マキタ VC016GとVC015Gの違い|清掃用と工具接続用、役割が逆の2機種

マキタ VC016GとVC015Gの比較イラスト。左は走行ホイール付きの箱型ドライクリーナVC016G、右はホースとカフスが付いた縦型の小型集じん機VC015G

この2機種は同じ40Vmaxですが、用途がまったく別です。VC016Gは人が床を掃除する清掃機、VC015Gは電動工具につないで粉じんを吸う集じん機です。吸込仕事率や容量を並べて比べる前に、まずこの役割の違いで決まります。

この記事の要点

  • VC016G=乾式専用の清掃用ドライクリーナ。無線連動なし、床用ノズル付き
  • VC015G=粉じん専用の工具接続専用機。無線連動対応(ユニット別売)、床用ノズルなし
  • 静かなのはVC016G(43〜51dB(A))。VC015Gは63〜76dB(A)
  • 集じん容量はVC015Gが18L、VC016Gが4.8L。逆に吸込仕事率はVC016Gが140W、VC015Gが85W
  • 本体のみの標準小売価格は96,000円(税別)と49,900円(税別)

本記事のスペックは2026年9月13日時点のマキタ公式製品ページに基づきます。

目次

スペック比較表

項目VC016G(清掃用)VC015G(工具接続用)
分類充電式ドライクリーナ(乾式専用)充電式小型集じん機(粉じん専用)
電動工具接続非対応対応(専用)
無線連動非対応対応(ワイヤレスユニット別売)
吸込仕事率最大140Wパワフル85W/標準35W/エコ15W
運転音最大51dB(A)/最小43dB(A)パワフル76/標準68/エコ63dB(A)
最大風量1.8m³/minパワフル4.0/標準3.1/エコ2.4m³/min
最大真空度19kPaパワフル10.5/標準5.5/エコ3.0kPa
集じん容量紙パック4.8L(タンク6.0L)ダストバッグ18L
1充電連続使用時間最大約30分/最小約2時間5分(BL4050F)パワフル約13分/標準約30分/エコ約1時間5分(BL4025)
本機寸法328×308×280mm276×175×196mm
質量4.4kg(BL4050F装着時)2.3kg(BL4025装着時)
標準付属ホース内径32mm×1.7m内径28mm×5.0m
床用ノズル切替ノズル・フリーノズル付属なし
本体のみ/価格(税別)VC016GZ/96,000円VC015GZ/49,900円

違い1:役割が逆

VC016Gはビルメンテナンス専用設計と公式に明記されている清掃機です。ホテルの客室やオフィスを、静かに・コードレスで掃除するための機械で、伸縮パイプ(520〜870mm)と切替ノズル(幅270mm)が標準で付きます。

VC015Gは「粉じん専用(電動工具接続専用)」で、標準付属品はホースとフロントカフスだけです。丸のこやサンダに直結して切粉を吸う機械なので、そもそも床を掃く道具が付いていません。

違い2:静音性と吸引力

運転音はVC016Gの最小43dB(A)に対し、VC015Gはエコでも63dB(A)。20dBの差は体感でかなり大きく、客室やオフィスの営業中に回せるかどうかが分かれます。

運転音の比較(最も静かなモード)VC016G 最小43dB(A)VC015G エコ63dB(A)
最大吸込仕事率の比較VC016G140WVC015G85W
最大風量の比較VC015G パワフル4m³/minVC016G1.8m³/min

数値は用途を素直に反映しています。VC016Gは真空度19kPaと「吸い上げる力」が強く、床のゴミを持ち上げる設計。VC015Gは風量4.0m³/minと「風を送る量」が多く、5mの長いホースで粉じんを運ぶ設計です。

違い3:容量と本体サイズ

集じん容量はVC015Gの18Lに対しVC016Gは4.8L。一方で本体はVC016Gが328×308×280mm・4.4kg、VC015Gが276×175×196mm・2.3kgと、VC015Gのほうが小さく軽い機械です。VC015Gの18Lはダストバッグを外付けする構造のため、本体サイズと容量が一致しません。

集じん容量の比較VC015G ダストバッグ18LVC016G 紙パック4.8L

どちらを選ぶか

用途別の選び方

  • 客室・オフィス・店舗の清掃が目的 → VC016G
  • 電動工具の切粉・粉じんを吸うのが目的 → VC015G
  • 工具のスイッチに連動させたい → VC015G(ワイヤレスユニット別売)
  • 移動しながら短時間で強く吸いたい → VC009G(背負式・165W)も選択肢
  • 静音が最優先 → VC016G(最小43dB(A))

バッテリー互換

40Vmax(XGT)バッテリの扱い

  • 2機種ともバッテリ・充電器は別売。40Vmaxバッテリは共用できる
  • 推奨バッテリはBL4020/BL4025/BL4040/BL4040F/BL4050Fが両機種◎
  • BL4080F・BL4080HはVC016Gが◎(推奨)、VC015Gは○(使用可)と評価が分かれる
  • 18V(LXT)バッテリは使えない。40Vmaxバッテリの一覧充電器の一覧を参照

⚠ 比較するときの注意

  • 公式の連続使用時間はVC016GがBL4050F装着時、VC015GがBL4025装着時の数値で、基準バッテリが違う
  • 質量も装着バッテリが違う(VC016G=BL4050F、VC015G=BL4025)ため、同条件の比較ではない
  • VC016Gはアスベスト(石綿)周辺の環境下では使用しないこと(公式の警告)
  • いずれも乾式・粉じん専用。水や湿った汚れには使えない

購入先

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マキタ VC016GZ 40Vmax充電式ドライクリーナ 本体のみ

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関連する図鑑ページ

個別のスペックはマキタ VC016Gマキタ VC015Gにまとめています。工具の種類から選び直すときは電動工具の選び方ガイドをご覧ください。

よくある質問

VC016GとVC015Gはどちらが静かですか?

VC016Gです。最小モードで43dB(A)、最大でも51dB(A)に収まります。VC015Gはエコで63dB(A)、パワフルで76dB(A)なので、静音性では比較になりません。ただしVC015Gは工具の粉じんを吸う機械で、静かさを競う設計ではありません。

VC016Gを電動工具につないで集じんに使えますか?

使えません。VC016Gは乾式専用の清掃用ドライクリーナで、電動工具接続用ではなく無線連動にも対応しません。工具に接続するならVC015GかVC009Gを選びます。

VC015Gで部屋の掃除はできますか?

想定されていません。VC015Gは粉じん専用の電動工具接続専用機で、標準付属品はホースとフロントカフス22・38のみです。床用ノズルや伸縮パイプは付かないため、清掃用途にはVC016Gが該当します。

バッテリは共用できますか?

できます。どちらも40Vmax(XGT)で、推奨バッテリはBL4020からBL4080Hまで共通です。ただしVC015GではBL4080F・BL4080Hが「使用可」の○表記、VC016Gでは「推奨」の◎表記と、公式の評価が分かれます。

価格差はどれくらいですか?

標準小売価格(税別・本体のみ)はVC016GZが96,000円、VC015GZが49,900円で、約1.9倍の差があります。VC016Gは清掃機として伸縮パイプ・切替ノズル・フリーノズルまで標準付属する分、構成が厚くなっています。

出典

マキタ公式製品ページ「充電式ドライクリーナ VC016G」「充電式小型集じん機 VC015G」2026年9月13日閲覧。吸込仕事率・運転音・風量・真空度・集じん容量・寸法・質量・付属品・推奨バッテリ・標準小売価格はいずれも同ページの主要機能表に基づきます。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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