RA18DAとRA12DAは、ブロワではなく「エアダスタ」=コンプレッサーのエアガンをコードレス化した工具です。最大風速はRA18DAが122m/s、RA12DAが87m/sで、いずれも本機の風量はブロワの半分以下。狭い隙間や機械の内部に溜まった切粉を吹き飛ばしたい人向けで、落ち葉集めには使えません。
RA18DA/RA12DAの要点
- ✓最大風速 RA18DA122m/s/RA12DA87m/s(ノズル取付け時)。同社36VブロワRB36DBの102m/sをRA18DAが上回る
- ✓最高圧力 RA18DA18kPa/RA12DA12kPa。空気入れ・空気抜きのアタッチメントが標準付属
- ✓質量 RA18DA1.2kg/RA12DA0.75kg(いずれも蓄電池・ノズル・フック装着時)
- ✓トリガスイッチで無段階に風速調整(特許出願中)。2度引きで連続運転に切り替わる
- ✓希望小売価格 RA18DA17,000円/RA12DA14,600円(いずれも税別・蓄電池と充電器は別売)
※本記事のスペックは2026年8月23日時点でHiKOKI公式製品ページに掲載されている数値です。RA18DAとRA12DAは公式でも1ページにまとめて掲載されています。
| 使用電圧 | RA18DA:18V / RA12DA:10.8V |
|---|---|
| 全負荷回転数(気温20℃時) | RA18DA:89,000 min-1 / RA12DA:70,000 min-1 |
| モーター | 直流ブラシレスモーター(両機種共通) |
| 最大風量(ノズルなし) | RA18DA:0.70m³/min / RA12DA:0.58m³/min |
| 風速(ノズル取付け時) | RA18DA:最大122m/s・平均100m/s / RA12DA:最大87m/s・平均70m/s |
| 最高圧力 | RA18DA:18kPa(2.61PSI) / RA12DA:12kPa(1.74PSI) |
| 使用可能蓄電池 | RA18DA:マルチボルト蓄電池+18V(BSL18XXシリーズ) / RA12DA:10.8V(BSL12XXシリーズ) |
| 機体寸法 | RA18DA:224×253×94mm / RA12DA:218×226×88mm |
| 質量 | RA18DA:1.2kg / RA12DA:0.75kg |
| 1充電当たりの作業時間 | RA18DA:18V-5.0Ahで約19分 / RA12DA:10.8V-4.0Ahで約16分 |
| 標準付属品 | エアダスタノズル、ノズル(A)/(B)、吸引アタッチメント |
| 希望小売価格 | RA18DA(NN)/(NNBL):17,000円 / RA12DA:14,600円(いずれも税別・本体のみ) |
| 発売時期 | 公式ページに記載なし(掲載カタログPDFは2022年8月現在) |
RA18DAは18Vなのに36Vブロワより風速が速い
数字だけを見ると意外ですが、18VのRA18DAの最大風速122m/sは、マルチボルト36VのブロワRB36DB(102m/s)を20m/s上回ります。理由は電圧ではなくノズル形状と圧力にあります。RA18DAは最高圧力18kPaを細いエアダスタノズルから噴き出す設計で、送る空気の量そのものは0.70m³/minとRB36DBの1.2m³/minより少なめです。「速いが細い」のがエアダスタ、「やや遅いが太い」のがブロワ、という関係になります。
RA18DAとRA12DAの選び分けは質量差0.45kgで決まる
両機種は用途も付属品も同じで、違いは電圧・出力・大きさです。RA12DAは0.75kgとRA18DAより0.45kg軽く、片手で長時間持っても疲れにくいサイズにまとまっています。一方、風速は87m/sと122m/sで35m/sの差があり、圧力も12kPa対18kPaと開きます。
判断の目安は、すでに持っている蓄電池です。RA18DAはマルチボルト蓄電池と18V(BSL18XXシリーズ)が使え、RA12DAは10.8V(BSL12XXシリーズ)専用。手持ちのシリーズに合わせるのが最も無駄がありません。なお公式は、RA18DAに14.4V(BSL14XXシリーズ)を使うと所定の機能を発揮しないと明記しています。
トリガの2度引きで連続運転、LEDライトも付く
風速はトリガスイッチで無段階に調整でき(特許出願中)、スイッチを素早く2度引くと高速と低速の連続運転に切り替わります。トリガを引き続けなくてよいので、空気入れや長めの吹き飛ばし作業で手が楽になります。LEDライトと吊り下げ用フックも標準装備で、使わないときはエアダスタノズルを本体に収納できます。
標準付属のアタッチメントは、吹き飛ばし用のエアダスタノズル、空気入れ/空気抜き用のノズル(A)/(B)、空気抜き用の吸引アタッチメントの3系統。別売ではロングノズル3,600円、フレキシブルノズル1,300円、フラットノズル1,500円、ブラシノズル1,000円、ラバーアタッチメント1,000円、フレキシブルホース1,500円、ノズル(C)500円が用意され、7点をまとめたノズルセットが9,000円です(いずれも税別)。
弱み・向かないケース
エアダスタは面を掃く道具ではありません。最大風量0.70m³/min(RA18DA)は、同じHiKOKIの園芸用ブロワRB36DC(ターボ19.8m³/min)の約28分の1です。落ち葉や刈り草を寄せる作業、屋外の広い床面の清掃には向きません。また1充電当たりの作業時間はRA18DAで約19分、RA12DAで約16分と短く、連続清掃には予備の蓄電池が要ります。カラープレートによる外観カスタマイズはRA18DAのみで、プレート自体も別売です。
バッテリー互換情報
| RA18DAの使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池/リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ) |
|---|---|
| RA12DAの使用可能蓄電池 | リチウムイオン電池10.8V(BSL12XXシリーズ) |
| 作業時間の目安 | RA18DA:18V-5.0Ahで約19分 / RA12DA:10.8V-4.0Ahで約16分 |
| 質量の測定条件 | RA18DA:BSL36A18X+エアダスタノズル+フック装着時 / RA12DA:BSL1240M+同装着時 |
| 蓄電池・充電器の同梱 | なし(両機種とも本体のみ) |
出典:HiKOKI公式 RA18DA/RA12DA製品ページ(2026年8月23日閲覧)。作業時間は使用環境・蓄電池の状態により変わるため目安です。
⚠ 購入前に確認したいこと
- RA18DAに14.4V(BSL14XXシリーズ)を使うと所定の機能を発揮しません。公式に明記されています
- RA12DAは10.8V(BSL12XXシリーズ)専用で、18Vやマルチボルト蓄電池は使えません
- ロングノズル・フレキシブルノズル・フレキシブルホースの取付けには別売のノズル(C)が必要です
- 空気入れ用途では空気が十分に充填されない場合があり、公式は手動ポンプ等の併用を案内しています
- 公式ページに発売時期の記載はありません。掲載カタログPDFは2022年8月現在のものです
RA18DA/RA12DAの購入先と参考価格
よくある質問
RA18DAとRA12DAはどちらを選ぶべきですか?
手持ちの蓄電池で決めるのが最も無駄がありません。RA18DAはマルチボルト蓄電池と18V(BSL18XXシリーズ)、RA12DAは10.8V(BSL12XXシリーズ)専用です。性能差は最大風速122m/s対87m/s、最高圧力18kPa対12kPa、質量1.2kg対0.75kgで、軽さを最優先するならRA12DAになります。
エアダスタとブロワは何が違いますか?
送る空気の速さと量のバランスが違います。RA18DAは最大風速122m/s・最大風量0.70m³/min、36VブロワのRB36DBは最大風速102m/s・最大風量1.2m³/minです。エアダスタは細く速い空気で狭い場所を狙い、ブロワは太い空気で広い面を払います。落ち葉集めにはどちらも力不足で、大風量のRB36DCが該当します。
RA18DAに14.4Vの蓄電池は使えますか?
使えません。HiKOKI公式はRA18DAに14.4V(BSL14XXシリーズ)を使用すると所定の機能を発揮しないと明記しています。マルチボルト蓄電池または18V(BSL18XXシリーズ)を使用してください。
蓄電池と充電器は付属しますか?
付属しません。RA18DA(NN)/(NNBL)、RA12DAはいずれも本体のみで、希望小売価格はRA18DAが17,000円、RA12DAが14,600円(いずれも税別)です。
浮き輪やボールの空気入れに使えますか?
標準付属のノズル(A)/(B)で空気入れ、吸引アタッチメントで空気抜きができます。ただし公式は、膨らませる物によって空気が十分に充填されない場合があるため、膨らみが弱いときは手動ポンプ等を併用して張り具合を調整するよう案内しています。
関連ページ
▶ 関連図鑑ページ: HiKOKI RA12DA|10.8V専用の軽量エアダスタ(RA18DAとの差は風速29%・質量は半分以下)
▶ 関連図鑑ページ: HiKOKI RB36DB|最大風速102m/sの高風速ブロワ
▶ 関連比較データ: HiKOKI RB36DB と RB36DC の違い|風量は16倍、風速は逆転する
▶ 関連図鑑ページ: HiKOKI RB18DC|18Vコードレスブロワのスペックと選び方
▶ 電動工具の選び方をまとめて読む: 電動工具の選び方 完全ガイド
