HiKOKI C7FSC|卓上スライド丸のこ 切断幅305mm・希望小売53,400円

HiKOKI C7FSC 卓上スライド丸のこのイラスト

C7FSCは、卓上スライド丸のこを「壁際に置けて、幅305mmまで切れて、5万円台」で欲しい人向けの新型です。左傾斜専用と割り切れるなら、上位機の3分の1の価格で切断幅はほぼ同等に届きます。

この記事の要点

  • 希望小売価格53,400円(税別)。2026年秋の新製品で、190mmクラスの卓上スライド丸のこでは入門〜中位に位置する
  • 最大切断は直角で51×305mm(当て板幅20mm使用時60×285mm)。パイプ固定のスライド方式でスライドパイプが後方に出ず、壁際に設置できる
  • 無負荷回転数5,000min-1は上位機C7RSHD(K)の4,000min-1より速い
  • 傾斜切断は左0〜47°・右0〜2°。実質は左傾斜専用で、右傾斜が要る現場では材料を反転させる必要がある
  • 質量15.2kg。価格が3倍の上位機C7RSHD(K)(13.0kg)より2.2kg重い

本記事の数値はすべて2026年9月2日時点のHiKOKI公式製品ページの仕様表に基づきます。

目次

C7FSCの基本スペック

HiKOKI C7FSC 主要仕様(2026年9月2日時点・HiKOKI公式)
項目C7FSC
希望小売価格53,400円(消費税別)
使用電源単相交流 50/60Hz 共用・100V
全負荷電流11A
モーター単相直巻整流子モーター
無負荷回転数5,000min-1(回/分)
使用できるのこ刃外径184〜190mm × 穴径20mm
角度切断範囲左:0〜50°、右:0〜50°
傾斜切断範囲左:0〜47°、右:0〜2°
複合切断範囲左傾斜0〜47°のとき 左右回転0〜50°
質量(コード除く)15.2kg
コード2心・4.5m
標準付属品190mmチップソー(刃数60)、ダストバッグ、エルボ、運搬用ハンドル、バイス装置、六角棒スパナ2本

接触予防装置は労働安全衛生規則に基づく構造規格の型式検定合格品です。

最大切断寸法は「角度を振った瞬間に3割落ちる」

C7FSC 最大切断寸法(最大高さ×最大幅・mm/HiKOKI公式)
ターンテーブル傾斜0°(直角)のこ刃 左45°傾斜
0°(直角)51×305
60×285(当て板幅20)
38×305
40×285(当て板幅20)
左右45°51×213
60×195(当て板幅20)
38×213
40×195(当て板幅20)

注目したいのは幅の落ち方です。ターンテーブルを左右45°に振ると、切断幅は305mmから213mmへ約30%減します。カタログの「最大切断幅305mm」は直角切りのときだけの数字で、留め切り(45°)を多用する造作では213mmが実質的な上限になります。一方で高さは51mmのまま変わりません。角度を振って失うのは幅であって高さではない、というのがこの表の読み方です。

当て板(幅20mm)を敷くと高さは51mm→60mmへ9mm伸びますが、代わりに幅が305mm→285mmへ20mm縮みます。高さと幅はトレードオフの関係にあり、両方を同時に最大化することはできません。

C7FSC 切断可能寸法の変化(直角切り基準)直角・当て板なし(幅)305mm直角・当て板あり(幅)285mm左右45°・当て板なし(幅)213mm左右45°・当て板あり(幅)195mm※HiKOKI公式の最大切断寸法より作成。当て板は幅20mmを使用した場合。

C7FSCの特徴

スライドパイプが後方に飛び出さない「壁際設置」

パイプ固定式のスライド方式を採用しているため、スライド動作でパイプが本体後方へ突き出しません。壁を背にして設置しても、幅305mmまでのスライド切断ができます。卓上スライド丸のこは設置スペースが導入のネックになりやすい機種なので、この構造は現場でも作業場でも効きます。

レーザーではなく「LEDシャドウライト」

C7FSCは墨線合わせにレーザーマーカではなく、のこ刃の上方からLEDを投射して刃の影を墨線に合わせる方式を採ります。刃厚そのものが影として出るため、レーザーのようにカットラインの位置調整(キャリブレーション)が要りません。ただし明るい屋外では影が読みにくくなる点は構造上の弱点です。

角度ロックハンドルと収納式テーブルストッパ

ターンテーブルはワンタッチの角度ロックハンドルで固定できます。定寸切りに使うテーブルストッパは収納式で、使わないときは畳んで邪魔になりません。長尺材向けの伸縮式拡張テーブルも装備し、未使用時はコンパクトに収まります。

運搬用ハンドルとダストバッグを標準装備

15.2kgという質量は「片手で持ち歩く」重さではありませんが、運搬用ハンドルが標準付属するため車への積み下ろしはしやすくなっています。切りくずを受けるダストバッグも標準装備で、集じん機につなぐ場合は別売の集じんアダプタ(コードNo.376291・2,000円)を使います。

上位機C7RSHD(K)と比べてどこが違うのか

同じ190mmクラスの卓上スライド丸のこであるC7RSHD(K)は希望小売162,500円で、C7FSCの約3.04倍です。ところが仕様表を並べると、上位機が全項目で勝っているわけではありません。

C7FSC と C7RSHD(K) の逆転する3項目無負荷回転数 C7FSC5,000min-1無負荷回転数 C7RSHD(K)4,000min-1質量 C7FSC15.2kg質量 C7RSHD(K)13.0kg最大切断幅 C7FSC305mm最大切断幅 C7RSHD(K)312mm※HiKOKI公式の仕様表より作成(2026年9月2日時点)。オレンジがC7FSC、グレーがC7RSHD(K)。

回転数はC7FSCが1,000min-1速く、質量は安いC7FSCのほうが2.2kg重い、切断幅の差はわずか7mm(2.3%)しかありません。C7RSHD(K)が明確に上回るのは両傾斜(左右45°)・切断高さ(61mm対51mm)・2段ベルト駆動による低騒音の3点です。3倍の価格差はこの3点に払う金額だと理解すると選びやすくなります。詳しい突き合わせはC7FSCとC7RSHD(K)の違いで数値ごとに整理しています。

⚠ 購入前に確認したい3点

  • 右傾斜はできません。傾斜切断範囲は右0〜2°で、これは微調整用です。右下がりの留め加工が定常的に発生するなら両傾斜機を選んでください。
  • 15.2kgは持ち運びを前提にした重さではありません。毎日車載して現場を移動する使い方なら、13.0kgのC7RSHD(K)のほうが軽いという逆転が起きます。
  • 集じん機に直結するには別売アダプタが必要です。標準はダストバッグのみで、集じんアダプタ(376291・2,000円)は別購入になります。

別売部品と消耗品

C7FSC 別売部品(HiKOKI公式・希望小売価格は税別)
品名コードNo.希望小売価格
卓上丸のこ用補助ローラ(全長240mm)0030-945014,000円
集じんアダプタ(ホースバンド付)3762912,000円
スーパーチップソー用途別に多数

補助ローラは14,000円と本体の約26%に相当します。長尺材を安定させる用途は現場の作業台や馬でも代替できるため、まず本体だけ導入し、必要になってから足す判断で問題ありません。のこ刃は外径184〜190mm・穴径20mmが適合します。切込み深さと刃径の関係は丸のこの切込み深さ 横断比較で整理しています。

C7FSCの購入先

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参考価格:39,800円(送料無料)(2026年9月2日時点・楽天市場)

希望小売価格53,400円(税別)に対する実売の一例です。価格は変動します。

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よくある質問

C7FSCの最大切断寸法はどれくらいですか?

直角(傾斜0°・ターンテーブル0°)で高さ51mm×幅305mm、当て板幅20mmを使う場合は高さ60mm×幅285mmです。ターンテーブルを左右45°に振ると幅は213mm(当て板使用時195mm)まで下がります。

C7FSCは右傾斜の切断ができますか?

傾斜切断範囲は左0〜47°・右0〜2°です。右2°は微調整用の逃げで、実用上は左傾斜専用と考えてください。右傾斜が必要な作業では材料を反転させるか、両傾斜のC7RSHD(K)を検討することになります。

C7FSCの質量は何kgですか?

コードを除いて15.2kgです。上位機のC7RSHD(K)が13.0kgなので、価格が約3倍の上位機のほうが2.2kg軽いという逆転が起きています。運搬用ハンドルは標準で付属します。

C7FSCに使えるのこ刃のサイズは?

外径184〜190mm・穴径20mmです。標準付属は190mmのチップソー(刃数60)です。

C7FSCの希望小売価格はいくらですか?

HiKOKI公式の希望小売価格は53,400円(消費税別)です。実売価格は販売店により変動します。

出典

HiKOKI公式製品ページ「卓上スライド丸のこ C7FSC」の仕様表・別売部品表(2026年9月2日確認)。価格は希望小売価格(消費税別)です。関連する記事はHiKOKI コードレス丸のこ 全5機種 横断比較、工具全体の索引は電動工具ガイドにまとめています。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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