同じクラスの主力機を新品・未使用で売った場合、フルセットではマキタのほうが9,000〜15,000円高く評価されます。ただし本体のみ(Zタイプ・NNタイプ)に絞ると差は1,000〜5,000円まで縮みます。差の正体はバッテリーで、40Vmaxの大容量バッテリーがマルチボルト蓄電池のおよそ2倍で買い取られているためです。
この記事の要点
- ✓フルセット同士なら4クラスすべてでマキタが高い(+9,000〜+15,000円)
- ✓本体のみ同士だと差は+1,000〜+5,000円まで縮まる
- ✓差が大きいのはハンマドリル。HR001GRDX 51,000円に対しDH36DPE(2XP) 36,000円
- ✓マキタBL4080Fは22,000円、HiKOKIのマルチボルト最上位は11,000円で約2倍の開き
- ✓定価が異なるため「回収率」の比較ではなく、手取り額の比較として読むこと
いずれも2026年9月13日時点で工具買取専門店が公開していた新品買取の相場表から引用しています。新品買取は外箱とメーカー標準付属品がすべて揃った状態が条件で、中古・使用済みは別の査定になります。金額を保証するものではありません。
同クラス4組の買取相場を並べる
マキタの40VmaxシリーズとHiKOKIのマルチボルト(36V)シリーズから、各社の主力機を4クラス分そろえました。左がフルセット(本体+バッテリー2個+充電器+ケース)、右が本体のみです。
| クラス | マキタ | 買取額 | HiKOKI | 買取額 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| インパクトドライバ | TD002GRDX | 34,000円 | WH36DD (2XHSZ) | 25,000円 | +9,000円 |
| インパクトレンチ | TW001GRDX | 41,000円 | WR36DF (2XPSZ) | 31,000円 | +10,000円 |
| ドライバドリル | DF001GRDX | 40,000円 | DS36DC (2XPSZ) | 28,000円 | +12,000円 |
| ハンマドリル | HR001GRDX | 51,000円 | DH36DPE (2XP) | 36,000円 | +15,000円 |
いずれもフルセットの新品買取相場(2026年9月13日時点)。マキタは40Vmax、HiKOKIはマルチボルト36Vで、定価そのものが異なります。
本体のみにすると差はほとんど消える
同じ4クラスを本体のみで比べると、様子が変わります。インパクトドライバは1,000円差、ハンマドリルも1,000円差で、フルセットで見えていた1万円以上の開きは残りません。
オレンジ=マキタ、イエロー=HiKOKI。2026年9月13日時点の新品買取相場。
本体だけを手放してバッテリーと充電器を次の1台に持ち越す使い方なら、メーカーによる手取り差はほぼ気にしなくてよい水準です。TW001GとWR36DAの実機比較はTW001GとWR36DAの比較、HR001GとDH36DPEはHR001GとDH36DPEの比較で扱っています。
差の正体は40Vmaxバッテリーの評価額
フルセットと本体のみの差がメーカーで違う理由は、同梱されるバッテリーの評価額です。マキタの40Vmax大容量バッテリーは、HiKOKIのマルチボルト最上位の約2倍で買い取られていました。
バッテリー単体の新品買取相場(2026年9月13日時点)
マキタ40Vmaxと18Vは相互に使えません。HiKOKIのマルチボルトは36V機・18V機の両方で使えますが、18V専用蓄電池はマルチボルト専用機では使えません。
40Vmax・8.0Ah22,000円
40Vmax・5.0Ah17,000円
40Vmax・4.0Ah12,000円
マルチボルト・Bluetooth11,000円
マルチボルト・大容量10,000円
各社18V専用9,000円/5,000円
フルセットに2個入るぶん、差はそのまま2倍で効いてきます。ラインアップ全体はマキタ40Vmaxバッテリーの一覧とHiKOKIマルチボルト蓄電池の一覧にまとめています。
この比較の読み方
⚠ そのまま「マキタのほうが得」と読まないための注意
- 定価が異なります。40Vmaxとマルチボルト36Vは価格帯が違うため、これは回収率の比較ではなく手取り額の比較です
- 相場表は新品買取の金額です。外箱とメーカー標準付属品が揃っていることが条件で、欠品は−1,000円〜、ケースの傷は−500円〜
- 限定色・記念カラーは別枠で、マキタTD173DRGXの20周年記念カラーは41,500円と標準色より高い相場でした
- 相場は日々更新されます。最終的な査定額は現物確認後に決まります
売却後に買い替える場合
どちらのメーカーに寄せるかは、手持ちのバッテリー資産をどちらに残すかで決まります。本体だけ入れ替えるなら手取り差は小さいので、同じ電池系統を使い続ける選択が合理的です。売却前に、手元の本体・バッテリー・充電器がどの系統かを型番で確認しておくと判断を誤りません。
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よくある質問
マキタとHiKOKI、高く売れるのはどちらですか?
フルセット同士ならマキタです。インパクトドライバで9,000円、インパクトレンチで10,000円、ドライバドリルで12,000円、ハンマドリルで15,000円、マキタのほうが高い相場でした。ただし定価も高いため、回収率が高いという意味ではありません。
本体のみで売る場合も差は出ますか?
ほとんど出ません。TD002GZ 12,000円に対しWH36DD本体のみ11,000円、HR001GZK 26,000円に対しDH36DPE本体のみ25,000円と、いずれも1,000円差でした。
なぜフルセットだと差が大きくなるのですか?
同梱されるバッテリーの評価額が違うためです。マキタBL4080Fは22,000円、HiKOKIのマルチボルト最上位は11,000円で約2倍の開きがあり、フルセットには2個入るためそのまま差が広がります。
限定色や記念カラーは高く売れますか?
標準色より高い相場が付いていました。マキタTD173DRGXの20周年記念カラーは41,500円、標準色は38,000〜39,000円です。HiKOKI WH36DDでも限定色が標準色より6,000〜7,000円高い相場でした。
中古でもこの差は同じですか?
この記事の金額はすべて新品買取の相場です。新品と判定されるのは外箱とメーカー標準付属品が揃っている場合に限られ、使用済みの中古は別の査定基準になるため、同じ比率になるとは限りません。
出典
- Reツール(リツール)「本日の工具買取相場表」マキタ・HiKOKIの型番別 新品買取額および減額条件(2026年9月13日取得)
- HiKOKI(工機ホールディングス)公式サイト「コードレスインパクトドライバ:WH36DD」「コードレスインパクトレンチ:WR36DF」セット構成(2026年9月13日取得)
- ツールオフ「宅配買取」新品・未使用品の取り扱い条件(2026年9月13日取得)
工具の選び方の全体像は電動工具の選び方ガイドにまとめています。
