WH12DDは「ブラシレスモーター+3段階モード+クラス最短全長134mm」の上位機、WH12DAは「本体のみ13,700円(税別)で買える価格重視機」。両機は同じHiKOKI 10.8Vスライド電池(BSL12XXシリーズ)を共有しますが、締付トルク・全長・モード数・価格で明確に住み分けています。高力ボルトM12まで扱う・狭所で使うならWH12DD、小ねじ中心で導入コストを抑えたいならWH12DAが基準になります。
- ✓最大締付トルクは WH12DD 135N・m / WH12DA 110N・m(差25N・m)
- ✓全長は WH12DD 134mm / WH12DA 150mm(16mm短い)。質量はどちらも1.1kg
- ✓WH12DDは直流ブラシレスモーター+3段階モード(ソフト/パワー/テクス)、WH12DAは直流モーターでモード切替なし
- ✓本体のみ(NN)の希望小売価格差は7,400円(税別)。蓄電池はBSL12XXシリーズで共通
本ページの数値は2026年8月3日時点のHiKOKI公式製品ページの記載に基づきます。
WH12DD と WH12DA のスペック比較表
| 項目 | WH12DD | WH12DA |
|---|---|---|
| 電圧 | 10.8V | 10.8V |
| モーター | 直流ブラシレスモーター | 直流モーター |
| 最大締付トルク | 135N・m(M14高力ボルト・強度区分12.9) | 110N・m(M12高力ボルト・強度区分12.9) |
| 無負荷回転数 | ソフト 0〜1,300/パワー・テクス 0〜3,200 min-1 | 0〜2,700 min-1 |
| 打撃数 | ソフト 0〜2,500/パワー・テクス 0〜4,000 min-1 | 0〜3,200 min-1 |
| 締付モード | 3段階(ソフト/パワー/テクス) | モード切替なし |
| 能力(普通ボルト) | M5〜M14 | M5〜M12 |
| 能力(高力ボルト) | M5〜M12 | M5〜M10 |
| 能力(テクスねじ) | 3.5〜5mm | 記載なし |
| 先端形状 | 六角軸二面幅6.35mm | 六角軸二面幅6.35mm |
| 機体寸法(全長×全高×センタハイト) | 134×219×28.5mm(BSL1250MT装着時) | 150×217×29mm(蓄電池装着時) |
| 質量 | 1.1kg(BSL1250MT装着時) | 1.1kg(蓄電池装着時) |
| 使用可能蓄電池 | スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ | スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ |
| 標準蓄電池/充電器 | BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)/UC12SDL | BSL1220M(10.8V-2.0Ah)/UC12SL |
| 希望小売価格(本体のみNN・税別) | 21,100円 | 13,700円 |
| 希望小売価格(フルセット・税別) | 49,300円(2JS・5.0Ah×2)/45,000円(2LS・4.0Ah×2) | 29,500円(2BS・2.0Ah×2) |
数値で見る4つの差
1. モーターと締付トルク:ブラシレス化で135N・m、高力ボルトM12まで
最大の差はモーターです。WH12DDは直流ブラシレスモーターで最大締付トルク135N・m(M14高力ボルト・強度区分12.9、ヘグザゴンソケット使用)。WH12DAは直流(ブラシ付)モーターで110N・mです。能力表でも普通ボルトがM14対応/M12対応、高力ボルトがM12対応/M10対応と1サイズ分の差があり、M12の高力ボルトを扱うならWH12DDが必要という切り分けになります。単体図鑑はHiKOKI WH12DDとHiKOKI WH12DAにまとめています。
2. 全長134mm対150mm:16mmの差が効くのは狭所
WH12DDの全長134mmは、HiKOKIが「クラス最短全長」と表記する数値です(2018年11月現在・国内電動工具メーカーにおける同社調べ/10.8Vコードレスインパクトドライバ)。WH12DAは150mm。差は16mmで、根太の間や天井裏、キッチン下など先端が壁に当たる場面で体感差が出ます。一方で質量はどちらも1.1kg(蓄電池装着時)と同じため、「軽さ」ではなく「短さ」の差と捉えるのが正確です。
3. 3段階モードの有無:ソフトモードで座掘り・薄板を守る
WH12DDはソフト/パワー/テクスの3段階の締付モードを備えます。ソフトは0〜1,300min-1・0〜2,500打撃/分と低速側に振られており、化粧材のねじ込みすぎやカムアウトを抑えられます。パワー/テクスは0〜3,200min-1・0〜4,000打撃/分。WH12DAはモード切替がなく0〜2,700min-1・0〜3,200打撃/分の単一設定です。扱う材料が広い(内装・薄板・テクスねじ)ほどWH12DDの3段階が効きます。
4. 価格差7,400円(本体のみ・税別)をどう見るか
本体のみ(NN)の希望小売価格はWH12DD 21,100円、WH12DA 13,700円で差は7,400円(税別)。フルセットで比べるとWH12DD(2JS)が49,300円、WH12DA(2BS)が29,500円と差が広がりますが、これは付属電池が5.0Ah×2と2.0Ah×2で異なるためです。すでにBSL12XXシリーズの電池を持っているなら、本体のみ同士の7,400円差が実質的な判断材料になります。
バッテリー・充電器の互換情報
どちらも使用可能蓄電池は「スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ」で共通です。本体を買い替えても手持ちの10.8V電池はそのまま使えます。
- BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)=WH12DDの標準付属。UC12SDLで約30分
- BSL1240M(10.8V-4.0Ah)=WH12DD(2LS)の標準付属
- BSL1220M(10.8V-2.0Ah)=WH12DAの標準付属
- BSL1215(10.8V-1.5Ah)=WH12DAの作業量表記に使用される電池
充電器はWH12DDがUC12SDL、WH12DAがUC12SLが標準。両者の違いはUC12SDLとUC12SLの比較、電池側の詳細はBSL1250MTの図鑑にまとめています。
- 質量1.1kgは同じでも装着電池が違います。WH12DDは5.0AhのBSL1250MT装着時、WH12DAは付属電池装着時の値です。同じ電池で揃えた場合の重量差は公式に記載がありません。
- 締付トルクの測定条件が異なります。WH12DDはM14高力ボルト、WH12DAはM12高力ボルト(いずれも強度区分12.9・ヘグザゴンソケット使用)での値です。
- 希望小売価格は税別・予告なく変更されます。実売価格は販売店により異なります。
- 1充電当たりの作業量は測定条件が異なるため(WH12DDはø3.8×50mm、WH12DAは4.5×90mmのなげしビス)、そのままの本数比較はできません。
購入先
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楽天で最新価格を見るよくある質問
WH12DDとWH12DAはどちらを選ぶべきですか?
高力ボルトをM12まで締めたい、テクスねじを扱う、狭所で全長を詰めたいならWH12DDです。用途が小ねじ中心で導入コストを抑えたいならWH12DAで足ります。本体のみ(NN)の希望小売価格差は7,400円(税別)です。
WH12DAのバッテリーはWH12DDにそのまま使えますか?
使えます。どちらも使用可能蓄電池は「スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ」で共通です。ただし標準付属の電池はWH12DDがBSL1250MT(10.8V-5.0Ah)、WH12DAがBSL1220M(10.8V-2.0Ah)と異なります。
WH12DDとWH12DAで全長はどれくらい違いますか?
WH12DDが134mm、WH12DAが150mmで、差は16mmです。質量はどちらも1.1kg(蓄電池装着時)と公式に記載されています。
締付モードの違いは何ですか?
WH12DDはソフト/パワー/テクスの3段階を備え、ソフトが0〜1,300min-1・0〜2,500打撃/分、パワー/テクスが0〜3,200min-1・0〜4,000打撃/分です。WH12DAはモード切替がなく、0〜2,700min-1・0〜3,200打撃/分の単一設定です。
出典
- HiKOKI公式「コードレスインパクトドライバ WH12DD」製品ページ(2026年8月3日確認)
- HiKOKI公式「コードレスインパクトドライバ WH12DA」製品ページ(2026年8月3日確認)
- 10.8Vクラス全体の選び方は電動工具の選び方 完全ガイドを参照
