マキタの 40Vmax(XGT)用充電器は現行 5型番。選択軸は「充電の速さ」「同時に何本挿せるか」「電源を選ばないか」の3つだけです。急速タイプ(DC40RA/DC40RB)と通常タイプ(DC40WB/DC40WA)では、BL4025 のフル充電で約28分と約130分という 4.6倍の差があります。ここでは 5型番を1枚の表で並べ、どれを買うべきかを用途から逆引きできるようにしました。
- ✓「R」が急速、「W」が通常。同じ BL4025 でフル充電 約28分 対 約130分と差が大きい
- ✓「40RB/40WA」は2口。2本を同時に充電しても1本ずつと同じ時間で終わる
- ✓18V・14.4V も充電したいなら DC40RA/DC40RB+別売 ADP10 の組み合わせだけが公式に記載されている
- ✓USB 機器への給電ができるのは DC40RB(Aタイプ×1・出力2.4A)のみ
- ✓コンセントのない現場なら DC40SA(USB-PD 入力の車載型)が唯一の選択肢
- ✓標準小売価格は 11,900円〜35,900円(税別)とレンジが広い
数値はすべてマキタ公式サイトの製品ページに掲載された値で、2026年8月28日時点のものです。
40Vmax 充電器 5型番 早見表
| 型番 | 商品名 | 口数 | BL4025 フル充電 |
BL4080F フル充電 |
18V対応 | USB給電 | 価格(税別) | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DC40RA | 40Vmax 急速充電器 | 1口 | 約28分 | 約76分 | △ ADP10 | × | 19,500円 | Amazon |
| DC40RB | 40Vmax 2口急速充電器 | 2口 | 約28分 2本同時 | 約76分 2本同時 | △ ADP10 | ◯ | 35,900円 | Amazon |
| DC40WB | 40Vmax 充電器 | 1口 | 約130分 | 約420分 | × | × | 11,900円 | Amazon |
| DC40WA | 40Vmax 2口充電器 | 2口 | 約130分 2本同時 | 約420分 2本同時 | × | × | 15,200円 | Amazon |
| DC40SA | 40Vmax 自動車用充電器 | USB-C×1 | 約65分 100W入力 | 約205分 100W入力 | △ ADP10 | × | 18,500円 | Amazon |
急速(R)と通常(W)で充電時間はここまで違う
型番の3文字目が選択の分かれ目です。R=急速、W=通常で、同じバッテリでも所要時間が 4〜5倍変わります。8.0Ah の BL4080F では、急速の約76分に対し通常は約420分。半日仕事の合間に1本回すつもりが、翌朝まで終わらないという差になります。
価格差は DC40RA 19,500円と DC40WB 11,900円で 7,600円(税別)。1日に2回以上バッテリを充電し直す使い方なら、この差額は初日で回収できます。逆に、夜のあいだに充電しておけば足りる家庭用途では、通常タイプで実害はありません。
2口機は「2本同時でも1本ぶんの時間」で終わる
誤解しやすいのが2口機の充電時間です。DC40RB と DC40WA は2本同時に挿しても、公式の表記時間が1口機と同じになっています(DC40RB の BL4025 は約28分・2本同時、DC40WA は約130分・2本同時)。つまり単純に処理量が2倍で、待ち時間は増えません。バッテリを3本以上運用しているなら、1口機を2台買うより2口機1台のほうが設置スペースもコンセントも節約できます。
ただし価格の刻みは素直ではありません。DC40RB の 35,900円は DC40RA の 19,500円ちょうど2台ぶんに近く、コスト面の妙味は薄い。一方 DC40WA の 15,200円は DC40WB 11,900円の 1.28倍で済むため、通常タイプなら2口機のコストパフォーマンスが明確に高いという逆転が起きています。
18V・14.4V も充電したいときの組み合わせ
| 組み合わせ | 使える? | ポイント |
|---|---|---|
| 5型番すべて + 40Vmax バッテリ | ◯ | BL4020/BL4025/BL4040・BL4040F/BL4050F/BL4080F・BL4080H が各製品の充電時間表に記載されている |
| DC40RA・DC40RB + 18V/14.4V | △ | 別売の互換アダプタ ADP10 が必要。公式表には BL18120(フル約70分)・BL1890(約59分)・BL1860B/BL1460B(約40分)が記載 |
| DC40SA + 18V/14.4V | △ | ADP10 が必要。ADP10 使用時のスペックは DC18SJ のページを参照するよう公式が案内している |
| DC40WB・DC40WA + 18V/14.4V | × | 公式の充電時間表に 18V/14.4V の欄がなく、ADP10 併用の記載もない |
| ライトバッテリ | × | ADP10 を使っても対象外 |
ここが 40Vmax 充電器選びで最も見落とされるポイントです。「安いほうでいいや」で DC40WB を買うと、18V 機のバッテリは一切充電できません。18V と 40Vmax を併用しているなら、多少高くても急速タイプ(R)を選ぶ理由がここにあります。アダプタ側の詳細は マキタ ADP10 の図鑑ページ、18V 側の充電器選びは マキタ 18V・14.4V充電器 6機種横断比較 にまとめています。
DC40RAとDC40WBの違い|1口機どうしの差は充電時間4.6倍と7,600円
1口の40Vmax充電器はこの2型番です。口数もサイズ感も近いのに、フル充電の所要時間が4.6〜5.5倍違います。型番3文字目のR(急速)とW(通常)が、そのまま待ち時間の差になります。
| 項目 | DC40RA(急速) | DC40WB(通常) |
|---|---|---|
| 口数 | 1口 | 1口 |
| BL4025(2.5Ah)フル充電 | 約28分 | 約130分 |
| BL4080F(8.0Ah)フル充電 | 約76分 | 約420分 |
| 18Vバッテリの充電 | △ ADP10使用時 | × |
| USB給電 | × | × |
| 価格(税別) | 19,500円 | 11,900円 |
差額は7,600円(税別)。8.0AhのBL4080Fで比べると約76分と約420分=5.5時間差で、通常充電器は夜のあいだに1本回す使い方が前提になります。1日に2本以上を充電し直すならDC40RA、夜間充電で足りるならDC40WBが妥当な線引きです。18Vのバッテリも同じ充電器で扱いたい場合は、アダプタADP10に対応するDC40RAのみが選択肢になります。
DC40WAとDC40RBの違い|2口機の差は20,700円とUSB給電の有無
2口タイプもR(急速)とW(通常)で分かれます。どちらも2本同時に挿しても1本ぶんの時間で終わる設計は共通で、違うのは1本あたりの速さと付帯機能です。
| 項目 | DC40RB(2口・急速) | DC40WA(2口・通常) |
|---|---|---|
| BL4025(2.5Ah)2本同時 | 約28分 | 約130分 |
| BL4080F(8.0Ah)2本同時 | 約76分 | 約420分 |
| 18Vバッテリの充電 | △ ADP10使用時 | × |
| USB給電 | ◯ | × |
| 価格(税別) | 35,900円 | 15,200円 |
価格差は20,700円(税別)と大きく、1口機どうしの7,600円差とは判断の重みが変わります。DC40RBは急速・USB給電・ADP10対応を1台にまとめた最上位で、複数人で工具を回す現場向け。夜間にまとめて充電できる使い方なら、同じ2口でもDC40WAで実害は出ません。
用途から選ぶなら
- 18V 機を持っているか:持っているなら DC40WB/DC40WA は候補から外れる
- 1日に何回充電し直すか:2回以上なら急速タイプ(R)一択
- バッテリは何本あるか:3本以上なら2口機(DC40RB/DC40WA)を検討する
- 電源はあるか:コンセントのない現場が主戦場なら DC40SA。ただし 60W 以上を1ポートで出せる電源アダプタが別途必要
屋外機と組み合わせる前提なら、その機械がどれだけバッテリを消費するかも一緒に見ておくと本数と充電器の過不足が読めます。たとえば マキタ MUC032G 充電式チェンソー のような連続稼働機では、通常タイプ1台では回りません。
ネット上の評判まとめ【2026年9月時点】|「充電が早い」で一致、指摘は電源環境と設置スペース
5型番のうち、購入者レビューがまとまった数で確認できたのは DC40RA だけです。ここでは工具通販ビルディの確認済み購入者レビュー10件(総合4.9/5)と、Amazonレビューを紹介したメディア記事をもとに、実際に挙がっている声だけを整理します。星の平均を並べるのではなく、繰り返し出てくる論点に絞りました。
- とにかく充電が早い/「充電時間も早くとても使いやすい」(ビルディ 2024-08-25)
- ブロワ用途で「充電が早い」と評価。充電完了を知らせるメロディも好評(ビルディ 2025-08-02)
- 「充電完了までがとにかく早い。仕事の効率が劇的に上がった」(All About が紹介したAmazonレビュー)
- 冷却ファンの音は従来モデルより静かになったと感じる、現場でも気にならないという声(同上)
- 10件中9件が★5、動作不良の報告は0件(ビルディ 2026年9月5日閲覧)
- 発電機での使用は不可と表記されているため「AC電源がない現場では苦労しそう」(ビルディ 2025-11-13)
- 「本体に少し厚みがあり場所は取る。性能とのトレードオフ」(All About が紹介したAmazonレビュー)
- 充電器単体としては価格が高いという指摘(同上の趣旨)
- DC40RB/DC40WB/DC40WA/DC40SA は、型番専用のレビューがまとまった数で確認できなかった
① 母数はビルディ10件+メディア紹介の数件で、統計として扱える量ではありません。
② 販売店のレビュー欄には、同時購入した工具本体の感想が混ざります(「新築の床30坪を張り終えた」「マキタブロワーは思ったとおり」など、充電器の評価ではない投稿が10件中2件ありました)。充電器そのものへの言及だけを上に採りました。
③ 「発電機NG」は購入者の投稿にある表記で、電源環境の制約として重要です。実際の可否は必ず取扱説明書とマキタ公式でご確認ください。
④ レビュー内容と件数は変動します(閲覧日 2026年9月5日)。
主要2型番の購入先
DC40RA(急速・18V も充電できる主力)
DC40WB(最安・40Vmax 専用)
車載型の DC40SA については DC40SA の図鑑ページ で入力電力別の充電時間まで掘り下げています。
よくある質問
マキタ 40Vmax の充電器はどれが一番速いですか?
急速タイプの DC40RA と DC40RB が同率で最速です。どちらも BL4025 をフル充電で約28分、実用充電で約19分、8.0Ah の BL4080F/H でもフル約76分です。通常タイプの DC40WB・DC40WA は BL4025 でフル約130分、BL4080F/H で約420分なので、4.6倍から5.5倍の差があります。
2口の充電器は2本挿すと1本あたりの時間が延びますか?
公式の表記上は延びません。DC40RB は BL4025 をフル約28分(2本同時)、DC40WA は約130分(2本同時)と記載されており、いずれも1口機の同容量バッテリと同じ時間です。
DC40WB や DC40WA で 18V のバッテリを充電できますか?
公式の充電時間表に 18V・14.4V の欄がなく、互換アダプタ ADP10 併用の記載もありません。18V を充電したい場合は DC40RA・DC40RB・DC40SA のいずれかと ADP10 を組み合わせてください。
一番安い 40Vmax 充電器はどれですか?
標準小売価格では DC40WB の 11,900円(税別)が最安です。次いで DC40WA が 15,200円、DC40SA が 18,500円、DC40RA が 19,500円、DC40RB が 35,900円と続きます。ただし DC40WB は充電が遅く 18V にも対応しないため、価格だけで選ぶと使い勝手が大きく落ちます。
USB でスマートフォンを充電できる充電器はありますか?
DC40RB のみ USB 機器の充電に対応しています(Aタイプ×1・出力電流2.4A)。DC40SA は USB Type-C を備えますが入力専用で、公式に「本製品からスマートフォン等への充電はできません」と明記されています。
出典
- 株式会社マキタ 公式サイト「40Vmax充電器」一覧ページ(DC40RA・DC40RB・DC40WB・DC40WA の価格・仕様・充電時間、2026年8月28日確認)
- 株式会社マキタ 公式サイト「DC40SA」製品ページ(2026年8月28日確認)
- 工具通販ビルディ「マキタ 40Vmaxバッテリ用 急速充電器 DC40RA」商品ページ 確認済み購入者レビュー10件・総合4.9(2026年9月5日閲覧)
- All About ニュース「【Amazonで高評価の充電器】マキタ「DC40RA」は急速充電と冷却性能が魅力!現場で支持される理由とは?」(2026年3月11日公開・2026年9月5日閲覧)
マキタ・HiKOKI の型番を横断で探すときは 電動工具の選び方 完全ガイド の図鑑索引からたどれます。
