マキタ DC18RD は、14.4V/18Vのバッテリを2本同時に急速充電できる「2口急速充電器」です。出力電流は直流9A×2で、BL1860B を約55分で充電できます。冷却ファンとUSB電源端子(5.0V/1.5A)を備え、バッテリを4本以上運用する現場で充電待ちを減らしたい人向けの1台です。
この記事のポイント
- ✓出力は直流7.2〜18V/9A×2。リチウムイオン14.4V・18Vに加えてニッケル水素(BH系)にも対応する数少ない充電器
- ✓BL1860B 約55分/BL1850B 約45分/BL1830B 約22分(いずれもマキタ公式取扱説明書の値)
- ✓USB電源端子(DC5.0V・1.5A/USB A型)を装備。作業現場でUSB機器の外部電源になる
- ✓質量2.1kg・入力容量690VA。同社の2口標準充電器 DC18SH(2.6A×2)より2倍以上速いが、本体は大きく重い
本ページのスペックは2026年7月30日時点、マキタ公式サイト掲載の取扱説明書(モデル DC18RD)の記載にもとづきます。
DC18RD の基本スペック
| 項目 | DC18RD |
|---|---|
| 形名 | DC18RD |
| 種別 | 2口急速充電器(バッテリ2個同時充電) |
| 入力電圧 | 単相交流 100V |
| 入力周波数 | 50-60Hz |
| 入力容量 | 690VA |
| バッテリ充電端子 出力電圧 | 直流 7.2〜18V |
| バッテリ充電端子 出力電流 | 直流 9A × 2 |
| USB電源端子 | 直流 5.0V/1.5A(USB A型) |
| 本機寸法(長さ×幅×高さ) | 205 × 340 × 100 mm |
| 質量 | 2.1kg |
| 冷却方式 | 冷却ファン内蔵(冷却システム異常時は黄ランプ点滅) |
| 充電完了通知 | 電子ブザー+メロディー4種+無音モードを切替可 |
| 本体のみか否か | 充電器単体(バッテリは別売) |
DC18RD の特徴
9A×2 の急速充電で「2本同時」が現実的な時間に収まる
DC18RD の充電端子出力は直流9Aを2口分、つまり合計で最大18A相当を供給する設計です。入力容量が690VAと大きいのはこのためで、6.0Ah の BL1860B を約55分、3.0Ah の BL1830B なら約22分で充電できます。バッテリを4〜6本まわす現場では、1口の充電器を2台並べるより配線と設置スペースが片付きます。
ニッケル水素バッテリまで充電できる守備範囲の広さ
充電端子の出力電圧は直流7.2〜18V。取扱説明書の充電時間表には BL1415/BL1815 系のリチウムイオンに加えて、BH9020B・BH1220・BH1420・BH1433 といったニッケル水素バッテリも並びます。古い9.6V〜14.4V世代の工具が現場に残っている場合、充電器を1台に集約できる可能性があります。
冷却ファンとオートメンテナンス機能
使用直後の熱いバッテリを差し込むと、内蔵の冷却ファンでバッテリを冷やしてから充電を開始します。充電完了後すぐ使わない場合はそのまま差しておくと約30分でバッテリを冷却します。またオートメンテナンス機能により、高温充電の繰り返し・満充電の再充電・過放電の繰り返しといった劣化しやすい使い方を検知すると、黄ランプを点灯させて充電時間を延ばし、バッテリ寿命を優先します。
充電時間の目安(容量別)
オートメンテナンス機能が働くと、上記の値は BL1830B 系で約22〜60分、BL1850B 系で約45〜90分、BL1860B 系で約55〜110分の範囲で変動します。周囲温度10℃未満・40℃以上では充電できません。
対応バッテリー・関連充電器
🔋 DC18RD で充電できるバッテリー(取扱説明書 充電時間表より)
リチウムイオン 18V:BL1815/BL1815N/BL1820B/BL1830/BL1830B/BL1840/BL1850/BL1850B/BL1860B
リチウムイオン 14.4V:BL1415/BL1415N/BL1415NA/BL1430/BL1430A/BL1430B/BL1440/BL1450/BL1460A/BL1460B
ニッケル水素:BH9020/BH9020A/BH9020B/BH9033B/BH1220/BH1220B/BH1220C/BH1233/BH1233B/BH1233C/BH1420/BH1427/BH1433/B9017/B9017A
※40Vmax(BL40系)は非対応です。18V系の1口充電器との比較は マキタ 充電器 DC18SD・DC18RC・DC18RF の違い を参照してください。
購入前に確認したい注意点
⚠ 注意点
- 周囲温度10℃未満・40℃以上では充電できません。真夏の車内や凍結する朝の現場では、充電器とバッテリを常温に戻してから使う必要があります。
- USB電源端子の最大出力は1.5A。1.5Aを超える出力電流を必要とするUSB機器は接続できません。使用後は正面のカバーを必ず戻してください(水滴やほこりの侵入で故障につながります)。
- 質量2.1kg・幅340mm と大きめ。DC18SH(1.5kg・幅295mm)より一段大きいため、工具箱に常時入れて持ち歩く用途では取り回しが落ちます。
- 連続充電では時間が延びます。複数本を続けて充電すると充電時間が長くなることがある旨が取扱説明書に明記されています。
購入先と価格の目安
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メーカー公式の製品情報は マキタ公式 取扱説明書(DC18RD・PDF) で確認できます。
よくある質問
DC18RD は 40Vmax のバッテリも充電できますか?
いいえ。DC18RD の充電端子出力は直流7.2〜18Vで、対応するのは14.4V/18Vのリチウムイオンバッテリと、7.2〜14.4Vのニッケル水素バッテリ(BH系)です。40Vmax(BL4025・BL4040など)は充電できません。
DC18RD と DC18RC はどちらが速いですか?
BL1860B の充電時間で比べると DC18RD は約55分です。DC18RC・DC18RF との比較は別ページ「マキタ 充電器 DC18SD・DC18RC・DC18RF の違い」で充電時間を一覧にしています。DC18RD の強みは速さそのものより「2本を同時に充電できる」点にあります。
2本同時に充電しても片方ずつと同じ時間で終わりますか?
取扱説明書には左右の充電口にバッテリをセットして2個同時に充電できると記載されています。ただし連続で充電する場合は充電時間が長くなることがあり、オートメンテナンス機能により周囲温度10〜40℃やバッテリの状態に応じて変動します(BL1860B の場合 約55〜110分)。
USB端子でスマートフォンを充電できますか?
USB電源端子は直流5.0V/1.5A(USB A型)で、様々なUSB機器の外部電源として使用できます。ただし1.5Aを超える出力電流を必要とするUSB機器は接続できず、機器の種類によっては動作しない場合があります。
出典
・マキタ公式サイト 取扱説明書「2口急速充電器 モデル DC18RD」(主要機能・充電時間・使い方)
・関連ページ:電動工具の選び方 完全ガイド/マキタ 充電器 DC18SD・DC18RC・DC18RF の違い/マキタ充電器 6機種横断比較
