HiKOKI UC36YSL2は何に使う充電器か|36V対応の正体は背負式電源BL36200。マルチボルト使いには不要【2026年版】

HiKOKI UC36YSL2 急速充電器のイラスト

UC36YSL2は、36Vリチウムイオン電池(BSL36XXシリーズ)と背負式電源BL36200を充電できる、現行では唯一の急速充電器です。逆に言えば、マルチボルト蓄電池と18V/14.4V電池しか持っていない人には買う理由がほぼありません。満充電時間はUC18YDL2と同じで、USB端子もないためです。

この記事の結論

  • 公式仕様表で36Vシリーズと背負式電源BL36200を挙げているのは、現行の急速充電器12機種のうちUC36YSL2だけ
  • 満充電時間はBSL1820M約20分/BSL36A18X約25分/BSL36B18X約40分で、UC18YDL2と同一の公表値
  • USB端子は非搭載。仕様表にUSBの行そのものがない
  • 希望小売価格30,200円(税別)は、現行12機種で2番目に高い(最高はUC18YTSLの35,500円)
  • 質量0.8kg、冷却ファン付き、使用温度範囲-10〜40℃、ブザー音あり

スペックはいずれも2026年8月20日時点のHiKOKI公式製品ページに掲載された公表値です。

目次

スペック表

UC36YSL2の公式仕様(2026年8月20日時点)
項目UC36YSL2
希望小売価格(税別)30,200円
充電可能蓄電池マルチボルト蓄電池/36V(BSL36XX)/18V(BSL18XX)/14.4V(BSL14XX)/背負式電源BL36200
入力電源単相交流50/60Hz共用 100V
満充電時間 BSL1820M約20分
満充電時間 BSL36A18X約25分
満充電時間 BSL36B18X約40分
USB端子記載なし(非搭載)
コード2心ビニールコード
質量0.8kg
使用温度範囲-10〜40℃
冷却対応(ファン付)
ブザー音あり
「発電機で使用可能」の表示公式ページに表示なし(UC18YSL3・UC18YDL2にはあり)
発売時期公式サイトでは公表なし(VOLTECHNOは2024年10月と記載)

※公式製品ページの仕様表に載っている項目のみを転記しています。最大充電電流は公式表に記載がありません。

現行12機種で36V・BL36200に対応するのはこの1台だけ

HiKOKI公式の「蓄電池・充電器」一覧に掲載されている急速充電器12機種(UC3SDL/UC12SL/UC12SDL/UC18YKSL/UC18DA/UC18YFSL/UC18YSL3/UC18YDL2/UC18YDML/UC18YDMLS/UC36YSL2/UC18YTSL)について、公式仕様表の「充電可能蓄電池」欄を1機種ずつ確認しました。

その結果、36Vリチウムイオン電池(BSL36XXシリーズ)と背負式電源BL36200を挙げているのはUC36YSL2の1機種だけでした。他の11機種はいずれもマルチボルト/18V/14.4V(一部は10.8V)までの記載にとどまります。これがこの充電器の存在理由です。

HiKOKI 急速充電器の希望小売価格(税別・主要9機種)出典:HiKOKI公式 各製品ページの希望小売価格(消費税別・2026年8月20日時点)UC18YKSL11,600円UC18DA12,000円UC18YFSL17,000円UC18YSL319,600円UC18YDL222,200円UC18YDML24,500円UC18YDMLS25,700円UC36YSL230,200円UC18YTSL35,500円

マルチボルト使いには「速くならない」

UC36YSL2の満充電時間は、BSL1820Mで約20分、BSL36A18Xで約25分、BSL36B18Xで約40分です。これはUC18YDL2の公表値と1分たりとも変わりません。マルチボルト蓄電池は充電時には18Vとして充電される仕組みのため、36V対応であることが充電スピードに効かないのです(この仕組みの説明はVOLTECHNOの解説による二次情報です)。

つまり「マルチボルト工具のセットに付属するUC18YDLシリーズをすでに持っている人が、UC36YSL2に買い替えて速くなる」ということはありません。買う理由になるのは、あくまで36V電池か背負式電源BL36200を持っているかどうかです。

バッテリー互換情報(UC36YSL2)

  • ◯ マルチボルト蓄電池(BSL36A18X/BSL36B18X/BSL36B18BX など)/充電時間はUC18YDL2と同じ
  • ◯ 18Vリチウムイオン電池 BSL18XXシリーズ
  • ◯ 14.4Vリチウムイオン電池 BSL14XXシリーズ
  • ◯ 36Vリチウムイオン電池 BSL36XXシリーズ / ◯ 背負式電源 BL36200 ← 他の急速充電器の公式表には記載がない
  • △ 10.8V(BSL12XXシリーズ)は公式表に記載なし。10.8Vも充電したいならUC18YDML/UC18YDMLS/UC18YTSL側になる

出典:HiKOKI公式 急速充電器12機種の各製品ページ「充電可能蓄電池」欄(2026年8月20日確認)

注意:公式が書いていない数値がある

⚠ 「12A充電」は公式仕様表には載っていない

UC36YSL2の紹介でよく見かける「14.4V/18V充電時の最大充電電流12A」は、電動工具メディアVOLTECHNOの記事に基づく情報です。HiKOKI公式のUC36YSL2製品ページの仕様表には最大充電電流の行そのものがなく、公式では確認できません。また、UC18YSL3・UC18YDL2のページにある「発電機で使用可能」の表示は、UC36YSL2のページには見当たりませんでした。発電機での使用を前提にする場合は、購入前にメーカーへ確認してください。

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よくある質問

マルチボルト蓄電池を使っています。UC36YSL2に買い替える意味はありますか?

公式の満充電時間を見るかぎり、意味はほとんどありません。BSL1820Mで約20分、BSL36A18Xで約25分、BSL36B18Xで約40分という値は、UC18YDL2とまったく同じです。マルチボルト工具のセットに付属するUC18YDLシリーズをすでに持っているなら、買い替えても充電が速くなることはありません。

UC36YSL2でしか充電できないバッテリーは何ですか?

公式の「充電可能蓄電池」欄で、UC36YSL2だけに書かれているのは36Vリチウムイオン電池(BSL36XXシリーズ)と背負式電源BL36200です。現行の急速充電器12機種を一つずつ確認しましたが、公式仕様表にBL36200を挙げているのはUC36YSL2だけでした。

USB端子は付いていますか?

付いていません。UC36YSL2の公式仕様表にはUSB端子の行そのものがありません。USB出力が要るなら、UC18YSL3(5V/2A)、UC18YDL2・UC18YDML・UC18YDMLS(5V/2.1A)、USB PD 65W対応のUC18DAなどが選択肢になります。

UC36YSL2と旧型のUC36YSLは何が違いますか?

電動工具メディアVOLTECHNOの記事によると、14.4V/18Vバッテリー充電時の最大充電電流が6.0Aから12.0Aへ引き上げられた点が主な違いで、価格・質量・USB非搭載は同じとされています。ただしHiKOKI公式のUC36YSL2製品ページには最大充電電流の記載がなく、この数値は公式では確認できていません。

関連ページ

出典

  • HiKOKI公式 急速充電器 UC36YSL2 製品ページ(hikoki-powertools.jp)2026年8月20日確認
  • HiKOKI公式 蓄電池・充電器 一覧(hikoki-powertools.jp)2026年8月20日確認。急速充電器12機種の仕様表を個別に確認
  • HiKOKI公式 急速充電器 UC18YDL2 製品ページ(hikoki-powertools.jp)2026年8月20日確認
  • VOLTECHNO「HiKOKI UC36YSL2 充電器を発売、従来モデルの36V充電器比較で14.4V/18V充電能力が向上」(voltechno.com)2026年8月20日確認/二次情報
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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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