パナソニック EZ1PD1 は、14.4Vと18Vのバッテリーを1台で使い分けられる「デュアル対応」の充電インパクトドライバです(EXENAシリーズのフラッグシップ機)。ヘッド長98mmという業界最短クラスの短さで、間柱のあいだや配管まわりといった狭い場所での仕上げ精度を重視するプロ・上級DIYユーザーに向いた1台です。
- ✓ 14.4V/18Vのデュアル対応。18V時は最大155N·mのハイパワー
- ✓ ヘッド長98mmの業界最短クラスで狭所作業に強い
- ✓ 「+BRAIN」ベクトル制御でカムアウト・衝撃を低減
- ✓ バッテリーはパナソニック独自規格(他社電池は非対応)
【2026年7月31日追記】パナソニックの電動工具事業は、2026年3月31日にマキタへの移管が公表されています(実行は2026年度中の予定)。EZ1PD1を含む製品の販売・サポートは2026年7月31日時点で従来どおりですが、購入判断の材料として パナソニックの電動工具はどうなる?マキタへの事業移管を整理 もあわせてご覧ください。
※本ページのスペックは 2026年7月25日時点のパナソニック公式情報にもとづいて整理しています。
基本スペック(EZ1PD1)
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | EZ1PD1 |
| 電圧 | 14.4V / 18V デュアル対応 |
| 最大締付トルク | 155N·m(18V・強モード)/140N·m(14.4V・強モード) |
| 回転数 | 0〜2,700回転/分(強モード) |
| 打撃数 | 0〜4,100回/分(強モード) |
| ヘッド長 | 98mm(業界最短クラス※) |
| 質量 | 1.5kg(18V 5.0Ah装着時)/1.3kg(18V 3.0Ah) |
| チャック | 新ワンタッチビットロック方式(六角ビットホルダー) |
| 振動3軸合成値 | 13.7m/s² |
| LEDライト | 3モード(スイッチ連動・手動ON・手動OFF) |
| 発売時期 | 2021年8月 |
※国内電動工具メーカーの充電インパクトドライバー14.4V/18Vクラスにおいて、2021年6月1日時点・パナソニック調べ。
特徴と使いどころ
14.4V/18Vを1台でカバーするデュアル対応
EZ1PD1は14.4Vと18Vの両方のバッテリーが装着できます。18V時は強モードで最大155N·m、14.4V時でも140N·mを発揮し、既存のパナソニック電池資産を活かしながら電圧を使い分けられるのが最大の特徴です。手持ちの電池構成に合わせて導入しやすい設計です。
業界最短クラスのヘッド98mm
ヘッド長98mmは、高密度ブラシレスモーターと先端打撃構造の小型化によって実現したもので、間柱のあいだのビス打ちや、既設配管が入り組んだ狭所での作業に効きます。取り回しの良さを最優先する現場で強みを発揮します。
「+BRAIN」ベクトル制御でカムアウトを低減
高性能マイコンと独自アルゴリズムでモーターの回転・打撃をリアルタイム制御。従来品の約半分の押し付け力でネジ締めができ、カムアウト(ビットの浮き)や手首への衝撃を抑えます。仕上げの精度と作業者の負担軽減の両立をねらった機構です。
締付トルクのモード別比較(18V)
ヘッド長の比較(主要インパクトドライバー)
ヘッド長は「先端から本体後端までの長さ」で、根太の間・ユニットバスの点検口・分電盤の中など手が入らない場所でビスを打てるかを左右します。当サイトの図鑑に掲載している機種のうち、メーカーが「ヘッド長」として公表している値を並べたものが以下です。
出典:各メーカー公式カタログ値(当サイト各図鑑ページのスペック表と同一)。マキタ TD173D(全長111mm)・TD002G(全長119mm)は「ヘッド長」ではなく「本体全長」での公表のため、測定基準が異なるので上のグラフには含めていません。
▶ 10機種のトルク・質量・ヘッド長をまとめて見るなら 電動工具の選び方 完全ガイド(インパクトドライバー横断比較)
対応バッテリー・充電器
- 18V 5.0Ah(LJタイプ):EZ9L54
- 18V 3.0Ah(PNタイプ):EZ9L53
- 14.4V 5.0Ah(LJタイプ):EZ9L48
- 急速充電器:EZ0L81(リチウムイオン専用)
※マキタ・HiKOKI・ボッシュなど他社バッテリーとの互換性はありません。
購入前の注意点
- バッテリーはパナソニック独自規格。他社の電池・充電器は使えません。
- 本体のみ(EZ1PD1X)は電池・充電器が別売です。初めての方はセット品(EZ1PD1J18D など)が無難です。
- ヘッドは業界最短クラスですが、質量1.5kgは軽量級ではありません。強みは「軽さ」より「短さ・取り回し」です。
購入先
【PR】
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先でご確認ください。
ネット上の評判まとめ
実際に使ったユーザーや専門メディアのレビューで、繰り返し指摘されている点を中立的に整理する(2026年7月28日時点で確認できた範囲)。個別の感想ではなく、複数の情報源で共通していた傾向のみを記載している。
- ヘッド長98mmの短さ。前機種EZ76A1(127mm)から29mm短縮され、狭所・隅の作業がしやすいという評価が最も多い
- 14.4V/18V両対応(Dual)。手持ちのパナソニック電池をそのまま活かせる点が支持されている
- カムアウトしにくい。「+BRAIN」制御とアンビル部のボールベアリングにより、従来比で押し付け力が軽くて済むとされる
- ボディがコンパクトで取り回しが良いという現場ユーザーの声(メーカー公式ユーザーレポート)
- 締付トルクは他社フラッグシップより控えめ。最大155N・mは前機種EZ76A1の170N・mからも低下しており、打撃力より打撃回数でカバーする方式のため「ガンガン締め付ける作業には不適」という専門メディアの評価がある
- アタッチメントは別売のみ。スミ打ち・アングルとも標準付属仕様がなく、希望小売価格9,800円は市販のL型アダプタ(2,000円程度)と比べると割高という指摘
- 用途としては機器取付・設備管理・造作作業向きで、構造用ビスを大量に打つ用途とは方向性が異なる
※メーカー公式のユーザーレポートは性質上ポジティブな声が中心になるため、上記では独立メディアの評価と共通していた項目のみを採用している。感じ方には個人差があり、購入前の実機確認を推奨する。
出典(評判): VOLTECHNO「Panasonic EZ1PD1 充電インパクトドライバーを発売、EXENAシリーズ第一弾」(良い点/悪い点・実使用評価)/パナソニック公式 EZ1PD1 ユーザーレポート/電気屋の気まぐれ忘備録「ヘッドが短いインパクトドライバー EZ1PD1 レビュー」
よくある質問
EZ1PD1は14.4Vと18Vのどちらの電池でも使えますか?
はい。14.4V/18Vのデュアル対応です。18V時は強モードで最大155N·m、14.4V時でも140N·mを発揮します。手持ちのパナソニック電池を活かして使い分けられます。
本体のみ(EZ1PD1X)を買えばすぐ使えますか?
いいえ。本体のみは電池・充電器が別売です。使用にはパナソニック製の18Vまたは14.4Vバッテリーと専用充電器(EZ0L81)が必要です。
マキタやHiKOKIのバッテリーは使えますか?
使えません。EZ1PD1はパナソニック独自のバッテリー規格で、他社製の電池・充電器とは互換性がありません。
ヘッドが短いと何がメリットですか?
ヘッド長98mmの業界最短クラスにより、間柱のあいだや配管まわりなど、大きな工具が入りにくい狭所での作業がしやすくなります。仕上げの取り回しを重視する現場向きです。
関連ページ
他機種との比較や選び方は以下のページもあわせてご覧ください。
出典
パナソニック公式:充電インパクトドライバー EZ1PD1(商品特長)/仕様・能力
