HiKOKI BSL36B18Xが使えない製品と条件付きの製品|公式互換表の読み方

HiKOKI 新マルチボルト蓄電池 BSL36A18X・BSL36B18X の互換性を示すイラスト

HiKOKIの新マルチボルト蓄電池(BSL36A18X・BSL36B18X・BSL36A18BX・BSL36B18BX)は「ほぼ全機種で使える」わけではありません。公式の互換表を機種側から読み直すと、B系(BSL36B18X/BSL36B18BX/BSL3640MVT/BSL3640MVBT)は24機種が無条件の「使用可」ではなく、うち3機種は使用不可です。A系(BSL36A18X/BSL36A18BX)は例外が3機種だけで、A系のほうが対応範囲は広いという結論になります。

この記事の結論

  • B系(BSL36B18X系・BSL3640MVT系)が完全に使用不可なのは、ファン UF18DSAL/ラジオ UR18DSDL/高圧洗浄機 AW18DBL の3機種。
  • B系はさらに13機種が「新マルチボルトバッテリー対応」の表示がある個体に限り使用可(公式表の◆)。丸のこC3605DA系や集じん機RP3608DA系が該当する。
  • A系(BSL36A18X・BSL36A18BX)で例外があるのは3機種だけ。迷ったらA系のほうが対応範囲は広い
  • 14.4Vスライド式専用機(DH14DBL・DN14DSL・WH14DBなど9系統)は、X系を含むマルチボルト全種が使えない。

本記事の対応可否はHiKOKI公式「リチウムイオン電池・製品の互換性」(PDF)にもとづく2026年9月11日時点の内容です。同じ形名でも生産時期により表示が異なる場合があるため、最終判断は本体・取扱説明書の表示で行ってください。

目次

公式互換表の記号の意味

HiKOKIの互換表は「●か×か」の2択ではなく、5種類の記号で条件を分けています。ここを読み違えると「表に載っているのに付かない」が起きます。

記号意味購入前の判断
使用可条件なしで装着・使用できる
「新マルチボルトバッテリー対応」の表示があれば使用可ケース/梱包箱のラベル、または本体の製番末尾の「X」を確認する
HiKOKIブランドのみ互換性あり日立工機ブランド時代の個体では使えない可能性がある
BSL3640MVT/BSL3640MVBTは使用不可スライド式のX系(BSL36A18X等)は使用可
使用不可装着できない、または対応外

とくに◆は「機種としては対応しているが、個体によっては非対応」という意味です。中古やセット品を買うときに事故が起きやすいのはこの区分です。

新マルチボルトX系が使用不可・条件付きになる製品一覧

完全に使用不可(-)の3機種

B系(BSL36B18X/BSL36B18BX/BSL3640MVT/BSL3640MVBT)が使えず、A系なら使える(または条件付きで使える)のは次の3機種です。

形名製品名A系
BSL36A18X/BX
B系
BSL36B18X/BX・3640MVT/BT
UF18DSALファン● 使用可- 使用不可
UR18DSDLラジオ◆ 対応表示があれば可- 使用不可
AW18DBL高圧洗浄機● 使用可- 使用不可

「新マルチボルトバッテリー対応」の表示が必要(◆)の13機種

いずれもB系のみが◆で、A系は●(無条件で使用可)です。B系を後から買い足す場合はこの一覧を先に確認してください。

形名製品名A系B系
VB3616DA鉄筋カットベンダ
CR36DYAパイプソー
UB18DBワークライト
UB18DAサーチライト
US18DAスピーカ
UV3628DAコンクリートバイブレータ
UM36DAかくはん機
CS3630DB/CS3635DBチェンソー
RP3608DA/RP3608DB集じん機
C3605DA丸のこ
C3605DC丸のこ
C3605DBリフォーム用丸のこ
C3605DYB/C3605DYC集じん丸のこ

HiKOKIブランドのみ互換(〇)/BSL3640MVT系だけ不可(■)の8機種

形名製品名A系B系
UF18DSDLファン
C18DBAL丸のこ
UB18DGLワークライト
CN18DSLニブラ
CE18DSLシャー
WHP18DA静音インパクトドライバ
G18DSL2ディスクグラインダ
CL18DSL全ねじカッタ

X系を含むマルチボルト全種が使えない14.4V専用機

次の系統は14.4Vスライド式蓄電池(BSL14XX)専用で、36V/18Vのマルチボルトは形状が合いません。買い替えではなく別システムとして扱ってください。
DH14DBL・DH14DSL(ロータリハンマドリル)/WH14DB・WH14DDL2(インパクトドライバ)/WR14DBDL2・WR14DSHL(インパクトレンチ)/DV14DBL2・DV14DBSL(振動ドライバドリル)/DN14DSL(コーナドリル)/G14DSL2(ディスクグラインダ)/R14DB(クリーナ)/P14DSL(かんな)/AW14DBL(高圧洗浄機)。

A系とB系で「要確認」の機種数はどれだけ違うか

公式互換表で●(無条件で使用可)以外の記号がついた機種数を数えると、差は8倍です。B系は容量が大きいぶん本体が厚く、干渉や電流条件で条件付きになる機種が増えます。

●(無条件で使用可)以外がついた機種数A系 BSL36A18X/BSL36A18BX3機種B系 BSL36B18X/BSL36B18BX ほか24機種14.4V専用機(全マルチボルト不可)9機種出典: HiKOKI「リチウムイオン電池・製品の互換性」より集計(2026年9月11日時点)

バッテリー互換のきほん

マルチボルト/X系の関係

マルチボルト蓄電池は、36V機に付ければ36V、18V機に付ければ18Vとして働く自動切替式です。

X系(末尾X)は容量を増やした新世代。BSL36A18Xは36V-2.5Ah/18V-5.0Ah、BSL36B18Xは36V-4.0Ah/18V-8.0Ah。

BX系(BSL36A18BX等)はBluetooth搭載版で、電気的な互換は同じ容量のX系と同一です。

・充電器はマルチボルト対応機(UC18YDL2など)が必要です。18V専用充電器では充電できません。

購入前に必ず確認すること

⚠ 「互換が無い製品を無理に取付けると故障の原因になります」(HiKOKI公式)

・◆の機種は、付属ケース・梱包箱の「新マルチボルトバッテリー対応」ラベル、または本体に印刷された製番の末尾「X」で判定します。どちらも無い個体は非対応です。

・表に載っている機種でも、付属フックが干渉して装着できないことがあります。フックを外すか代用品に交換してください。

・BX系(Bluetooth搭載)では、マルチツール CV18DBL のダイヤル1・2は消費電力が小さく集じん機と連動しません。かんな P18DSL は切りくずが詰まりやすいためφ38mmホースの使用が指定されています。

関連ページ

個々のバッテリーのスペックは各ページにまとめています。BSL36A18XBSL36B18XBSL36A18XとBSL36B18Xの違いHiKOKI充電器一覧。工具の選び方全体は電動工具の選び方ガイドをご覧ください。

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よくある質問

BSL36B18Xが使えない製品はどれですか?

HiKOKI公式の互換表では、ファン UF18DSAL・ラジオ UR18DSDL・高圧洗浄機 AW18DBL の3機種が「-(使用不可)」です。加えて13機種が「新マルチボルトバッテリー対応」の表示がある個体に限り使用可の条件付きになっています。

BSL36A18XとBSL36B18Xは、どちらが対応機種が多いですか?

A系(BSL36A18X/BSL36A18BX)です。公式表で●以外の記号がついた機種はA系が3機種、B系(BSL36B18X/BSL36B18BX/BSL3640MVT/BSL3640MVBT)が24機種で、A系のほうが無条件で使える範囲が広くなっています。

「新マルチボルトバッテリー対応」かどうかは、どこで見分けますか?

付属のケースや梱包箱に「新マルチボルトバッテリー対応」のラベルが貼られているか、本体に印刷された製番のあとに「X」が表記されていれば対応品です。どちらも確認できない個体は非対応として扱ってください。

14.4Vの工具にマルチボルト蓄電池は付きますか?

付きません。DH14DBL・WH14DB・DN14DSL・R14DB など14.4Vスライド式専用の機種は、X系を含むマルチボルト蓄電池すべてが「-(使用不可)」です。

出典

  • HiKOKI「リチウムイオン電池・製品の互換性」(公式PDF)
  • HiKOKI 公式サイト「蓄電池・充電器」製品ページ

HiKOKI リチウムイオン電池・製品の互換性(PDF)HiKOKI 蓄電池・充電器

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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