HiKOKI マルチボルトX系が使えない製品一覧|BSL36A18X・36B18X・36A18BX・36B18BXの互換制限33機種【2026年9月】

スライド式マルチボルト蓄電池BSL36B18Xのイラストと注意記号

HiKOKIのマルチボルト蓄電池は「36V製品にも18V製品にも使える」のが売りですが、すべての18V製品で使えるわけではありません。とくに第2世代の末尾X(BSL36A18X/BSL36A18BX/BSL36B18X/BSL36B18BX)は、本体側の製造時期によって装着できない組み合わせがあります。この記事は、HiKOKI公式の「リチウムイオン電池互換一覧」(2026年7月現在)からX系に制限がある33機種だけを抜き出した否定リストです。

この記事の要点(マルチボルトX系の互換制限)

  • 公式互換表(2026年7月現在)に載る製品のうち、X系(BSL36A18X/36A18BX/36B18X/36B18BX)に何らかの制限があるのは33機種。残りはすべて「使用可」。
  • 完全に使えないのは14.4Vスライド式専用の9機種(WH14DB/DDL2、DV14DBL2/DBSL、AW14DBLなど)。マルチボルトはそもそも装着できない。
  • 最も間違えやすいのが「◆」の14機種。本体が新マルチボルト対応品でないと、BSL36B18X/36B18BX/3640MVT/MVBTが使えない。
  • ◆の見分け方は公式が明記している。ケース・梱包箱の「新マルチボルトバッテリー対応」ラベル、または本体に印刷された製番の末尾に「X」があれば使用可。
  • BSL36A18X/36A18BX(2.5Ah側)は◆の13機種でもそのまま使える。ラジオUR18DSDLだけはA系X側も◆扱いになる。

本記事の判定はすべて、HiKOKI公式サイトが公開する互換表PDF「リチウムイオン電池互換一覧(2026年7月現在)」に基づいています(2026年9月11日確認)。記号の意味も公式の凡例をそのまま使っています。

目次

X系の互換制限は4パターンしかない

公式互換表を1行ずつ読むと、X系(BSL36A18X/36A18BX/36B18X/36B18BX)に関する制限は次の4パターンに集約できます。裏を返せば、ここに出てこない製品はすべて「使用可(●)」です。

X系に制限がある33機種の内訳(公式互換表・2026年7月現在)本体側の対応表示が必要(◆)14機種14.4V専用で装着不可9機種HiKOKIブランドのみ(〇)5機種MVT/MVBTのみ不可(■)3機種36B18X/36B18BXが不可2機種

もっとも数が多く、もっとも間違えやすいのが「◆」の14機種です。これは製品そのものが非対応なのではなく、同じ形名でも個体によって対応・非対応が分かれるという厄介なパターンです。

【完全に使用不可】14.4Vスライド式専用の9機種

14.4Vスライド式(BSL14XX)専用の製品には、マルチボルト蓄電池が物理的に装着できません。X系だけでなく、無印のBSL36A18/36B18も含めてマルチボルトは全滅です。中古で本体だけを手に入れるときにもっとも起きやすい失敗なので、型番末尾の「14」を必ず確認してください。

カテゴリ形名BSL36A18X/36A18BXBSL36B18X/36B18BX
インパクトドライバWH14DB/WH14DDL2××
コーナドリルDN14DSL××
インパクトレンチWR14DBDL2/WR14DSHL××
振動ドライバドリルDV14DBL2/DV14DBSL××
ロータリハンマドリルDH14DBL/DH14DSL××
ディスクグラインダG14DSL2××
クリーナR14DB××
かんなP14DSL××
高圧洗浄機AW14DBL××

【最重要】◆=本体が「新マルチボルト対応」でないと使えない14機種

公式互換表で「◆」がついた製品は、新マルチボルトバッテリー対応の表示がある個体に限りBSL36B18X/36B18BX/3640MVT/3640MVBTを使用できます。表示がない個体では使用できません。2.5Ah側のBSL36A18X/36A18BXは、ラジオUR18DSDLを除いてそのまま使えます。

カテゴリ形名BSL36A18X/36A18BXBSL36B18X/36B18BX/3640MVT/MVBT
集じん機RP3608DA/RP3608DB
丸のこC3605DA
丸のこC3605DB
丸のこC3605DC
集じん丸のこC3605DYB/C3605DYC
鉄筋カットベンダVB3616DA
パイプソーCR36DYA
サーチライトUB18DA
サーチライトUB18DB
スピーカUS18DA
コンクリートバイブレータUV3628DA
かくはん機UM36DA
チェンソーCS3630DB/CS3635DB
ラジオUR18DSDL×

⚠ ◆の機種は「見た目」では判別できない

同じ形名でも、製造時期によって新マルチボルトバッテリーに対応している個体とそうでない個体があります。公式が示す判別方法は次の2つだけです。
① 付属のケースや梱包箱に「新マルチボルトバッテリー対応」のラベルが貼られている
② 本体に印刷された製番の後に「X」が表記されている
どちらも確認できない場合、BSL36B18X/36B18BX/3640MVT/3640MVBTは装着しないでください。公式は「互換が無い製品を無理に取付けると故障の原因になります」と注意しています。

【一部の電池だけ不可】BSL36B18X/36B18BXが使えない3機種

次の3機種は、◆のような条件付きではなく、公式互換表で明確に「-(使用不可)」とされています。2.5Ah側は使えるので、この3機種を持っている人はBSL36A18X/36A18BXを選ぶことになります。

カテゴリ形名BSL36A18X/36A18BXBSL36B18X/36B18BX
ファンUF18DSAL×
高圧洗浄機AW18DBL×
ラジオUR18DSDL×

【HiKOKIブランド限定】〇がついた5機種

「〇」は公式凡例で「HiKOKIブランドのみ互換性あり」を意味します。日立工機時代の型番や海外仕様の同型機では互換が保証されないという趣旨で、HiKOKIブランドの本体であれば使用できます。

カテゴリ形名BSL36A18X/36A18BXBSL36B18X/36B18BX
丸のこC18DBAL
ニブラCN18DSL
シャーCE18DSL
ファンUF18DSDL
投光器UB18DGL

【MVT/MVBTのみ不可】■がついた3機種

静音インパクトドライバWHP18DA、ディスクグラインダG18DSL2、全ねじカッタCL18DSLの3機種には「■」がついています。これはBSL3640MVT/BSL3640MVBTだけが使用不可という意味で、BSL36A18X・BSL36B18Xを含むX系の4型番はいずれも使用できます。X系を買うぶんには気にしなくて構いません。

迷ったときの判定フロー

手持ちの本体とこれから買う電池の組み合わせは、次の順で確認すると3ステップで判定できます。

使いたい本体は14.4Vスライド式?はい → マルチボルトは不可使う電池は2.5Ah側(A18X系)?はい → ほぼ全機種で使用可本体は下の「◆14機種」に入っている?入っているラベルか製番末尾Xを確認してから装着入っていないそのまま使用可(〇・■の例外を除く)※ 判定は本記事の各表と公式互換表で必ず確認してください。

記号の読み方(公式の凡例)

公式互換表には7種類の記号が使われています。本記事の表でも同じ意味で扱っています。

公式互換表の記号(そのまま引用)

  • 使用可
  • HiKOKIブランドのみ互換性あり
  • 新マルチボルトバッテリー対応表示あれば使用可
  • BSL1840Mは使用不可
  • HiKOKIブランドはBSL1840Mにも使用可
  • BSL3640MVT/MVBTは使用不可
  • HiKOKIブランドはBSL1850Cにも使用可

あわせて公式は、注記②として「上記製品以外でも付属のフックが干渉して蓄電池が取付かない場合があります。フックを取りはずすか代用のフックを別途お買い求めください」と案内しています。表で●になっていても、フック位置によっては物理干渉が起きうる点は覚えておいてください。

購入先と価格の目安

制限の少なさを優先するならBSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)、稼働時間を優先するならBSL36B18X(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah)が基本の選択です。◆の機種を多く持っている場合は、まず本体側の対応表示を確認してから容量を決めてください。

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よくある質問

BSL36B18XはすべてのHiKOKI 18V製品で使えますか?

いいえ。2026年7月現在の公式互換表では、14.4Vスライド式専用の9機種は装着できず、ファンUF18DSAL・高圧洗浄機AW18DBL・ラジオUR18DSDLの3機種は「使用不可」と明記されています。さらに13機種は「◆」=本体側に新マルチボルトバッテリー対応の表示がある個体でのみ使用可です。

◆がついた製品かどうかは、どこを見れば分かりますか?

公式は2つの判別方法を示しています。1つは付属のケースや梱包箱に「新マルチボルトバッテリー対応」のラベルが貼られていること、もう1つは本体に印刷された製番の後に「X」が表記されていることです。どちらも確認できない場合は装着しないでください。

BSL36A18XとBSL36B18Xで、使える製品の数は違いますか?

違います。2.5Ah側のBSL36A18X/36A18BXは◆の13機種でもそのまま使え、制限を受けるのはラジオUR18DSDL(◆)と14.4V専用機、ブランド限定の〇機種だけです。4.0Ah側のBSL36B18X/36B18BXのほうが装着できない製品が多くなります。

「〇」と書かれた製品はどういう意味ですか?

公式凡例では「HiKOKIブランドのみ互換性あり」を意味します。日立工機時代の同型番や海外ブランド品では互換が保証されないという趣旨で、HiKOKIブランドの本体であれば使用できます。丸のこC18DBAL、ニブラCN18DSL、シャーCE18DSL、ファンUF18DSDL、投光器UB18DGLの5機種が該当します。

互換が無い電池を無理に取り付けるとどうなりますか?

公式互換表の注記①は「互換が無い製品を無理に取付けると故障の原因になります」と明記しています。また注記②では、上記以外の製品でも付属のフックが干渉して蓄電池が取付かない場合があり、その際はフックを取りはずすか代用のフックを別途購入するよう案内されています。

関連ページ

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出典

HiKOKI(工機ホールディングス)公式「リチウムイオン電池互換一覧」および互換表PDF(2026年7月現在/2026年9月11日確認)
HiKOKI公式製品ページ「マルチボルト蓄電池:BSL36A18X」(2026年9月11日確認)
HiKOKI公式「マルチボルトシリーズ」(2026年9月11日確認)

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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