HiKOKI CR12DA|10.8Vコードレスセーバソーの全スペックと18V機CR18DAとの違い【2026年図鑑】

HiKOKI CR12DA 10.8Vコードレスセーバソーのイラスト

CR12DAは、HiKOKIの10.8Vスライド式電池で動く「手のこ代わりの片手セーバソー」です。質量1.5kg・全長335mm(蓄電池装着時)と本シリーズで最も小さく、軟鋼パイプ外径50mm/木材厚さ50mmまでの細物切断を担当します。切断能力そのものは18VのCR18DAと同一で、両者の実質的な差は「電池プラットフォームと0.5kgの重量差」という点が選び分けの起点になります。

この記事のポイント
  • 質量1.5kg・全長335mm(蓄電池装着時)で、シリーズ最軽量・最短の片手クラス
  • 切断能力は軟鋼パイプ外径50mm/木材厚さ50mm/軟鋼板厚さ12mmでCR18DAと同値
  • 無負荷ストローク数0〜3,200min-1・ストローク量13mm。モーターは直流モーター
  • 使える電池は10.8Vスライド式(BSL12XXシリーズ)のみ。18V・マルチボルトは非対応
  • 本体のみ(NN)の希望小売価格は税別17,700円で、CR18DA(NN・25,300円)より安い

本ページの数値は2026年8月2日時点のメーカー公式製品ページの掲載値です。仕様・価格は予告なく変更される場合があります。

目次

CR12DA 基本スペック

表1:HiKOKI CR12DA 主要スペック(公式値)
項目仕様
形名CR12DA
電圧10.8V
モーター直流モーター
無負荷ストローク数0〜3,200min-1(回/分)
ストローク量13mm
切断能力(軟鋼パイプ)外径50mm
切断能力(木材)厚さ50mm
切断能力(軟鋼板)厚さ12mm
機体寸法(全長×全高×全幅)335×158×74mm(蓄電池装着時)
質量1.5kg(蓄電池装着時)
使用可能蓄電池スライド式リチウムイオン電池10.8V(BSL12XXシリーズ)
セット蓄電池/充電器(JS)BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)/UC12SDL・充電時間約30分
標準付属品ブレード(No.107、木材荒びき用)
希望小売価格(税別)(JS) 31,900円/(LS) 30,900円/(NN) 17,700円
1充電当たりの切断量2×4材 約75カット/鉄パイプø19.1×t1.2mm 約125カット(BSL1250MT使用時・参考値)

なお公式製品ページの価格表では(JS)の電池を「4.0Ah(BSL1250MT)」と表記していますが、同ページの仕様表と作業量表ではBSL1250MTは10.8V-5.0Ahと記載されています。当サイトでは仕様表側の5.0Ahを採用しました(BSL1250MTの図鑑ページも参照)。

CR12DAの特徴

全長335mm・1.5kg。重心が手元にある片手設計

CR12DAの性格は寸法に表れています。全長335mmはCR18DAより19mm短く、質量は0.5kg軽い1.5kg。公式が「全長が短く重心が手元にあるためバランスがよい」と説明するとおり、脚立上や天井裏など体勢が安定しない場所で片手を空けたい作業に向く設計です。逆に押し付け力をかけて太物を切る用途は想定されていません。

ツールレスのブレード交換とベース調整

ブレードホルダを回して差し込むだけの工具レス交換に加え、アタッチメントなしでジグソーブレードも装着できます。ベースもベースロックボタンで前後にスライドでき、ブレードの有効長を工具なしで調整可能です。刃先の一部だけが摩耗したときにベースをずらして未使用部分を使う、という現場的な使い方ができます。

LEDライト内蔵。ただしモーターは直流モーター

スイッチ連動で点灯するLEDライトを内蔵します。一方でモーターはブラシレスではなく直流モーターです。ブラシレス化されているのは上位の36V機(CR36DA)で、CR12DA・CR18DAはいずれも直流モーターという整理になります。

関連:10.8Vの急速充電器はどちらを選ぶか
この工具に使えるHiKOKIの10.8V急速充電器はUC12SDLUC12SLの2種類です。BSL1250MTの充電時間(約30分/約75分)と冷却ファンの有無で使い勝手が変わります。違いはUC12SDLとUC12SLの比較にまとめています。

10.8V/18V/36V セーバソー3機種の比較

表2:CR12DA/CR18DA/CR36DA スペック比較(公式値)
項目CR12DACR18DACR36DA
電圧10.8V18V(マルチボルト可)36V
モーター直流直流ブラシレス
ストローク量13mm13mm32mm
無負荷ストローク数0〜3,200min-10〜3,200min-10〜3,000min-1(最高速)
軟鋼パイプ外径50mm外径50mm外径130mm
木材厚さ50mm厚さ50mm厚さ120mm
軟鋼板厚さ12mm厚さ12mm厚さ19mm
全長335mm354mm457mm
質量(蓄電池装着時)1.5kg2.0kg4.5kg
本体のみ希望小売(税別)17,700円25,300円56,500円
質量比較(蓄電池装着時・kg) CR12DA 1.5kg CR18DA 2.0kg CR36DA 4.5kg 出典:各機のメーカー公式製品ページ掲載値(2026年8月2日時点)

表とグラフを合わせて読むと、CR12DAとCR18DAは切断能力・ストローク仕様が完全に同一で、差は電池プラットフォーム・全長19mm・質量0.5kg・本体価格7,600円に集約されます。一方CR36DAはストローク量が32mmと2.5倍近く、切断能力も別クラスです。詳しい18V/36Vの棲み分けはCR36DAとCR18DAの比較ページにまとめています。

バッテリー互換:10.8Vスライド式(BSL12XXシリーズ)のみ
  • BSL1250MT(10.8V-5.0Ah・T-PWR)…(JS)セットの標準電池。充電器UC12SDLで約30分
  • BSL1250MBT(10.8V-5.0Ah・Bluetooth連動付)…電気的性能はBSL1250MTと同一
  • BSL1240M(10.8V-4.0Ah)…(LS)セットの標準電池。充電器はUC12SL
  • 18V電池(BSL18XX)・マルチボルト蓄電池は装着できません

同じ10.8Vプラットフォームの工具は DS12DA(ドライバドリル)・WH12DA(インパクトドライバ)などがあり、電池を共有できます。

⚠ 購入前に確認したい注意点
  • セット記号で中身が大きく変わります。(NN)は本体のみ、(LS)はBSL1240M+UC12SL+ケース、(JS)はBSL1250MT+UC12SDL+ケースです
  • ストローク量13mm・直流モーターのため、厚物の連続切断や解体作業には不向きです
  • 公式カタログPDFの表記は2020年7月現在のもの。価格・仕様は改定される場合があります
  • 1充電当たりの切断量(2×4材 約75カットなど)は参考値で、材料・刃の状態で大きく変わります

購入先と参考価格

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よくある質問

CR12DAとCR18DAはどちらを選べばよいですか?

切断能力(軟鋼パイプ外径50mm/木材厚さ50mm/軟鋼板厚さ12mm)とストローク仕様は同一のため、すでに持っている電池がどちらかで決めるのが合理的です。10.8V機を揃えているならCR12DA、18V・マルチボルト機を揃えているならCR18DAになります。新規で軽さを最優先するなら、質量1.5kg・本体のみ税別17,700円のCR12DAが有利です。

CR12DAにBSL1250MTは使えますか?

使えます。CR12DAの使用可能蓄電池は10.8Vスライド式(BSL12XXシリーズ)で、(JS)セットの標準電池がBSL1250MT(10.8V-5.0Ah)です。公式の1充電当たりの作業量もBSL1250MT使用時の値が示されています。ただし18V電池やマルチボルト蓄電池は装着できません。

CR12DAで外径130mmのパイプや厚さ120mmの木材は切れますか?

切れません。CR12DAの公式切断能力は軟鋼パイプ外径50mm・木材厚さ50mmまでです。外径130mm・厚さ120mmクラスに対応するのは36V機のCR36DAで、ストローク量も13mmに対して32mmと別設計です。太物を扱うなら最初から36Vクラスを選ぶ必要があります。

出典・関連ページ

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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