RP3615DB は、HiKOKIの36Vコードレス集じん機で「無線連動」と「粉じん専用のトリプルフィルタ」を必要とする人のための15L機です。兄弟機の乾湿両用RP3615DAより希望小売価格は11,700円高いのに、カタログの吸込仕事率は220Wと80W低い——この一見不利な数字の意味を、公式仕様で整理します。
RP3615DB の要点(2026年8月22日時点・公式値)
- ✓用途は粉じん専用(乾式)。水は吸えない
- ✓無線(Bluetooth Ver.5.0)による電動工具連動に対応。15L機で連動できるのはこちらだけ
- ✓フィルタは粉じん用のトリプルフィルタ
- ✓吸込仕事率220W。乾湿両用のRP3615DA(300W)より80W低い
- ✓最大風量3.5m3/min・最大真空度20.1kPaはRP3615DAと同値
- ✓ホースは内径ø28mm×5m。RP3615DAの1.5mより3.3倍長い
- ✓質量9.8kg(BSL36B18X×2個装着時)・無負荷騒音値67dB
- ✓希望小売価格は本体のみ(NN)88,200円/フルセット(2WPZ)165,800円(いずれも税別)
本ページの数値は2026年8月22日時点のHiKOKI公式製品ページの仕様表に基づきます。価格は消費税別の希望小売価格です。
RP3615DB の基本スペック
| 項目 | RP3615DB |
|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト蓄電池) |
| 用途 | 粉じん専用(乾式) |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| フィルタの種類 | 粉じん用フィルタ(トリプルフィルタ) |
| 集じん容量 | 15L |
| 吸込仕事率 | 220W |
| 最大風量 | 3.5m3/min |
| 最大真空度 | 20.1kPa(2,050mm水柱) |
| ホース(内径×長さ) | ø28mm×5m |
| 無負荷騒音値 | 67dB |
| 連動方式 | 無線(Bluetooth) |
| Bluetooth | 標準規格 Ver.5.0/2.4GHz帯(2.402〜2.480GHz) |
| 機体寸法(幅×高さ×奥行) | 331×465×369mm |
| 質量 | 9.8kg(BSL36B18X×2個装着時) |
| 使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
| 希望小売価格(本体のみ NN) | 88,200円(税別) |
| 希望小売価格(フルセット 2WPZ) | 165,800円(税別) |
無線連動は「15L機ではRP3615DBだけ」
HiKOKIの36V集じん機4機種のうち、無線(Bluetooth)連動に対応するのは粉じん専用のRP3615DBとRP3608DB(L)の2機種だけです。乾湿両用のRP3615DA・RP3608DA(L)は非対応。15Lクラスで連動を使いたいなら選択肢はRP3615DBの1機種に絞られます。公式仕様表ではBluetooth標準規格Ver.5.0、使用周波数帯域は2.4GHz帯(2.402〜2.480GHz)と明記されています。
11,700円高いのに吸込仕事率は80W低い理由
希望小売価格は本体のみでRP3615DAが76,500円、RP3615DBが88,200円。11,700円高いRP3615DBのほうが、吸込仕事率は220Wと80W低く出ています。ただし最大風量3.5m3/minと最大真空度20.1kPaは両機種で同値です。送風性能そのものは共通で、公表値の差は用途向けの構成差に対応しています。
RP3615DBの標準ホースは内径ø28mm×長さ5mで、RP3615DAのø38mm×1.5mより細く3.3倍長い構成です。フィルタも粉じん用のトリプルフィルタが標準。加えて延長管2本、ジョイントハンドル、ジョイント(H)・(B)、D25アダプタ(M26用/M38用)など、電動工具の集じん口へつなぐための付属品が最初からそろっています。価格差の中身は「吸う力」ではなく「無線連動+粉じん用フィルタ+工具接続一式」だと読むのが公式仕様に沿った理解です。
8Lの RP3608DB(L) との違い
粉じん専用機にも8Lの兄弟機RP3608DB(L)があります。吸込仕事率220W・最大風量3.5m3/min・最大真空度20.1kPa・ø28mm×5mホース・無線連動対応・トリプルフィルタはすべて共通で、違いは集じん容量(15L/8L)、機体寸法(331×465×369mm/331×369×408mm)、質量(9.8kg/9.5kg)、本体のみの希望小売価格(88,200円/83,300円)の4点だけです。4,900円差で容量がおよそ2倍になります。
| 項目 | RP3615DB | RP3608DB(L) |
|---|---|---|
| 集じん容量 | 15L | 8L |
| 吸込仕事率 | 220W | 220W |
| 最大風量 | 3.5m3/min | 3.5m3/min |
| 最大真空度 | 20.1kPa | 20.1kPa |
| ホース | ø28mm×5m | ø28mm×5m |
| 無線連動 | 対応 | 対応 |
| 質量 | 9.8kg | 9.5kg |
| 機体寸法 | 331×465×369mm | 331×369×408mm |
| 本体のみ(税別) | 88,200円 | 83,300円 |
バッテリーと運転時間
⚠ 購入前に確認しておきたいこと
- 水は吸えません。用途は「粉じん専用(乾式)」で、乾湿両用の設定はありません。水回りも1台でこなしたい場合はRP3615DAを選んでください。
- 吸込仕事率の数値だけで優劣を判断しないでください。RP3615DAより80W低い一方、最大風量と最大真空度は同値です。用途に合わせたフィルタとホースの構成差である点を前提に読む必要があります。
- 無線連動には対応工具側の設定が必要です。公式仕様表に記載があるのは集じん機側のBluetooth規格(Ver.5.0・2.4GHz帯)までで、連動できる工具の範囲は工具側の対応状況を確認してください。
- 質量9.8kgは蓄電池2個を装着した状態の値です。公式仕様表の括弧書きどおりで、本体単体の値ではありません。
RP3615DB の購入先
よくある質問
RP3615DB で水を吸えますか?
いいえ。公式の用途表記は「粉じん専用」で、乾湿両用の設定はありません。水も吸いたい場合は同じ15Lの乾湿両用機RP3615DAを選んでください。
RP3615DB は電動工具と連動しますか?
はい。連動方式は無線(Bluetooth)で、公式仕様表にはBluetooth標準規格Ver.5.0、使用周波数帯域2.4GHz帯(2.402から2.480GHz)と記載されています。現行の36V集じん機4機種のうち連動対応はRP3615DBとRP3608DB(L)の2機種だけです。
RP3615DA より高いのに吸込仕事率が低いのはなぜですか?
公式仕様表では吸込仕事率がRP3615DA 300W、RP3615DB 220Wですが、最大風量3.5立方メートル毎分と最大真空度20.1kPaは両機種とも同値です。RP3615DBは粉じん用のトリプルフィルタと内径28ミリ・長さ5メートルの細く長いホースを標準にしており、価格差には無線連動と工具接続用の付属品一式が含まれます。
RP3615DB と RP3608DB(L) はどちらを選べばよいですか?
吸込仕事率220W、最大風量、最大真空度、ホース、無線連動、フィルタはすべて同じです。違いは集じん容量15Lと8L、質量9.8kgと9.5kg、機体寸法、本体のみの希望小売価格88,200円と83,300円の4点だけなので、置き場所と持ち運びの制約がなければ容量の大きいRP3615DBが基準になります。
標準付属品には何が入っていますか?
公式仕様表によると、内径28ミリ・長さ5メートルのホース、ホースベルト3個、延長管2本、床用吸口、すき間用吸口、ジョイントハンドル、ジョイント(H)、ジョイント(B)、アダプタ(ゴム)、D25アダプタ(M26用)、D25アダプタ(M38用)、ポリ袋5枚、収納バッグです。2WPZ仕様にはさらにツールボックス、蓄電池BSL36B18X2個、急速充電器UC18YDL2が加わります。
出典
出典:HiKOKI公式製品ページ コードレス集じん機 RP3615DA、RP3615DB、リチウムイオンコードレス製品一覧(いずれも2026年8月22日確認)。
