HiKOKI MB36DAとMB36DBの違い|直線用と曲線用のコードレス面取り機

HiKOKI MB36DA・MB36DB 36Vコードレス面取り機のイラスト(カッターヘッドとガイドベース)

HiKOKIのコードレス面取り機MB36DAとMB36DBは、どちらも36Vマルチボルトで無負荷回転数10,000min-1も同じです。違いは「直線を面取りするか、曲線も面取りするか」の一点に集約され、そこから質量・全長・1充電作業量・価格のすべてが分かれます。鋼材の直線エッジしか触らないならMB36DA、曲面やR3の丸みが必要ならMB36DBです。

この記事でわかること

  • MB36DAは直線用、MB36DBは曲線用。R面取りはDAがR2のみ、DBはR2・R3の2種類に対応する
  • 上位のMB36DBのほうが0.4kg軽い(3.5kg/3.9kg)。ただし全長は111mm長い(517mm/406mm)
  • 1充電作業量(SS400の面取り・2.5Ah)はMB36DBが約30mでMB36DAの約23mを上回る
  • 希望小売価格の差は18,900円(税別243,600円/262,500円)。蓄電池2個+充電器+ケースの構成は共通
  • 蓄電池BSL36A18X・充電器UC18YDL2は両機で共通。買い増しの互換を気にする必要はない

本記事の数値はすべてHiKOKI公式の製品ページ掲載スペック(2026年8月17日時点)に基づきます。価格は希望小売価格(消費税別)です。

目次

MB36DAとMB36DBの基本スペック

項目MB36DA(直線用)MB36DB(曲線用)
使用電圧36V36V
モーター直流ブラシレスモーター直流ブラシレスモーター
無負荷回転数(ダイヤル”5″)10,000 min-110,000 min-1
面取り能力:軟鋼 C面取り最大C2mm最大C2mm
面取り能力:軟鋼 R面取りR2mmR2・R3mm
面取り能力:ステンレス C面取り最大C1.5mm最大C1.5mm
面取り能力:ステンレス R面取りR2mmR2mm
機体寸法(全長×高さ×幅)406×161×156 mm517×158×123 mm
質量(BSL36A18X・ハンドル装着時)3.9 kg3.5 kg
1充電作業量(SS400面取り・2.5Ah)約23 m約30 m
使用可能蓄電池マルチボルト蓄電池(残量表示付)マルチボルト蓄電池(残量表示付)
付属蓄電池/充電器BSL36A18X×2個/UC18YDL2BSL36A18X×2個/UC18YDL2
ケースシステムケース3システムケース3
希望小売価格(税別・2XPZ)243,600円262,500円
公式カタログ掲載時期2023年5月現在2023年5月現在

本体のみ(NN)仕様の設定は公式ページに記載がなく、いずれも蓄電池2個・充電器・ケースが付く2XPZ構成のみです。すでにマルチボルト蓄電池を持っている人でも、この機種では電池付きセットを買うことになります。

直線用と曲線用で何が変わるのか

MB36DAは直線用で、鋼材の直線エッジを走らせて面取りする使い方に最適化されています。全長406mmと短く、狭い場所でも取り回しが利きます。付属品にはノブとゲージ類ではなくM8六角ナット・M8六角穴付特殊ねじ・トルクスドライバーが入り、C面チップ2個を本体に装着した状態で出荷されます。

対するMB36DBは曲線用で、円弧や曲面のエッジをなぞる用途を想定しています。付属品にハンドルとゲージC2が加わり、全長517mmという長さはこのハンドル分です。R面取りは軟鋼でR2に加えてR3が選べるため、指が触れる部位の丸みをより大きく取りたいときはMB36DBしか選択肢がありません。

一方でステンレスの能力は両機ともC1.5mm/R2mmで完全に同一です。ステンレス主体の現場なら、能力面でMB36DBを選ぶ理由はなくなります。

数値で見る3つの差

MB36DA と MB36DB の比較(公式値)出典:HiKOKI公式仕様表(2026年8月17日時点)/棒の長さは各項目内の相対値質量(BSL36A18X・ハンドル装着時/軽いほど良い)MB36DA3.9 kgMB36DB3.5 kg全長(短いほど取り回しが良い)MB36DA406 mmMB36DB517 mm1充電作業量:SS400の面取り・2.5Ah(長いほど良い)MB36DA約23 mMB36DB約30 m

注目すべきは、価格が高いMB36DBのほうが軽く、1充電で30%多く面取りできるという点です。「上位機は重くて電池持ちが悪い」という一般的な図式が、この2機種では当てはまりません。MB36DAが明確に勝つのは全長だけで、111mmの差は狭所作業でははっきり効きます。

つまり「直線しか触らないから安いほうでいい」ではなく、「狭い場所で取り回す必要があるからMB36DA」という選び方になります。作業スペースに余裕があるなら、18,900円差でMB36DBを選ぶ理由のほうが揃っています。

バッテリー・充電器はどちらも共通

⚡ バッテリー・充電器の互換

対応蓄電池マルチボルト蓄電池(残量表示付)/付属はBSL36A18X(36V-2.5Ah / 18V-5.0Ah)
付属個数MB36DA・MB36DBとも2個(2XPZ仕様)
付属充電器UC18YDL2(冷却機能付)
充電時間約19分(実用充電)/約25分(満充電)
機種間の互換蓄電池・充電器はMB36DAとMB36DBで完全共通

2台目としてもう一方を買い足す場合も、蓄電池と充電器はそのまま使い回せます。マルチボルト蓄電池の型番差についてはマルチボルト蓄電池の早見表、充電器の速度差についてはUC18YDL2の仕様を参照してください。

⚠ 面取り能力は「軟鋼・ステンレス」基準の公表値です

公式の面取り能力(軟鋼C2mm/ステンレスC1.5mm)は材質と板厚を前提にした値で、硬度の高い材や積層材では実際の切削量が下回ります。またR3面取りに対応するのはMB36DBの軟鋼のみで、ステンレスのR3面取りは両機とも対応外です。カタログのR3表記だけを見て発注しないでください。

MB36DAとMB36DBの購入先

希望小売価格は税別243,600円(MB36DA)/262,500円(MB36DB)ですが、実売はこれを大きく下回ります。MB36DBは新品の流通が細く、楽天市場では店頭展示品・未使用中古の出品が中心です。参考価格として掲載できる新品在庫はMB36DAのみのため、MB36DBはAmazonの検索結果から現在の在庫を確認してください。

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HiKOKI コードレス面取り機 MB36DA(2XPZ) 直線用 蓄電池BSL36A18X×2個+充電器+ケース付

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参考価格 179,533円(税込・2026年9月6日時点)

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よくある質問

MB36DAとMB36DBはどちらが軽いですか?

曲線用のMB36DBのほうが軽く、蓄電池BSL36A18Xとハンドルを装着した状態で3.5kgです。直線用のMB36DAは3.9kgで、0.4kg重くなります。ただし全長はMB36DAが406mm、MB36DBが517mmで、長さはMB36DAのほうが111mm短くなっています。

R3の面取りができるのはどちらですか?

軟鋼のR3面取りに対応するのはMB36DB(曲線用)だけです。MB36DAは軟鋼・ステンレスともR2までです。なおMB36DBでもステンレスのR面取りはR2までで、R3には対応しません。

本体のみ(NN仕様)の設定はありますか?

HiKOKI公式の製品ページには2XPZ仕様(蓄電池BSL36A18X×2個+充電器UC18YDL2+システムケース3)のみが掲載されています。すでにマルチボルト蓄電池を所有していても、電池付きセットでの購入になります。

1回の充電でどれくらい面取りできますか?

公式の目安は2.5Ah(BSL36A18X)1個あたり、SS400の面取りでMB36DAが約23m、MB36DBが約30mです。2XPZ仕様には蓄電池が2個付くため、単純計算で約46m/約60mが1セットあたりの目安になります。材質・面取り量・送り速度により実際の値は変動します。

出典

・HiKOKI公式:コードレス面取り機 MB36DA/MB36DB 製品ページ(仕様・希望小売価格・1充電作業量)
・HiKOKI公式:リチウムイオンコードレス製品/切削・ホゾ穴 一覧
いずれも2026年8月17日時点で確認。工具カテゴリ全体の選び方は電動工具の選び方ガイド、同じ「切削・ホゾ穴」カテゴリのトリマはHiKOKI M3608DAで扱っています。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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