HiKOKI WH12DD|10.8Vコードレスインパクトドライバ 最大トルク135N・m・全長134mm・質量1.1kgのスペックと特徴【工具図鑑】

HiKOKI WH12DD 10.8Vコードレスインパクトドライバのイラスト

WH12DDは、10.8Vクラスに「ブラシレスモーター」と最大締付トルク135N・mを持ち込んだHiKOKIのコードレスインパクトドライバです。全長134mmという10.8Vクラス最短級のボディを保ったまま、旧型WH12DAの110N・mを上回る出力を得ており、狭所作業が多い内装・電気工事や、18Vをサブ機で補いたい人が主な対象になります。

この記事のポイント

  • 最大締付トルク135N・m。旧型WH12DA(110N・m)より約23%高い
  • 直流ブラシレスモーター搭載。WH12DAはブラシ付きで、ここが世代差の中心
  • 全長134mm・質量1.1kg。10.8Vクラス最短全長をうたう取り回し
  • ソフト/パワー/テクスの3段階締付モードとLEDライトを装備

本ページの数値は2026年8月2日時点のHiKOKI公式製品ページ掲載値です。仕様・価格は予告なく変更される場合があります。

目次

WH12DD 基本スペック

HiKOKI WH12DD 基本スペック(2026年8月2日時点・公式値)
電圧10.8V(スライド式リチウムイオン)
モーター直流ブラシレスモーター
先端形状六角軸 二面幅6.35mm
最大締付トルク135N・m(1,375kgf・cm)※M14高力ボルト・強度区分12.9・ヘグザゴンソケット使用
無負荷回転数ソフト 0〜1,300min-1 / パワー・テクス 0〜3,200min-1
打撃数ソフト 0〜2,500min-1 / パワー・テクス 0〜4,000min-1
能力小ねじ 4〜8mm / テクスねじ 3.5〜5mm / 普通ボルト M5〜M14 / 高力ボルト M5〜M12
機体寸法134×219×28.5mm(全長×全高×センタハイト・BSL1250MT装着時)
質量1.1kg(BSL1250MT装着時)
使用可能蓄電池スライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズ
充電器/充電時間UC12SDL / 約30分(BSL1250MT)
本体のみか否か(NN)は本体のみ(蓄電池・充電器別売)/(2JS)(2LS)はセット品
希望小売価格(税別)(2JS) 49,300円 / (2LS) 45,000円 / (NN) 21,100円

WH12DDの特徴

WH12DDの中心はブラシレスモーター化です。従来のWH12DAはブラシ付き直流モーターで最大110N・m、無負荷回転数0〜2,700min-1でしたが、WH12DDは135N・m・0〜3,200min-1へ引き上げられています。カーボンブラシの摩耗による交換が不要になる点も、常用機として見たときの実務差になります。

出力を上げつつ全長は150mm(WH12DA)から134mmへ短縮されています。HiKOKIは2018年11月時点・自社調べで「10.8Vコードレスインパクトドライバのクラス最短全長」としています。天井裏・分電盤内・キッチン下など、工具の全長がそのまま作業可否を決める現場で効いてくる寸法です。

締付モードはソフト/パワー/テクスの3段階。ソフトは0〜1,300min-1・打撃0〜2,500min-1に絞られるため、石膏ボードや薄板でのねじ頭のなめ・打ち込みすぎを抑えられます。テクスモードは薄鋼板用テクスねじ(3.5〜5mm)向けの制御です。1充電あたりの作業量は、なげしビスø3.8×50mm(ラワン材・下穴なし)でBSL1250MT(5.0Ah)使用時 約625本、BSL1240M(4.0Ah)使用時 約500本が公式の目安値です。

旧型WH12DAとの数値比較

WH12DD(オレンジ)とWH12DA(グレー)の比較最大締付トルク(N・m)WH12DD135WH12DA110無負荷回転数・最高(min-1)WH12DD3,200WH12DA2,700打撃数・最高(min-1)WH12DD4,000WH12DA3,200全長(mm)※短いほど取り回し良WH12DD134WH12DA150

トルク・回転数・打撃数はいずれもWH12DDが上回り、全長は逆にWH12DDが16mm短くなっています。両機の位置づけの違いはDS12DAとWH12DAの比較ページとあわせて見ると整理しやすくなります。

▶ 関連比較データ: HiKOKI WH12DD vs WH12DA|新旧の最大トルク・全長・打撃数を数値で比較

バッテリー互換と充電器

WH12DDで使えるバッテリー

公式の使用可能蓄電池はスライド式リチウムイオン電池 BSL12XXシリーズです。セット品の同梱電池は仕様により異なります。

  • (2JS)=BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)×2個+急速充電器UC12SDL
  • (2LS)=BSL1240M(4.0Ah)×2個+充電器UC12SL
  • (NN)=本体のみ。手持ちのBSL12XXシリーズを流用する前提

同じBSL12XX系を使う10.8V機にはDS12DAWH12DABSL1250MTなどがあります。

⚠ 注意点

  • 充電時間の「約30分」はBSL1250MT+UC12SDLの組み合わせの値です。(2LS)のBSL1240M+UC12SLでは条件が異なります。
  • 最大締付トルク135N・mはM14高力ボルト・強度区分12.9をヘグザゴンソケットで締めた場合の測定条件です。実作業のトルクは被締結材や先端工具で変わります。
  • 先端は六角軸二面幅6.35mmで、ドリルチャックではありません。10mm径までの穴あけを主用途にするならドライバドリル側を検討してください。
  • (NN)は本体のみです。蓄電池・充電器・ケースは別売のため、初めて10.8Vを導入する場合はセット品との総額比較が必要です。

購入先と価格

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WH12DD の楽天市場商品画像

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ネット上の評判まとめ【2026年8月調査】

WH12DDを実際に使用したレビュー媒体の評価と、販売店に投稿された購入者レビューをネット上で調査し、傾向をまとめました(2026年8月3日調査)。各媒体・投稿者の見解を中立的に要約したもので、感じ方には個人差があります。

良い点として多い声
  • ブラシレスモータ搭載で全長134mmと短く、狭所や下向きの作業でも取り回しが良いという評価
  • 4.0Ahバッテリーを付けても約1.1kgに収まり、長時間の保持でも負担が少ないという声
  • 弱/強/テクスの3モード切替により、ビス頭飛ばしやビス舐めといった失敗を減らせる。とくに鋼材用のテクスネジ作業で重宝するという評価
  • 旧型WH12DAやDIYモデルFWH12DALと比べ、作業スピードが明確に速いという指摘
  • 販売店の購入者レビュー(3件・平均4.7)では、14.4V機から乗り換えて「コンパクトなのにトルクが十分」とする評価が見られる
気になる点として挙がる声
  • 上位機WH12DCAには作業スピードとモード種別で劣る。より速さを求めるなら価格差を受け入れてWH12DCA、という整理をするレビューがある
  • ライバル機のマキタTD111Dと比べ、実売価格が1,000円ほど高いという指摘
  • 120mmコーススレッドの打ち込みは実測約4.7秒で、TD111Dにコンマ数秒差で及ばない(ただし実作業ではほぼ同等との評価)
  • インパクトの使用頻度がそこまで高くない人には、より安価なFWH12DALで十分でオーバースペックになりやすいという意見
  • ビットのワンタッチ装着・防水防塵・Bluetooth連動には非対応
  • 購入者レビューの件数自体が少なく(販売店で3件)、傾向として読むには母数が限られる

調査出典: 電動工具なび「WH12DDレビュー_HiKOKI充電式10.8Vインパクトドライバ」ビルディ「HiKOKI 10.8Vコードレスインパクトドライバ WH12DD」購入者レビュー

よくある質問

WH12DDとWH12DAの違いは何ですか?

最も大きい違いはモーターです。WH12DDは直流ブラシレスモーターで最大締付トルク135N・m、無負荷回転数0〜3,200min-1、全長134mm。WH12DAはブラシ付き直流モーターで110N・m、0〜2,700min-1、全長150mmです。WH12DDのほうが高出力かつ16mm短くなっています。

WH12DDにドリルチャックは付きますか?

付きません。先端形状は六角軸二面幅6.35mmのビットホルダーで、六角軸のドリルビットは使えますが、丸軸のドリルを掴むキーレスチャックは装備していません。穴あけを主目的にする場合はキーレスチャックを持つドライバドリルを選んでください。

WH12DDの本体のみ(NN)でも手持ちのバッテリーは使えますか?

使用可能蓄電池はスライド式リチウムイオン電池のBSL12XXシリーズです。BSL1250MTやBSL1240Mなど同シリーズを持っていれば(NN)を選べます。ただし充電時間約30分はBSL1250MTと急速充電器UC12SDLの組み合わせでの公式値です。

WH12DDは1充電で何本くらいねじを締められますか?

HiKOKI公式の目安値では、なげしビスø3.8×50mm(ラワン材・下穴なし)でBSL1250MT(5.0Ah)使用時 約625本、BSL1240M(4.0Ah)使用時 約500本です。いずれも参考値で、条件により変動します。

関連:10.8Vの急速充電器はどちらを選ぶか
この工具に使えるHiKOKIの10.8V急速充電器はUC12SDLUC12SLの2種類です。BSL1250MTの充電時間(約30分/約75分)と冷却ファンの有無で使い勝手が変わります。違いはUC12SDLとUC12SLの比較にまとめています。

出典

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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