マキタ TW001G vs HiKOKI WR36DA|1,350N・mと1,100N・m、差込角19mm大型インパクトレンチ徹底比較【2026年版】

マキタ TW001G と HiKOKI WR36DA の比較アイキャッチ。いずれも先端は四角ドライブアンビル(差込角19mm)のコードレスインパクトレンチをフラットイラストで描写

締付け力で選ぶならマキタ TW001G(1,350N・m)、バッテリー資産がHiKOKIならWR36DA(1,100N・m)が正解です。差込角19mm・質量3.8kgという骨格は両者ほぼ同じで、決定要因は「最大トルク250N・mの差」と「40Vmaxかマルチボルト36Vか」の2点にほぼ集約されます。

この記事のポイント

  • 最大締付けトルクはTW001G 1,350N・mWR36DA 1,100N・m(差250N・m)
  • 差込角はともに19mm、質量もともに3.8kgでソケットは共用可
  • 高力ボルト対応はTW001G M10〜M27WR36DA M10〜M24
  • バッテリーは40Vmaxマルチボルト36Vで互換なし。手持ち資産が決定要因

本ページの数値は2026年7月30日時点のマキタ公式製品ページ(TW001G)およびHiKOKI公式製品ページ(WR36DA)の掲載値です。

目次

スペック横断比較

マキタ TW001G × HiKOKI WR36DA スペック比較(出典:各メーカー公式製品ページ/2026年7月30日時点)
項目マキタ TW001GHiKOKI WR36DA
電源直流36V(40Vmaxマルチボルト36V
先端形状/差込角四角ドライブ 19mm四角ドライブ 19mm
最大締付けトルク1,350N・m1,100N・m(112.2kgf・m)
締付け能力(普通ボルト)M12〜M36M12〜M30
締付け能力(高力ボルト)M10〜M27M10〜M24
回転数(最速/強)0〜1,800min⁻¹0〜1,500min⁻¹
打撃数(最速/強)0〜2,300min⁻¹0〜2,900min⁻¹
パワー切替4段階4段階(弱1/弱2/中/強)
質量3.8kg(バッテリ含む)3.8kg(蓄電池装着時)
機体寸法217×94×297mm221×292×42mm(全長×高さ×センターハイト)
防じん・防水APT/IP56IP56
LEDライト2灯×2—(公式仕様表に記載なし)
振動3軸合成値17.5m/s²15.4m/s²
1充電作業量(目安)高力M24 約250本(1.5秒締付)高力M24×80 約95本(3秒締付)
希望小売価格公式掲載なしNN 56,000円/2XPZ 115,500円(税別)

※1充電作業量は測定条件(締付け時間・使用蓄電池)が両社で異なるため、単純比較はできません。TW001GはM24(F10T)を約1.5秒で約250本、WR36DAはM24×80(F10T)を約3秒で約95本という公式条件です。

比較軸1:締付け力

締付け力はTW001Gが上。最大締付けトルクで250N・m、高力ボルト対応でM24→M27の1サイズ分の差があります。鉄骨継手の本締めで扱うボルト径が決まっている現場では、この1サイズ差が機種選定の分岐点になります。

最大締付けトルクの比較単位: N・mマキタ TW001G1,350HiKOKI WR36DA1,100

比較軸2:作業スピードと打撃

打撃数はWR36DAが上。強モードで0〜2,900min⁻¹に対し、TW001Gは最速で0〜2,300min⁻¹です。打撃数が多いほど1打撃あたりの反力が小さくなり、体感の当たりが滑らかになりやすい傾向があります。一方で回転数はTW001Gが0〜1,800min⁻¹でWR36DAの0〜1,500min⁻¹を上回るため、ボルトを締め込むまでの空転が速いのはTW001Gです。

回転数と打撃数(最速/強モード)単位: min⁻¹TW001G 打撃数2,300WR36DA 打撃数2,900TW001G 回転数1,800WR36DA 回転数1,500

比較軸3:扱いやすさ

質量は3.8kgで同じ。体格差はほぼありません。差が出るのは振動3軸合成値で、WR36DAが15.4m/s²、TW001Gが17.5m/s²です(ともにEN60745-2-2規格)。長時間の連続作業では2.1m/s²の差が体感に出る可能性があります。一方でTW001GはLEDライト2灯×2を公式に明記しており、暗所での照射は有利です。

比較軸4:バッテリー互換と価格

バッテリー体系は互換なし。手持ち資産で決める

マキタ TW001G:40Vmax専用。推奨BL4020/BL4025/BL4040/BL4040F、使用可BL4050F/BL4080F/BL4080H
HiKOKI WR36DA:マルチボルト蓄電池(残量表示付・BSL36A18Xなど)。従来のBSL3620/3626/3660およびBSL18XX・BSL14XXシリーズは使用不可

40Vmax側の資産はTW010GTD002GHR001Gと共用できます。マルチボルト側はWR36DFDS36DCと共用でき、蓄電池の型番差はBSL36A18とBSL36B18の違いで確認できます。

価格面では、WR36DAは公式に希望小売価格(本体のみNN 56,000円/セット2XPZ 115,500円・いずれも税別)が公開されています。TW001Gは公式に価格掲載がなく実売での比較になります。

用途別の正解

用途別の選び分け(2026年7月30日時点の公式スペックに基づく整理)
こんな場合選ぶべき機種理由
高力ボルトM27まで締めたいマキタ TW001GWR36DAの高力対応はM24まで。M27はTW001Gのみ
すでにマキタ40Vmaxを持っているマキタ TW001Gバッテリー・充電器の追加投資が不要
すでにHiKOKIマルチボルトを持っているHiKOKI WR36DA36V/18V自動切替の蓄電池をそのまま使える
振動をできるだけ抑えたいHiKOKI WR36DA振動3軸合成値15.4m/s²でTW001Gより2.1m/s²低い
価格の目安を事前に把握したいHiKOKI WR36DA公式に希望小売価格が公開されている
タイヤ交換が主目的どちらでもない差込角12.7mm・300N・m前後の機種が適正

⚠ 購入前に確認したい注意点

  • 両機ともタイヤ交換には能力過剰です。乗用車のホイールナットは100〜120N・m前後。使う場合は最弱モードで仮締めし、最終締めはトルクレンチで行ってください。
  • ソケットは19mm(3/4インチ)対応のインパクト用が必要。12.7mmのソケットは変換アダプタなしでは使えません。
  • バッテリーに互換性はありません。40Vmaxとマルチボルト36Vは相互に装着できず、変換アダプタもメーカーから提供されていません。
  • 1充電作業量の公式条件が両社で異なります(締付け時間1.5秒対3秒)。カタログ上の本数だけで作業効率を比較しないでください。

購入先と価格の目安

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よくある質問

TW001GとWR36DA、結局どちらが強い?

最大締付けトルクはマキタ TW001Gが1,350N・m、HiKOKI WR36DAが1,100N・mで、TW001Gが約250N・m上回ります。締付け能力も高力ボルトでTW001GがM10〜M27、WR36DAがM10〜M24とTW001Gが一段上です。ただし質量はどちらも3.8kgで同じなので、締付け力だけで見るならTW001Gが有利です。

差込角は両方19mmだからソケットは共用できる?

できます。TW001Gの角ドライブsqは19mm、WR36DAの先端形状も四角ドライブ19mmで、19mm(3/4インチ)対応のインパクト用ソケットを両方に使えます。ただしTW001Gは1,350N・mまで出るため、ソケット側の許容トルクは高い方の機種に合わせて選んでおくのが安全です。

バッテリーの体系はどう違う?

TW001Gはマキタ40Vmax(直流36V)で、BL4020・BL4025・BL4040・BL4040Fが推奨、BL4050F・BL4080F・BL4080Hが使用可です。WR36DAはHiKOKIのマルチボルト蓄電池(残量表示付/BSL36A18Xなど)で、36Vと18Vを自動で切り替えて使えるのが特徴です。両者に互換性はないため、実質的には「すでに持っているバッテリー資産で決まる」選択になります。

価格はどちらが安い?

HiKOKI WR36DAは公式の希望小売価格が本体のみ(NN)で56,000円(税別)、蓄電池2個・充電器・ケース付き(2XPZ)で115,500円(税別)と公開されています。マキタ TW001Gは公式に希望小売価格の掲載がなく、実売で比較する必要があります。2026年7月30日時点の楽天市場では本体のみ(TW001GZ)が36,000円台から流通しています。

タイヤ交換用に買うならどちらがいい?

どちらも向きません。乗用車のホイールナットの規定トルクは100〜120N・m前後で、1,100〜1,350N・mは10倍前後の過大トルクです。タイヤ交換が主目的なら差込角12.7mmの機種(マキタ TW004GやTW300D、HiKOKI WR36DEなど)を選び、最終締めはトルクレンチで行ってください。

関連ページ

出典

  • マキタ公式製品ページ「TW001G」(2026年7月30日確認)
  • HiKOKI公式製品ページ「コードレスインパクトレンチ WR36DA」(2026年7月30日確認)
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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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