結論:出力2,160Wは同じ。違いは「容量」と「充電時間」で、体格はむしろBSL3650MVTのほうが小さく軽い。瞬発力を求めて選び分ける必要はなく、1回の充電でどれだけ粘るか、そして今すぐ買えるかどうかで決まります。
この記事のポイント
- ✓ 出力はどちらも2,160W。最大出力の従来品比はいずれも約1.5倍で同じ
- ✓ 容量は4.0Ah対5.0Ah(18V換算 8.0Ah対10.0Ah)。持続力はBSL3650MVTが上
- ✓ 質量は980g対960g、全長は134mm対127mm。上位のBSL3650MVTが小さく軽い
- ✓ 充電時間は約40分対約50分。BSL3640MVTのほうが10分速い
- ✓ BSL3650MVTは2026年秋発売予定。今すぐ買えるのはBSL3640MVTのみ
本ページの数値は2026年8月8日時点のHiKOKI公式製品ページに基づきます。BSL3650MVTは発売前製品のため、仕様・価格・発売時期は変更される可能性があります。
スペック比較表
| 項目 | BSL3640MVT | BSL3650MVT |
|---|---|---|
| 電圧-容量 | 36V-4.0Ah / 18V-8.0Ah | 36V-5.0Ah / 18V-10.0Ah |
| 出力 | 2,160W | 2,160W |
| 寸法(全長×全幅×全高) | 134×83×77 mm | 127×83×76 mm |
| 質量 | 980g | 960g |
| 充電時間 | 約40分 | 約50分 |
| 測定に使う充電器 | UC36YSL2/UC18YDML/UC18YDL2 | UC18YDML(S) |
| Bluetooth®機能 | —(BSL3640MVBTはあり) | — |
| 希望小売価格(税別) | 33,000円 | 36,000円 |
| コードNo. | 0038-1989 | 0038-3725 |
| 発売状況 | 発売中 | 2026年秋発売予定 |
数値で見る3つの差
容量は25%増、充電時間は25%増と、ほぼ比例しています。特筆すべきは質量で、容量が増えたのに20g軽い。バッテリーの世代交代としてはかなり素直に「良くなっている」部類です。
高負荷作業でどれだけ差がつくか
HiKOKI公式は、どちらも出力1,440WのBSL36B18X/BSL36B18系を基準に性能向上率を示しています。最大出力はいずれも約1.5倍で並びますが、木材切断性能で表した高負荷作業量には差が出ます。
検証条件はいずれも36Vコードレス丸のこ C3606DB、厚さ60mm×長さ300mmのツガ材、押付荷重60N。丸のこ・ディスクグラインダ・レシプロソーのように連続して負荷がかかる工具ほど、この差がそのまま作業本数に効いてきます。逆にインパクトドライバのような断続作業では、容量差が体感になりにくい構成です。
互換性はどちらも同じ
バッテリー互換情報(BSL3640MVT/BSL3640MVBT/BSL3650MVT 共通)
使える充電器
BSL3640MVT/BSL3640MVBT …… UC36YSL2/UC18YDML/UC18YDL2で約40分
BSL3650MVT …… UC18YDML(S)で約50分
公式が「ご使用いただけない製品」として指定している33機種(3型番で共通)
AW18DBL、C18DBL、C3605DA、C3605DB、C3605DC、C18DYBL、C3605DYA、C3605DYB、C3605DYC、CD18DBL、CL18DSL、CR36DYA、CS3630DB、CS3635DB、G18DSL2、N18DSL、NP18DSAL、R18DSAL、RP3608DA、RP3608DB、UB18DA、UB18DB、UB18DEL、UF18DSAL、UL18DA、UL18DSL、UM36DA、UR18DSDL、UR18DSML、US18DA、UV3628DA、VB3616DA、WHP18DA
⚠ 比較する前に押さえたい注意点
- 非対応機種のリストは両者で同一です。上位のBSL3650MVTを選んでも使える工具が増えるわけではありません。C3605DC、C3605DYB/DYC、G18DSL2、CL18DSL、UM36DAなどは公式に非対応です。
- BSL3650MVTは2026年8月8日時点で未発売です。公式表記は「2026年秋発売予定」。仕様・価格・時期は変更される可能性があります。
- 性能向上率の比較基準がわずかに異なります。BSL3640MVT側の注記はBSL36B18X/BSL36B18、BSL3650MVT側はBSL36B18X/BSL36B18BXとの比較です。いずれも出力1,440Wの従来品ですが、厳密な同一条件の直接比較ではない点は留意してください。
- 従来のBSL36A18/BSL36B18から乗り換える場合は要確認。出力は上がりますが、旧世代では問題なく使えていた機種が非対応になっているケースがあります。
どちらを選ぶか
| こんな使い方なら | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 今すぐバッテリーが必要 | BSL3640MVT | BSL3650MVTは2026年秋発売予定で未流通 |
| 丸のこ・グラインダで連続作業 | BSL3650MVT | 高負荷作業量が従来品比約2.2倍と最も粘る |
| 充電の回転を速くしたい | BSL3640MVT | 約40分と10分速く、予備1本の運用が回しやすい |
| 狭所・天井際で取り回したい | BSL3650MVT | 全長127mm・960gと小さく軽い |
| Bluetooth連動を使いたい | BSL3640MVBT | 公式に掲載されているBluetooth対応はこの型番のみ |
| できるだけ安く済ませたい | BSL3640MVT | 希望小売価格33,000円(税別)で3,000円安い |
購入先と価格の目安
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BSL3640MVT(発売中)
HIKOKI T-PWRバッテリ 【 BSL3640MVT / BSL3640MVBT 】 スライド式 マルチボルト 蓄電池 ( 36V – 4.0Ah ) ( 18V – 8.0Ah ) ※沖縄別途送料が必要
27,445円(税込・送料別)/参考価格の取得日 2026年7月31日
楽天で最新価格を見るBSL3650MVTは2026年8月8日時点で楽天市場に流通していません(2026年秋発売予定)。参考として、公式が同機の充電時間約50分の測定に用いている急速充電器を掲載します。
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よくある質問
BSL3640MVTとBSL3650MVTの違いを一言でいうと?
容量と体格です。BSL3640MVTは36V-4.0Ah/18V-8.0Ah・134×83×77mm・980g・充電約40分、BSL3650MVTは36V-5.0Ah/18V-10.0Ah・127×83×76mm・960g・充電約50分。出力はどちらも2,160Wで同じです。
どちらのほうが速く作業できますか?
瞬間的なパワーは同じです。出力2,160Wが共通のため、最大出力の従来品比はどちらも約1.5倍。差が出るのは持続力で、高負荷作業量(木材切断性能)の従来品比はBSL3640MVTが約1.75倍、BSL3650MVTが約2.2倍です。
容量が大きいBSL3650MVTのほうが重いのでは?
いいえ。公式値ではBSL3650MVTが960g、BSL3640MVTが980gで、容量の大きいBSL3650MVTのほうが20g軽くなっています。全長も127mmと7mm短いです。
価格差はどれくらいですか?
希望小売価格(税別)はBSL3640MVTが33,000円、BSL3650MVTが36,000円で、差は3,000円です。Bluetooth搭載のBSL3640MVBTは35,900円で、BSL3650MVTとほぼ同額になります。
今買うならどちらですか?
2026年8月8日時点でBSL3650MVTは「2026年秋発売予定」で流通していないため、すぐ必要ならBSL3640MVTが現実的な選択肢です。急がず、丸のこやグラインダで長時間の高負荷作業をするならBSL3650MVTの発売を待つ価値があります。
出典
HiKOKI公式 BSL3640MVT/BSL3640MVBT 製品ページ/HiKOKI公式 BSL3650MVT 製品ページ(いずれも2026年7月31日確認)
関連ページ:BSL3640MVT 図鑑/BSL3650MVT 図鑑/BSL36A18とBSL36B18の違い/電動工具の選び方 完全ガイド
