常のごみとして処分できません。マキタ製品は一般社団法人JBRCの回収ルートが案内されています。買取に出せない個体は、販売店またはJBRC協力店の回収ボックスへ持ち込んでください。
売る前に確認する3点
①型番と容量を本体ラベルで確認する/BL1860BとBL1860、BL4025FとBL4025のように、末尾1文字で相場表の行が変わります。ラベルの印字が消えかけている個体は査定で不利になります。
②端子まわりの状態を見る/グリスの延び、端子の変色、爪の欠けは新品扱いを外れる要因として明示されています。清掃で落ちる汚れは落としておくのが無難ですが、端子を無理に磨くのは避けてください。
③工具本体と一緒に出すか分けるか決める/セット品として売ると本体のみとの差は18,000〜26,000円になります(マキタの電動工具は売れるのか)。電池を手元に残す場合、その差額が実質的なコストになります。
査定の申し込みは各買取業者の公式サイトから宅配・出張・店頭のいずれかを選ぶ形になります。本サイトは買取業者との提携を行っていないため、特定の業者への誘導は行いません。工具全体の選び直しは電動工具の選び方ガイドを参照してください。
買い替え用バッテリーを探す
現行バッテリーの実売価格を確認する
売却額と買い替え費用の差を見るために、純正バッテリーの実売価格を並べておくと判断が早くなります。
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よくある質問
バッテリーだけでも買い取ってもらえますか?
買い取っている業者があります。リツールの相場表にはバッテリー単独の行があり、マキタBL4080F 22,000円、BL18120 18,000円、BL1860B 9,000円などが掲載されています(2026年9月13日取得・新品買取)。工具本体とセットでなければ受け付けない、という条件は相場表上には見当たりません。
劣化したバッテリーはどう判定されますか?
業者側は外観と状態で新品・未使用品・中古を区分します。リツールは「バッテリー端子のグリスが延びているものは新品として取り扱えない」「購入後使用していなくても経年劣化が見られるものは新品として扱えない」と明記しています。充電回数そのものより、見て分かる使用痕と経年が判定材料になります。
18Vと40Vmaxではどちらが高く売れますか?
2026年9月13日時点の相場表では40Vmaxの大容量が上位です。BL4080F(8.0Ah)22,000円に対し、18Vの最上位級BL1890(9.0Ah)は13,000円、BL1860B(6.0Ah)は9,000円でした。ただし18Vは対応工具の母数が多く、容量の小さいBL1815でも3,000円の掲載があります。
フリマやオークションのほうが高く売れますか?
落札額の平均だけを見ると高く出ることがありますが、幅が非常に広い点に注意が必要です。オークファンの集計ではマキタBL1860Bの落札が最安1円・最高195,800円・平均16,045円と、まとめ売りやジャンク品が同じ集計に入っています。個人間取引は動作保証や返品対応の責任も自分で負うため、金額だけで比較できません。
出典
・リツール「本日の工具買取相場表」バッテリー欄および注意事項(2026年9月13日取得)
・リライズ「マキタ(makita) リチウムイオンバッテリー 18V/6.0Ah BL1860B」買取実績(2026年7月11日 市川行徳店・2026年9月13日取得)
・オークファン「マキタ BL1860B 中古」落札相場集計(2026年9月13日取得)
・バッテリー容量・電圧は株式会社マキタ公式サイトの製品仕様
