UP18DAは、最高1,100kPaの高圧モードと430L/minの高容量モードを1台に持つHiKOKIのコードレス空気入れです。マルチボルト/18V/14.4Vの蓄電池に加えて車載のDC12Vでも動くため、現場のタイヤ空気圧の補充から、レジャー用品の空気入れ・空気抜きまでを1台でまかなえます。蓄電池・充電器は別売で、本体のみの希望小売価格は21,800円(税別)です。
この記事の要点(UP18DA)
✓ 2モード構成:高圧モード(最高1,100kPa/14L/min)と高容量モード(430L/min)。
✓ 電源が3系統:マルチボルト蓄電池、18V・14.4Vの旧シリーズ、車載DC12V。
✓ 自動停止は高圧モードのみ:設定した空気圧で自動的に止まる。
✓ 質量2.8kg(蓄電池を除く):BSL36A18X装着時は3.5kg。
✓ 希望小売21,800円(税別・本体のみ):蓄電池と充電器は別売。
本記事の数値は2026年9月6日時点のHiKOKI公式製品ページ(UP18DA/UP18DYA)で確認したものです。
UP18DAの基本スペック
| 項目 | UP18DA |
|---|---|
| 形名 | UP18DA(NN/本体のみ) |
| モーター | 直流モーター |
| 使用電源 | マルチボルト蓄電池(残量表示付)/18V BSL18XXシリーズ/14.4V BSL14XXシリーズ/車載電源 DC12V |
| 最高圧力(高圧モード) | 1,100kPa(160PSI/11Bar) |
| 吐出量(18V満充電時) | 高圧モード 14L/min(200kPa時)/高容量モード 430L/min |
| 機体寸法(全長×全高×全幅) | 328×259×185 mm(BSL36A18X装着時) |
| 質量 | 2.8kg(蓄電池を除く)/3.5kg(BSL36A18X装着時) |
| 圧力単位の切替 | BAR/PSI/kPa |
| 自動停止機能 | あり(高圧モードのみ) |
| 作業灯 | LEDライト搭載 |
| 希望小売価格 | 21,800円(消費税別・蓄電池/充電器別売) |
高圧と高容量は「同じ空気入れ」ではない
UP18DAでいちばん誤解されやすいのが2つのモードの関係です。高圧モードの吐出量は14L/min(200kPa時)、高容量モードは430L/minで、流せる空気の量はおよそ31倍も違います。しかし高容量モードは圧力をかけるための機構ではないため、タイヤやボールには使えません。逆に高圧モードでエアベッドを膨らませようとすると、量が追いつかず現実的な時間で終わりません。
1充電の作業量は「回数」ではなく「合計時間」で読む
公式の1充電あたりの作業量は回数で書かれていますが、括弧の中には1回あたりの充填時間も併記されています。この2つを掛け合わせると、実際にモーターが回っている合計時間が見えてきます。
| 作業内容 | 条件 | 1充電の回数 | 1回の時間 | 合計運転時間(換算) |
|---|---|---|---|---|
| 自動車タイヤ 215/60R16 | 150→250kPa | 約13回 | 約3分 | 約39分 |
| ロードバイクタイヤ 700/25C | 0→700kPa | 約48回 | 約50秒 | 約40分 |
| サッカーボール 5号 | 0→90kPa | 約110回 | 約40秒 | 約73分 |
| エアベッド(高容量モード) | 990×1,910×250mm | 約60回 | — | — |
回数・時間はHiKOKI公式の目安値(5.0Ahマルチボルト蓄電池使用時)。合計運転時間は回数×1回の時間で算出した本サイトの換算値で、公式の公表値ではありません。
こうして並べると、自動車タイヤの約13回とロードバイクの約48回は、合計運転時間で見るとほぼ同じ(約39分と約40分)だと分かります。回数の差は電池の持ちの差ではなく、1回あたりにかかる時間の差でしかありません。一方でサッカーボールは約73分と長く、低圧・小容量の作業のほうが電池あたりの稼働時間は伸びます。「何回できるか」だけを競合の一覧表と見比べても、実際の持ち時間は読み取れないということです。
電源が3系統あることの意味
UP18DAはHiKOKIのマルチボルト蓄電池だけでなく、旧シリーズの18V(BSL18XX)と14.4V(BSL14XX)でも動きます。さらに標準付属の車載用DCコードでDC12Vからも給電できるため、「電池を切らしても車があれば使える」という保険が最初から備わっています。工具としては珍しい構成で、車載工具として置いておく用途では実質的な稼働率が上がります。
⚠ 買う前に確認したい4点
蓄電池と充電器は別売です。21,800円(税別)は本体のみの価格で、BSL36A18Xなどを別途用意する必要があります。
車載電源は12V専用です。24Vの車載電源では使用できません。
自動停止機能は高圧モードのみです。高容量モードでは自動で止まりません。
本体の圧力計は目安とされています。空気を入れたあとは正規の計測器で確認してください(公式の注記)。
UP18DYAと間違えやすい
型番が1文字しか違わないUP18DYAは、コードレス空気入れではなくコードレス真空ポンプです。到達真空度5Pa・排気速度50L/分でエアコン工事などの真空引きに使う機械で、希望小売価格も83,900円(XHZ・税別)と大きく異なります。通販の検索結果には両方が並んで表示されるため、発注時は製品名の「空気入れ」「真空ポンプ」まで確認してください。
UP18DAの購入先
【PR】以下のリンクには広告(アフィリエイト)を含みます。
HiKOKI コードレス空気入れ UP18DA(NN・本体のみ/蓄電池・充電器別売)
参考価格:14,279円(税込・送料無料)(2026年9月6日時点・ファンズファクトリー 楽天市場店)
価格は変動します。最新の価格・在庫は必ずリンク先でご確認ください。
楽天で最新価格を見るよくある質問
UP18DAはマルチボルト以外の蓄電池でも使えますか?
使えます。公式の使用電源はマルチボルト蓄電池(残量表示付)のほか、18VのBSL18XXシリーズと14.4VのBSL14XXシリーズです。加えて標準付属の車載用DCコードでDC12Vの車載電源からも動かせます。24V車載電源には対応していません。
高圧モードと高容量モードは何が違いますか?
高圧モードは最高1,100kPaまで圧力をかける代わりに吐出量が14L/min(200kPa時)で、タイヤやボール向けです。高容量モードは圧力をかけない代わりに430L/minを流し、浮き輪やエアベッドの空気入れ・空気抜きに使います。用途がまったく別なので、どちらか一方だけを見て風量を判断しないでください。
1充電でどのくらい使えますか?
5.0Ah(マルチボルト)使用時の公式の目安で、自動車タイヤ215/60R16を150→250kPaにする作業が約13回、ロードバイクタイヤ700/25Cを0→700kPaにする作業が約48回、5号のサッカーボールを0→90kPaにする作業が約110回です。高容量モードのエアベッドは約60回とされています。
UP18DAとUP18DYAは似た型番ですが同じ製品ですか?
まったく別の製品です。UP18DAはコードレス空気入れ、UP18DYAはエアコン工事などで使うコードレス真空ポンプで、希望小売価格も21,800円と83,900円(いずれも税別・NN/XHZ)と大きく異なります。型番が1文字違いなので発注時は特に注意してください。
出典
- HiKOKI(工機ホールディングス)公式製品ページ「コードレス空気入れ:UP18DA」(仕様・1充電当たりの作業量・付属品/2026年9月6日確認)
- HiKOKI公式製品ページ「コードレス真空ポンプ:UP18DYA」(型番の混同防止のため参照/2026年9月6日確認)
関連ページ
UP18DYA(コードレス真空ポンプ)のスペック|RA18DA コードレスエアダスタ|BSL36A18X マルチボルト蓄電池|HiKOKI充電器の早見表|電動工具の選び方 完全ガイド
関連ページ
同じHiKOKI 18Vの特殊用途機として UM36DA(かくはん機)、AL18DA(グリースガン)、RH18DA(ヒートガン) も扱っています。
