HiKOKI WH12DA|10.8Vコードレスインパクトドライバ 最大トルク110N・m・全長150mm・質量1.1kgのスペック【工具図鑑】

HiKOKI WH12DA 10.8Vコードレスインパクトドライバのイラスト(六角ビットホルダー)

WH12DA は、全長150mm・質量1.1kgという取り回しを最優先しつつ、最大締付トルク110N・mを確保した10.8Vのコードレスインパクトドライバです。普通ボルトM5〜M12まで対応し、天井裏や設備まわりなど「18V機では入らない場所」で使う2台目として位置づけやすい標準機です。

この記事のポイント

  • 全長150mm・質量1.1kgの10.8Vインパクトドライバ。狭所作業向けの軽量機
  • 最大締付トルク110N・m、普通ボルトM5〜M12まで対応
  • 先端は六角軸 二面幅6.35mm。丸軸ドリルは使えない
  • ブラシ付きの標準機。ブラシレスが必要ならWH12DD形が公式の受け皿

本ページに記載した数値は、2026年8月1日時点のHiKOKI公式製品ページ「コードレスインパクトドライバ:WH12DA」に基づく公式値です。

目次

WH12DA 基本スペック

HiKOKI WH12DA 基本スペック(2026年8月1日時点・公式値)
電圧10.8V(スライド式リチウムイオン)
モーター直流モーター(ブラシ付き)
先端形状六角軸 二面幅6.35mm(インパクト用ビット)
最大締付トルク110N・m(1,120kgf・cm) ※M12高力ボルト・強度区分12.9
無負荷回転数0〜2,700min⁻¹
打撃数0〜3,200min⁻¹
能力(小ねじ)4〜8mm
能力(普通ボルト)M5〜M12
能力(高力ボルト)M5〜M10
機体寸法150×217×29mm(全長×全高×センタハイト・蓄電池装着時)
質量1.1kg(蓄電池装着時)
使用可能蓄電池スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ
充電器UC12SL
充電時間BSL1220M 約30分 / BSL1215 約22分 / BSL1240M 約60分
ライトLEDライト付
希望小売価格(税別)WH12DA(2BS) 29,500円 / WH12DA(NN) 13,700円

WH12DAの特徴

全長150mm・センタハイト29mmの狭所性能

機体寸法は150×217×29mm。センタハイト(先端中心から本体下端までの寸法)が29mmと小さく、根太まわりや設備裏など奥行きの取れない場所でビス先を当てやすい形状です。質量1.1kgと軽く、上向き作業でも姿勢が崩れにくい重量帯に収まっています。

最大110N・m・打撃数0〜3,200min⁻¹

最大締付トルクは110N・m(M12高力ボルト・強度区分12.9使用時)。無負荷回転数0〜2,700min⁻¹、打撃数0〜3,200min⁻¹で、内装のビス締めから中ボルトの締結まで守備範囲に入ります。

1充電あたりの作業量の目安

HiKOKI公式は、なげしビス(呼び径4.5×長さ90mm・ラワン材・下穴なし)の締付で約30本を目安として示しています(BSL1215使用時・参考値)。長ビスを連続で打つ用途では容量の大きいBSL1240MやBSL12XXの5.0Ahセルを組み合わせるのが現実的です。

同じ10.8VクラスのHiKOKI機とトルクを比べる

HiKOKI 10.8Vクラス 最大締付トルクの比較(公式値)

WH12DA(インパクト)110N・mDV12DA(振動ドリル・低速)38N・mDS12DA(ドライバドリル・低速)38N・m

WH12DAはM12高力ボルト(強度区分12.9)使用時の値。ドリル系2機は低速時の最大締付トルク。測定条件が異なるため参考比較。

インパクトドライバと(振動)ドライバドリルは締付トルクの測定条件そのものが違うため、数値の大小だけで優劣は決まりません。ビス締めの速さと打撃が要るならWH12DA、正確な穴あけとトルク調整が要るならDV12DA側、という役割分担で見るのが実務的です。判断軸の整理はインパクトドライバーとドライバドリルの違いにまとめています。

▶ 関連比較データ: HiKOKI WH12DD vs WH12DA|後継WH12DDとの最大トルク・全長・打撃数の違い

使えるバッテリーと充電器

バッテリー互換情報

使用可能蓄電池はスライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ。急速充電器UC12SLでの充電時間は、BSL1215が約22分、BSL1220Mが約30分、BSL1240M(4.0Ah)が約60分です。

同シリーズの5.0AhセルにはBSL1250MTBSL1250MBTがあり、10.8V機を複数使うならバッテリーを共用できます。

注意点

⚠ 購入前に確認したい注意点

  • WH12DAは直流(ブラシ付き)モーターの標準機です。ブラシレス・多モードを求める場合は公式が案内するWH12DD形を確認してください。
  • 先端は六角軸6.35mmのみ。丸軸ドリルは装着できません。穴あけ主体ならドライバドリル側の選択になります。
  • カタログPDFの表記時点は2019年4月です。NN形はバッテリー・充電器が別売のため、10.8V機が初めてなら2BSセットの総額で比較してください。
関連:10.8Vの急速充電器はどちらを選ぶか
この工具に使えるHiKOKIの10.8V急速充電器はUC12SDLUC12SLの2種類です。BSL1250MTの充電時間(約30分/約75分)と冷却ファンの有無で使い勝手が変わります。違いはUC12SDLとUC12SLの比較にまとめています。

ネット上の評判まとめ

WH12DA について、実機レビュー記事と販売店の商品ページで確認できた評価の傾向を、中立的に整理します。WH12DA は販売店レビューの件数自体が少ない機種のため(ビルディの商品ページで★5.0・1件/2026年8月1日時点)、以下は「多数派の総意」ではなく、確認できた範囲の情報として読んでください。

評価されている点

  • バッテリー込みで実測 約1.08kg(1.5Ah BSL1215装着時)。1kg強に収まる軽さで「女性でも扱いやすい」との評価。
  • 出力が突出していない分、ビス頭の飛ばしやカムアウトを起こしにくく、入門機として扱いやすいという評価。
  • 120mmコーススレッドの打ち込みは約5.7秒。上位機との速度差は、使用頻度が高くなければ気にならないレベルとされている。

気になるとされている点

  • 直流(ブラシ付き)モーターのため全長150mm。ブラシレスの上位機 WH12DD の134mm より16mm長く、狭所ではヘッドが入らない場面があるとの指摘。
  • 打撃モードの切替を持たず、付加機能はLEDライトのみ。テクスモード等を使い分けたい用途には向かないとされる。
  • スペックがほぼ同等のDIYモデル FWH12DAL より実売価格が数千円高い点に、価格対効果を疑問視する声がある。
  • 販売店レビューの母数が小さいため、評価スコアはそのまま鵜呑みにしにくい。

評判の出典(2026年8月1日閲覧):実機レビューは 電動工具なび「WH12DAレビュー」、販売価格・評価件数は ビルディ WH12DA 商品ページ。全長の比較値はHiKOKI公式のWH12DA/WH12DD仕様値によります。

WH12DAの購入先

2BS(バッテリ2個・充電器・ケース付)とNN(本体のみ)で価格差が大きい構成です。10.8Vのバッテリーをすでに持っているならNN形が有利になります。

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よくある質問

WH12DAの最大締付トルク110N・mはどの条件の値ですか?

HiKOKI公式は、M12高力ボルト(強度区分12.9)をヘグザゴンソケットで締め付けた場合の値として110N・m(1,120kgf・cm)を示しています。締付条件が変われば実際のトルクは変わります。

WH12DAはブラシレスモーターですか?

いいえ。WH12DAは直流(ブラシ付き)モーターの標準機です。HiKOKI公式はブラシレスモーター搭載タイプとしてWH12DD形を案内しています。

WH12DAで木材の穴あけはできますか?

先端形状が六角軸二面幅6.35mmのため、丸軸ドリルは使えず、六角軸のドリルビットが必要です。下穴あけ中心なら対応できますが、径や精度が求められる穴あけはキーレスチャックを備えたDS12DAやDV12DAが適します。

どのバッテリーが使えて、充電はどれくらいかかりますか?

使用可能蓄電池はスライド式リチウムイオン電池BSL12XXシリーズです。急速充電器UC12SLでの公式の充電時間は、BSL1215が約22分、標準付属のBSL1220Mが約30分、4.0AhのBSL1240Mが約60分です。

出典

  • HiKOKI公式製品ページ「コードレスインパクトドライバ:WH12DA」(2026年8月1日確認)
  • HiKOKI公式「仕様(スペック)」表および1充電当たりの作業量の記載

インパクトドライバー全体の選び方はインパクトドライバーおすすめ比較電動工具の選び方 完全ガイドで解説しています。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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