AP400は、毎分120Lという吐出量を主役にした工事用の水中ポンプです。小型のAP150に対して吐出量は8倍ですが、全揚程は9m対8mで逆に1m低くなります。「高く上げる」ためではなく「速く抜く」ために選ぶ機種、と理解するのが正確です。
- ✓吐出量120L毎分・全揚程8m・出力400W・質量9.0kg(いずれもHiKOKI公式値)
- ✓口径は50mm。標準付属品はホースバンドのみで、ホースニップルは付かない
- ✓希望小売価格は58,300円(消費税別)。AP150の24,800円に対して2.35倍
- ✓吐出量は8倍だが全揚程は1m低い。高さが主題ならAP150で足りる
- ✓質量は9.0kgでAP150の3倍。コードは3心・5mと2m長い
本ページの仕様はHiKOKI公式サイトの2026年9月6日時点の掲載内容、参考価格は2026年9月6日時点の楽天市場の掲載情報です。
AP400の基本スペック
| 形名 | AP400 |
| 吐出量 | 毎分120L |
| 全揚程 | 8m |
| 出力 | 400W |
| 口径 | 50mm |
| コード | 3心・5m |
| 質量 | 9.0kg |
| 標準付属品 | ホースバンド |
| 希望小売価格 | 58,300円(消費税別) |
出力は150Wから400Wへ約2.7倍、吐出量は8倍です。出力の増分より吐出量の増分が大きいのは、揚程を犠牲にして流量に振った設計だからで、全揚程が1m下がっている事実と整合します。
AP400を選ぶ理由は「量」だけ
1立方メートル(1,000L)の水を移すのにかかる時間で見ると、AP400は約8分20秒、AP150は約1時間7分です。時間差は約59分で、これがAP400に払う33,500円(希望小売価格の差)の中身になります。作業が年に数回なら差額を回収しにくく、常設や請負作業なら一度で元が取れる、という判断軸になります。
買う前に確認する3点|ホース・電源・運搬
- ✓ホース側:口径50mm。付属はホースバンドのみでニップルは非同梱のため、50mm径の吐出ホースを別途用意する
- ✓電源側:コードは3心・5m。公式は電圧・周波数を公表していないため、販売店の型番表記(50Hz/60Hz)で地域に合うものを選ぶ
- ✓運搬側:質量9.0kg。AP150の3.0kgに対して3倍で、片手での吊り下ろしは現実的でない
- ✓用途:散水に加えて池の水替え(いずれもHiKOKI公式の記載)
- 公式仕様表には電源電圧・周波数の記載がありません。販売店の商品名には50Hzと60Hzの区別があるため、設置地域の周波数を必ず確認してください。
- 全揚程8mは無吐出に近い条件での値です。揚程ごとの吐出量曲線は公式に公表されていないため、高い位置へ長いホースで送る用途では実流量が公称値を大きく下回ります。
- AP150からの買い替えでは口径が15・25mmから50mmへ変わります。既存のホースとニップルは流用できません。
AP400の購入先
楽天市場では50Hz品が38,710円(2026年9月6日時点)でした。希望小売価格58,300円(消費税別)に対する実勢の下がり幅は、AP150とほぼ同じ水準です。
よくある質問
AP400はどんな現場向けの水中ポンプですか
HiKOKI公式は農事・園芸の水やりに加えて、庭や畑への散水、池の水替えを用途に挙げています。吐出量が毎分120Lと大きく、水を短時間で移し替える作業に向きます。
AP400のホース口径はいくつですか
口径は50mmです。標準付属品はホースバンドのみで、ホースニップルは含まれません。50mm径のホースは別途用意する必要があります。
AP400はAP150より高い場所へ水を上げられますか
いいえ。全揚程はAP400が8m、AP150が9mで、小型のAP150のほうが1m高くなります。持ち上げる高さが主題なら、吐出量の大きいAP400が必ずしも有利ではありません。
関連ページ
▶ 小型機の図鑑ページ: HiKOKI AP150|毎分15Lの水中ポンプ
▶ 2機種の違いを1ページで: AP150とAP400の違い|吐出量は8倍でも全揚程は逆転する
▶ 水まわりの関連機種: AW14DBLとAW18DBLの違い|コードレス高圧洗浄機
▶ カテゴリの選び方はこちら: 電動工具の選び方 完全ガイド
出典
・HiKOKI公式サイト 水中ポンプ AP400 製品ページ(2026年9月6日確認)
・HiKOKI公式サイト 水中ポンプ AP150 製品ページ(2026年9月6日確認)
・楽天市場の掲載価格(2026年9月6日取得)
