マキタ TW010Gは、最大締付けトルク2,850N・m・差込角25.4mmの40Vmax超大型インパクトレンチで、鉄骨の大径ボルトや重構造物のボルト締付けをコードレスで行う現場向けの機種です。質量12.3kg・全長570mmとサイドハンドル併用の両手保持が前提の工具で、一般的なDIYやタイヤ交換の用途とは完全に別クラスです。
この記事のポイント
- ✓最大締付けトルク2,850N・m(M36 F10T・摩擦接合ボルト3秒締付時)、差込角25.4mm
- ✓締付け能力は普通ボルトM27〜M45/高力ボルトM20〜M33
- ✓質量12.3kg・全長570mm。サイドハンドル標準付属の両手保持前提
- ✓防じん・防水はIPX6(バッテリIP56)、LEDは全周リング(ライトモード付)
本ページのスペックは2026年7月30日時点のマキタ公式製品ページ(TW010G)の掲載値です。
基本スペック
モデルNo:TW010G/角ドライブsq:25.4mm/最大締付けトルク:2,850N・m/締付け能力(普通ボルト):M27〜M45/締付け能力(高力ボルト):M20〜M33/電源:直流36V(40Vmax)/回転数:0〜1,200min⁻¹(最速)/打撃数:0〜1,750min⁻¹(最速)/本機寸法:570×135×297mm/質量:12.3kg/防じん防水:IPX6/振動3軸合成値:33.4m/s²
| モデルNo | TW010G(本体+ケースはTW010GZK) |
|---|---|
| 電源 | 直流36V(40Vmax) |
| 角ドライブsq | 25.4mm(四角ドライブ) |
| 最大締付けトルク | 2,850N・m(M36/F10T、摩擦接合ボルト3秒締付時) |
| 締付け能力 | 普通ボルト M27〜M45/高力ボルト M20〜M33 |
| 回転数(min⁻¹) | 最速 0〜1,200/強 0〜850/中 0〜700/弱 0〜600 |
| 打撃数(min⁻¹) | 最速 0〜1,750/強 0〜1,500/中 0〜1,300/弱 0〜1,200 |
| 本機寸法 | 長さ570×幅135×高さ297mm(BL4050F装着時) |
| 質量 | 12.3kg(BL4050F装着時) |
| 標準付属品 | サイドハンドル/リング |
| 作業用モード | 3段階正逆転オートストップ+スイッチ全速モード |
| パワー切替 | 4段階 |
| 防じん・防水 | APT/IPX6(バッテリIP56) |
| LEDライト | 全周リング(ライトモード付) |
| 振動3軸合成値 | 33.4m/s²(EN62841-2-2規格) |
| 1充電作業量(目安) | 高力ボルトM33(F10T)約200本(締付け時間約2秒/BL4050F装着時) |
| 推奨バッテリ | BL4040F・BL4050F・BL4080F・BL4080H(推奨)/BL4040(使用可) |
TW010Gの特徴
コードレスで2,850N・m、高力ボルトM33まで
高力ボルトM20〜M33、普通ボルトM27〜M45という締付け能力は、19mmクラス(TW001Gは高力M10〜M27)よりさらに一段上の領域です。最大締付けトルクの測定条件が「M36(F10T)摩擦接合ボルト・3秒締付時」と公式に明記されているため、カタログ値の比較根拠がはっきりしているのも判断しやすい点です。1充電でM33を約200本という目安も公式値です。
全長570mm・12.3kg。サイドハンドル前提の設計
全長570mm、高さ297mm、幅135mm、質量12.3kg(BL4050F装着時)。標準付属品にサイドハンドルとリングが含まれ、両手で構えて反力を受け止める設計です。振動3軸合成値も33.4m/s²と19mmクラス(TW001Gは17.5m/s²)の約2倍で、連続作業時間の管理が必要になります。
IPX6と全周リングLED
防じん・防水はAPTでIPX6(バッテリはIP56)。屋外の重構造物作業を想定した仕様です。LEDは全周リングタイプでライトモード付きのため、ソケットとボルトの位置合わせを影で邪魔しにくいのが実務上の利点です。
マキタ インパクトレンチ トルク・質量の位置づけ
マキタの充電式インパクトレンチを差込角別に並べると、TW010Gは最上位に位置します。
数値の出典はマキタ公式製品ページ(2026年7月30日時点)。TW300Dの最大締付けトルクは300N・m・質量1.8kg、TW700Dは600N・m・質量2.6kgです。各機の詳細はTW300D/TW700D/TW004G/TW001Gで確認できます。
バッテリー互換情報
TW010Gで使える40Vmaxバッテリー
推奨(◎):BL4040F/BL4050F/BL4080F/BL4080H
使用可(○):BL4040
公式の寸法・質量・1充電作業量はいずれもBL4050F装着時の値です。BL4020・BL4025は推奨バッテリの一覧に含まれていません。40Vmaxのバッテリー資産はHP001G(震動ドライバドリル)やHR001G(ハンマドリル)、JR001G(レシプロソー)とも共用できます。18V/40Vmaxの体系差はマキタ 18Vと40Vmaxの違いにまとめています。
⚠ 購入前に確認したい注意点
- ソケットは25.4mm(1インチ)専用が必要。19mmや12.7mmのソケットは変換アダプタなしでは装着できず、変換した場合はアダプタ・ソケット側の強度が上限になります。
- 12.3kg・全長570mmは片手作業不可。サイドハンドルを必ず併用し、反力を受けられる姿勢が取れる場所で使用してください。
- 振動3軸合成値33.4m/s²。19mmクラスの約2倍で、連続使用時間の管理と防振手袋の使用を前提に考えてください。
- タイヤ交換・自動車整備には完全に能力過剰です。乗用車のホイールナットは100〜120N・m前後で、この用途には差込角12.7mmの機種を選んでください。
購入先と価格の目安
【PR】以下は楽天アフィリエイトの計測リンクを含む商品カードです。価格・在庫は変動するため、最新の情報は各ショップでご確認ください。
マキタ TW010GZK 40Vmax 充電式インパクトレンチ(本体+純正ケース/バッテリ・充電器別売)
参考価格 98,660円(税込・送料無料)/セレクトツール楽天市場店(2026年7月30日時点)
楽天で最新価格を見る流通は本体+純正ケースのTW010GZKが中心です。バッテリ・充電器・25.4mmソケットは別売のため、初導入時は本体価格に加えてバッテリ・充電器・ソケットの費用を見込んでください。
ネット上の評判まとめ
2026年8月2日時点で公開情報から確認できた範囲の要約です。TW010Gは業務用途向けで一次レビューの件数が限られるため、確認できた傾向のみを中立的にまとめています。個人の使用感を含むため参考情報として扱ってください。
- 工具通販サイトの購入者レビューでは、トラックのタイヤ交換用途で「これまでエア式を使っていたが電動式のほうが断然使いやすい」「エアホースの取り回しの煩わしさがない」「手元で動力を調整できる」という趣旨の評価が投稿されています。
- 紹介記事では、エア圧に左右されない安定したトルクと、コンプレッサー・ホースから解放されるコードレスの取り回しが共通して利点として挙げられています。
- 最大締付け2,850N・m(緩め時4,000N・m)というエア式同等クラスの出力により、大型車両のホイール脱着や鉄骨の高力ボルト締結といった、従来エア工具が前提だった作業を充電式で置き換えられる点が評価されています。
- 質量12.3kg(BL4050F装着時)・全長570mmと大柄で、サイドハンドル併用の両手保持が前提です。持ち運びや作業姿勢を事前に検討すべき機種という位置づけで紹介されています。
- 本体価格が高く、加えてバッテリ・充電器・25.4mm(1インチ)対応ソケットがいずれも別売です。同クラスの40Vmax大型インパクトレンチのレビュー記事でも「必要トルクだけでなく、作業姿勢・持ち運び・ソケット・バッテリを含めた総額まで確認してから選ぶべき」と指摘されています。
- 用途が高トルク作業に振り切られているため、汎用の締緩作業には差込角19mm・12.7mmクラスのほうが扱いやすいという整理が一般的です。
よくある質問
TW010Gの2,850N・mはどんな作業に必要なトルク?
マキタ公式の締付け能力は普通ボルトM27〜M45、高力ボルトM20〜M33です。鉄骨の大径ボルトの本締め、橋梁やプラント設備、大型基礎アンカーなど、従来は油圧トルクレンチや大型AC機を使っていた領域が対象になります。最大締付けトルクはM36(F10T)の摩擦接合ボルトを3秒締付けた時の値として公式に条件が明記されています。
TW010Gの差込角25.4mmは19mmや12.7mmと何が違う?
25.4mm(1インチ)は角ドライブの一辺の寸法で、19mm(3/4インチ)・12.7mm(1/2インチ)より1〜2段上のクラスです。ソケットは25.4mm専用のものが必要で、19mmや12.7mmのソケットは変換アダプタなしでは装着できません。2,850N・mのトルクを受けるため、ソケットもインパクト対応の高強度品を選ぶ必要があります。
TW010Gの12.3kgは片手で扱える?
扱えません。質量12.3kg(BL4050F装着時)・全長570mmで、標準付属のサイドハンドルを併用した両手保持が前提です。反力も大きいため、足場や不安定な姿勢での使用は避け、母材にしっかり体勢を取れる場所で使う機種です。手持ちで長時間動かす作業なら、3.8kgのTW001Gなど19mmクラスが現実的です。
TW010Gで使えるバッテリーはどれ?
推奨(◎)はBL4040F・BL4050F・BL4080F・BL4080Hで、BL4040は使用可(○)です。公式の1充電作業量や寸法・質量はBL4050F装着時の数値で示されています。消費電力が大きいため、容量の小さいバッテリーでは作業量が伸びにくく、4.0Ah以上の運用が基本になります。
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出典
- マキタ公式製品ページ「TW010G」(2026年7月30日確認)
- マキタ公式製品ページ「TW001G」(2026年7月30日確認)
- マキタ公式製品ページ「TW004G」「TW700D」「TW300D」(2026年7月30日確認)
