HiKOKI R18DC(S)|1段サイクロン式は18V最高値でも吸込25W・400mLと最下位

HiKOKI R18DC(S) 18V 1段サイクロン式コードレスクリーナのイラスト

R18DC(S) は18Vコードレスクリーナ3仕様のなかで最も高い17,900円(税別)でありながら、吸込仕事率25W・集じん容量400mLはいずれも3仕様で最下位という機種です。払っているのは吸込力ではなく、狭い隙間に入る一体形のサイクロンと、紙パックもフィルタ交換も要らない構造です。

R18DC(S) の要点

吸込仕事率は強25W/標準18W/弱10W。R18DC(強40W)・R18DTC(40W)より低い。

集じん容量は400mL。R18DC・R18DTC の560mLより160mL少ない。

希望小売価格は本体のみ(NN)で17,900円(税別)。18V3仕様で最高値。

1段サイクロン一体形のため、サイクロンを付けたまま狭い隙間にノズルが入る。ハンディ作業でもサイクロンが使える。

2層フィルタ(濾布製+不織布)で約42%の捕集性能アップ(従来機R18DA比)。分解して丸洗いできる(特許)。

本記事の数値は2026年8月22日時点のHiKOKI公式製品ページに掲載された公表値です。価格は希望小売価格(消費税別)です。

目次

R18DC(S) のスペック

項目R18DC(S) の公式値
電圧クラス18V(BSL18XXシリーズ/マルチボルト蓄電池・残量表示付)
集じん方式1段サイクロン式(一体形)
吸込仕事率強 25W / 標準 18W / 弱 10W
集じん容量400mL
連続使用時間(目安)強:約40分、標準:約48分、弱:約66分(5.0Ah装着時)
充電時間約25分(蓄電池BSL36A18X、充電器UC18YDL2の場合)
本体寸法(長さ×幅×高さ)511 × 112 × 169mm [延長管・床用ノズル取付け時 1,027mm](BSL36A18X装着時)
質量1.8kg(BSL36A18X装着時/ノズル・延長管除く)
スイッチパネルスイッチ(吸込力3段階切替)
フィルタフィルタセット=フィルタ(A)ハイクリーンフィルタ(濾布製)+フィルタ(B)不織布フィルタ
標準付属品床用ノズルB・延長管(ノズルホルダ付)・スキマノズル
希望小売価格17,900円(税別・本体のみ NN)
発売時期公式製品ページに記載なし(カタログPDFは2023年10月現在)
18Vコードレスクリーナ3仕様の吸込仕事率(強モード)R18DC(パネル)40WR18DTC(トリガ)40WR18DC(S)(1段サイクロン)25W出典:HiKOKI公式製品ページ(2026年8月22日確認)

R18DC(S) の特徴を公式値で読む

最高値なのに吸込25W・400mL。払っているのは「入る場所」

18Vの3仕様を価格順に並べると R18DC(S) 17,900円 > R18DC 14,700円 > R18DTC 12,700円(税別)。性能順に並べると吸込仕事率は 40W(R18DC強・R18DTC)> 25W(R18DC(S)強)、集じん容量は 560mL(R18DC・R18DTC)> 400mL(R18DC(S))で、順位が完全に逆転します。公式が挙げる R18DC(S) の価値は「サイクロン一体形のため狭い隙間にもノズルが入り、手が届きにくい隙間や奥の掃除にも便利」「ハンディ作業でもサイクロンが使える」という取り回しの部分です。

サイクロン式は吸込仕事率が下がる、と公式が明記している

別売の1段サイクロン式ユニット(コードNo.0037-6495・3,400円 税別)は14.4V/18V/36Vコードレスクリーナのダストケースと交換できますが、公式は「ただし、吸込仕事率は低下します」と注記しています。R18DC(S) の25Wは不良品ではなく、サイクロン構造を選んだ結果として想定内の値です。R18DC にこのユニットを後付けした場合も同じ方向の変化が起きます。

2層フィルタは丸洗いできる。ランニングコストの読み方が変わる

R18DC(S) のフィルタセットは濾布製のフィルタ(A)と不織布のフィルタ(B)の2層構成で、不織布のみと比べて約42%の捕集性能アップ(従来機R18DA比・タルク粉20gの試験結果)。分解して丸洗いできるため消耗品を買い足さずに使えます。交換する場合はフィルタセット1,250円、フィルタ(A)330円、フィルタ(B)120円(いずれも税別・公式公表)です。R18DC/R18DTC 用のハイクリーンフィルタは540円で、単価だけ見ると R18DC(S) のほうが高い点は把握しておいてください。

本体が33mm長く、質量は100g重い

サイクロンユニットが一体化しているぶん、本体長は R18DC の478mmに対し R18DC(S) は511mm(+33mm)、延長管・床用ノズル取付け時は1,005mmに対し1,027mm(+22mm)です。質量も1.7kgに対し1.8kg(+100g)。軽量床用ノズルが付くため取り回し自体は公式が「取り回しやすい」としていますが、収納スペースは長くなる点に注意してください。

スキマノズルをサイクロンユニットに直接付けられる

公式は「サイクロン式ユニットにスキマノズルが直接付けられ便利」と明記しています。延長管を外した短いハンディ状態でもサイクロン集じんが使えるのは、R18DC・R18DTC のダストケース方式では代替できない構成です。

蓄電池・充電器の互換情報(18Vクラス)

組み合わせ使える?ポイント
R18DC(S) × BSL18XXシリーズ(スライド式18V)公式の「使用可能蓄電池」欄がリチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)と明記。
R18DC(S) × マルチボルト蓄電池(残量表示付)公式が使用可能蓄電池として併記。公表の質量1.8kgもBSL36A18X装着時の値。
R18DC(S) × マルチボルト蓄電池(残量表示なし)公式表記は「マルチボルト蓄電池(残量表示付)」。残量表示なしの旧型は公表対象外のため、購入前に販売店・メーカーへ確認してください。
R18DC(S) × 10.8V(BSL12XXシリーズ)×電圧クラスが異なり装着できません。
充電器 UC18YDL2 × BSL36A18Xこの組み合わせで充電時間 約25分と公式が明記。
1段サイクロン式ユニットを他機に流用14.4V/18V/36Vコードレスクリーナのダストケースと交換可能(乾湿両用 R18DSL(S)/R14DSL(S) は除く)。公式に「吸込仕事率は低下します」と明記。

出典:HiKOKI公式 R18DC/R18DTC 製品ページ(2026年8月22日確認)。

⚠ 読み違えやすい2点

①「高い=よく吸う」は成立しない。R18DC(S) は18V3仕様で最高値ですが、吸込仕事率も集じん容量も最下位です。吸込力を優先するなら R18DC(14,700円)または R18DTC(12,700円)のほうが公表値では上回ります。

②連続使用時間は3仕様で同じ数値が公表されている。強:約40分/標準:約48分/弱:約66分は R18DC と R18DC(S) で共通の公表値です。吸込仕事率が25Wと低いぶん長く使えるという書き方は公式値と一致しません。

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よくある質問

R18DC(S)の吸込仕事率は何Wですか?

強25W/標準18W/弱10Wです。標準のR18DC(強40W/標準30W/弱16W)より各モードで低く、これは1段サイクロン構造による設計上の差です。公式も別売サイクロンユニットの説明で「吸込仕事率は低下します」と明記しています。

R18DC(S)とR18DCの違いは何ですか?

集じん方式が違います。R18DC(S)は1段サイクロン一体形で集じん容量400mL・吸込仕事率25W(強)・質量1.8kg・本体長511mm、R18DCはダストケース集じん方式で560mL・40W(強)・1.7kg・478mmです。希望小売価格はR18DC(S)が17,900円、R18DCが14,700円(いずれも税別)です。

R18DC(S)は紙パックやフィルタ交換が必要ですか?

紙パックは不要です。フィルタは濾布製のフィルタ(A)と不織布のフィルタ(B)の2層構成で、公式は分解して丸洗いできると案内しています。交換する場合はフィルタセット1,250円、フィルタ(A)330円、フィルタ(B)120円(いずれも税別)です。

R18DC(S)のサイクロンユニットは他の機種に付けられますか?

1段サイクロン式ユニット(コードNo.0037-6495・3,400円 税別)は14.4V/18V/36Vのコードレスクリーナのダストケースと交換可能と公式が案内しています。ただし乾湿両用のR18DSL(S)/R14DSL(S)は除き、吸込仕事率は低下します。

R18DC(S)は1回の充電でどれくらい使えますか?

5.0Ahの蓄電池で強:約40分、標準:約48分、弱:約66分と公表されています。これはR18DCと同じ公表値です。連続使用時間は蓄電池の状態などにより変わります。

R18DC(S)にマルチボルト蓄電池は使えますか?

使えます。公式の使用可能蓄電池はリチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)とマルチボルト蓄電池(残量表示付)です。公表の質量1.8kgはBSL36A18X装着時の値です。

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出典

HiKOKI公式:コードレスクリーナ R18DC/R18DTC 製品ページ(仕様表・別売部品・希望小売価格/2026年8月22日確認)
HiKOKI公式:プロ用工具 クリーナー・集じん 一覧(現行ラインアップ/2026年8月22日確認)

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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