RB36DBとRB36DCは同じ36Vでも別の道具です。風量はRB36DCが16.5倍多く、風速は逆にRB36DBが30.5m/s速い。落ち葉や刈り草を寄せるならRB36DC、電動工具や作業台の粉じんをピンポイントで吹き飛ばすならRB36DB。質量も1.4kgと3.7kgで2.3kg違い、置き場所も使う場面も分かれます。
先に結論
- ✓最大風量:RB36DC 19.8m³/min(ターボ)> RB36DB 1.2m³/min=16.5倍の差
- ✓最大風速:RB36DB 102m/s > RB36DC 71.5m/s(ターボ)=30.5m/s逆転する
- ✓質量:RB36DB 1.4kg/RB36DC 3.7kg(いずれも蓄電池装着時)。全長は320mmと950mm
- ✓希望小売価格(本体のみ・税別):RB36DB 18,400円/RB36DC 25,300円=6,900円差
- ✓公式のカテゴリも別で、RB36DBはプロ用工具、RB36DCは園芸工具に置かれている
※本記事のスペックは2026年8月23日時点でHiKOKI公式製品ページに掲載されている数値です。
| 最大風量 | RB36DB:1.2m³/min(ノズルなし)/ RB36DC:ノーマル0〜15.0・ターボ19.8m³/min |
|---|---|
| 風速(最大) | RB36DB:102m/s / RB36DC:ノーマル62.6・ターボ71.5m/s |
| 風速(平均) | RB36DB:83m/s / RB36DC:ノーマル51.4・ターボ60.3m/s |
| 全負荷回転数 | RB36DB:強80,000/中53,000/弱43,000 min-1 / RB36DC:ノーマル0〜21,000・ターボ26,000 min-1 |
| 風量調節 | RB36DB:強・中・弱の3段階 / RB36DC:無段階+クルーズコントロール+ターボモード |
| 機体寸法 | RB36DB:320×224×96mm / RB36DC:950×290×205mm(いずれも蓄電池装着時) |
| 質量 | RB36DB:1.4kg / RB36DC:3.7kg(いずれも蓄電池装着時) |
| 1充電当たりの作業時間 | RB36DB:BSL36A18(2.5Ah)で強約12分・中約40分・弱約70分 / RB36DC:BSL36B18X(4.0Ah)で約15分 |
| 使用可能蓄電池 | 両機種ともマルチボルト蓄電池(残量表示付) |
| 希望小売価格(税別) | RB36DB(NN)/(NNB):18,400円 / RB36DC(NN):25,300円・(2WPZ):69,200円 |
| 公式カテゴリ | RB36DB:プロ用工具(リチウムイオンコードレス製品/ブロワ) / RB36DC:園芸工具(ブロワ) |
| 発売時期 | 両機種とも公式ページに記載なし |
風量はRB36DCが16.5倍。落ち葉集めにRB36DBは使えない
広い範囲の落ち葉やゴミを寄せる作業は、空気を「たくさん」動かせるかどうかで決まります。RB36DCはターボモードで19.8m³/min、ノーマルモードでも上限15.0m³/minを出せますが、RB36DBは1.2m³/minしかありません。RB36DBで落ち葉を集めようとすると、面が動かず時間だけがかかります。公式もRB36DBの用途例として「電動工具の掃除に」を挙げており、庭掃除は想定されていません。
風速はRB36DBが30.5m/s速い。狭い場所ならRB36DBが有利
一方、空気の「速さ」ではRB36DBが上です。最大102m/sはRB36DCのターボモード71.5m/sを30.5m/s上回り、平均値で見ても83m/s対60.3m/sで差が付きます。切粉が詰まった吸気口、機械の隙間、墨出し前の細かい粉といった点で狙う作業ではRB36DBのほうが仕事が速いことになります。
全長950mm・3.7kgのRB36DCは屋内清掃には大きすぎる
RB36DCは全長950mm、質量3.7kg(蓄電池装着時)で、両手で構えて使うサイズです。対してRB36DBは全長320mm・1.4kgと、片手で電動工具の脇に置ける大きさに収まっています。狭い現場や車載での持ち回りを考えると、この2.3kg・630mmの差は実務で効きます。
操作系も違います。RB36DCは無段階のトリガに加えて風量を一定に保つクルーズコントロールと、一時的に最大化するターボモードを備えます。RB36DBは強・中・弱の3段階のみですが、そのぶん構造は単純で、ハンドル内を風路にした特許構造により低騒音・低振動を実現しています。
弱み・向かないケース
RB36DBの弱みは風量の少なさです。1.2m³/minでは落ち葉・刈り草・広い床面の清掃に届かず、強モードの連続作業時間もBSL36A18(2.5Ah)で約12分と短めです。RB36DCの弱みは大きさと重さ、そして価格です。全長950mm・3.7kgは屋内や車内での取り回しが悪く、希望小売価格も本体のみで25,300円(税別)とRB36DBより6,900円高くなります。蓄電池2個と充電器が付く(2WPZ)は69,200円(税別)です。どちらも「もう一方の用途」を兼ねられないため、両方の作業がある現場では2台持ちが現実解になります。
バッテリー互換情報
| 共通 | 両機種ともマルチボルト蓄電池(残量表示付)を使用 |
|---|---|
| RB36DBの作業時間 | BSL36A18(36V-2.5Ah)で強約12分/中約40分/弱約70分 |
| RB36DCの作業時間 | BSL36B18X(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah)で約15分(ノーマルモードでスイッチを最大まで引いたとき) |
| RB36DCのセット品 | (2WPZ)=BSL36B18X×2個+充電器UC18YDL2(充電時間 約30分・実用充電) |
| 蓄電池の使い回し | マルチボルト蓄電池が1本あれば両機種で共用できる |
出典:HiKOKI公式 RB36DB/RB36DC製品ページ(2026年8月23日閲覧)。作業時間は蓄電池の状態などにより変わるため目安です。
⚠ 判断を誤りやすいポイント
- 「36V同士だから性能も近い」は誤り。風量は16.5倍、風速は逆転しており、用途がまったく違います
- RB36DCの19.8m³/minはターボモードの値です。常用のノーマルモードは0〜15.0m³/minです
- RB36DBの102m/sはノズル組(S)取付け時の最大値で、ノズルなしの値ではありません
- 両機種とも(NN)は本体のみです。蓄電池・充電器を持っていない場合の実質負担は表示価格と大きく異なります
- RB36DBはプロ用工具、RB36DCは園芸工具と公式のカテゴリが分かれており、カタログも別冊です
RB36DB・RB36DCの購入先と参考価格
よくある質問
RB36DBとRB36DCはどちらを買えばいいですか?
用途で決まります。落ち葉や刈り草、広い床面を寄せるならRB36DC(最大風量19.8m³/min)、電動工具や作業台の粉じんをピンポイントで吹き飛ばすならRB36DB(最大風速102m/s)です。風量は16.5倍の差、風速は30.5m/sの逆転があり、どちらか一方で両方の作業を兼ねることはできません。
RB36DBで落ち葉は集められませんか?
実用的ではありません。RB36DBの最大風量1.2m³/minはRB36DCのターボモード19.8m³/minの約16分の1で、面を動かす力がありません。庭掃除が目的ならRB36DCを選んでください。
蓄電池は共用できますか?
できます。RB36DB・RB36DCとも使用可能蓄電池はマルチボルト蓄電池(残量表示付)です。公式が作業時間を明記している蓄電池はRB36DBがBSL36A18(2.5Ah)、RB36DCがBSL36B18X(4.0Ah)です。
価格差はどのくらいですか?
希望小売価格(税別・本体のみ)はRB36DBが18,400円、RB36DC(NN)が25,300円で6,900円の差です。RB36DCには蓄電池2個と充電器UC18YDL2が付く(2WPZ)もあり、こちらは69,200円(税別)です。
重さと大きさはどのくらい違いますか?
質量はRB36DBが1.4kg、RB36DCが3.7kgで2.3kgの差、全長は320mmと950mmで630mmの差があります(いずれも蓄電池装着時)。屋内や車載での取り回しはRB36DBが有利です。
関連ページ
▶ 関連図鑑ページ: HiKOKI RB36DB|最大風速102m/sの高風速ブロワ
▶ 関連図鑑ページ: HiKOKI RB36DC|風量19.8m³/min・ターボモード搭載の36Vブロワ
▶ 関連図鑑ページ: HiKOKI RA18DA/RA12DA|最大風速122m/sのコードレスエアダスタ
▶ 関連比較データ: HiKOKI RB36DC と RB18DC の違い
▶ 電動工具の選び方をまとめて読む: 電動工具の選び方 完全ガイド
