WR18DHは、12.7mm角ドライブ・質量2.0kgの18Vクラスで、タイヤ交換や配管の仮締めを想定した扱いやすいインパクトレンチです。最大締付けトルク310N・m/最大ゆるめトルク550N・m。マルチボルト蓄電池と18V(BSL18XX)の両方が使えます。
この記事のポイント
- ✓ 最大締付けトルク310N・m/最大ゆるめトルク550N・m
- ✓ 先端は四角ドライブ12.7mm。ホイールナット用ソケットが使えるサイズ
- ✓ 質量2.0kg・IP56・ブラシレスモーター。オートストップ/オートスロー搭載
- ✓ マルチボルト蓄電池と18V(BSL18XX)の両対応。本体のみ(NN)37,000円・フルセット(2XPZ)92,400円(税別)
本ページのスペックは2026年7月28日時点のHiKOKI公式製品ページの公表値です。
WR18DH 基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 電圧 | 18V(マルチボルト蓄電池も使用可) |
| 最大締付けトルク | 310N・m(3,161kgf・cm)/気温20℃満充電時 |
| 最大ゆるめトルク | 550N・m |
| 締付能力 | 普通ボルト M10〜M20 / 高力ボルト M10〜M16 |
| 先端形状 | 四角ドライブ12.7mm |
| 無負荷回転数 | 1: 0〜1,200 / 2: 0〜1,800 / 3: 0〜2,400 / 4: 0〜2,800 min-1 |
| 打撃数 | 1: 0〜1,600 / 2: 0〜2,400 / 3: 0〜3,200 / 4: 0〜4,000 min-1 |
| 機体寸法 | 144×251×32mm(BSL36A18X装着時) |
| 質量 | 2.0kg(BSL36A18X装着時) |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| 保護等級 | IP56(防じん・耐水) |
| 振動3軸合成値 | 14.4m/s2 |
| 使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池(残量表示付)/18V(BSL18XXシリーズ) |
| 本体のみの設定 | あり(NN) |
| 希望小売価格(税別) | NN 37,000円 / 2XPZ 92,400円 |
WR18DHの特徴
従来品より速い締付け・ゆるめスピード
公式の比較データでは、600N・mで締め付けられたM20(F10T)ボルトのゆるめが従来品WR18DBDL2の約8.1秒に対しWR18DHは約4.3秒。土台緊結皿座金の締付け(M12・ヒノキ材・下穴⌀21mm)は約9.3秒に対し約8.5秒とされています。
オートストップとオートスローで仮締め・ゆるめを効率化
正転のオートストップは打撃開始後0.5〜1.0秒で自動停止し、締め過ぎを防ぎます。回転数は1,200/1,800/2,400/2,800min-1の4段で、公式では1,800が自動車のホイールナットや配管の仮締め、2,400が重機や鉄骨の仮締めの目安とされています。逆転のオートスローは、ゆるみ検知後に一時停止し0.5秒後に350min-1で再起動してナット脱落を抑えます。
質量2.0kg・IP56で取り回しやすい
全長144mm・質量2.0kg(BSL36A18X装着時)と、19mm角クラス(3.8〜3.9kg)に比べ大幅に軽量です。保護等級IP56に適合し、粉じんの多い現場や不意の雨にも対応します。
12.7mm角クラスでの位置づけ
12.7mm角の3機種では、WR36DEの630N・mが突出し、WR36DH(350N・m)とWR18DH(310N・m)はほぼ同水準です。
とくに差が大きいのはゆるめ作業で、公式データでは従来品の約半分の時間とされています。数値は目安で、使用環境や蓄電池の状態により変わります。
バッテリー互換情報
WR18DHはマルチボルト蓄電池(残量表示付)と18V(BSL18XXシリーズ)の両方が使えます。フルセット(2XPZ)にはBSL36A18X×2個と急速充電器UC18YDL2(実用充電 約19分/満充電 約25分)が付属します。
従来のBSL3620/BSL3625/BSL3626/BSL3660、BSL14XXシリーズは使用できません。すでに18V機を持っているなら本体のみ(NN)が選択肢になります。
⚠ 購入前に確認したい注意点
- ソケットは別売です。ホイールナットのサイズに合う12.7mm角のインパクト用ソケットを用意してください。
- 最大締付けトルク310N・mは公式の測定条件(M20高力ボルト・3秒締付け)での値で、実作業でこのトルクが常に出るわけではありません。
- ホイールナットは規定トルクでの締付けが必要です。本機での本締めではなくトルクレンチでの最終確認が推奨されます。
- オートスローはナット脱落を補助的に抑える機能で、条件によっては不意に脱落する可能性があります。
WR18DH の購入先
本体のみ(NN)は、すでに18Vまたはマルチボルト蓄電池を持っている人向けの構成です。価格は変動するため、最新価格は各ショップでご確認ください。
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メーカー公式の製品情報はHiKOKI公式 WR18DH製品ページで確認できます。
ネット上の評判まとめ
実際の利用者レビューとメーカー公式情報から、WR18DHの評判を中立的に整理しました(2026年8月5日調査)。
- 乗用車のタイヤ交換が大幅に楽になったという声が多い(クロスレンチやインパクトドライバからの置き換え事例)
- コード付きモデルに比べ軽量・コンパクトで取り回しがよい
- ブラシレスモーター採用、IP56の防じん・防水性能で屋外作業に使いやすい
- 他のHiKOKI 18V/マルチボルト工具とバッテリーを共用できる点にコスパを感じる声
- ソケットは別売のため、購入時に差込角12.7mm対応のソケットを別途用意する必要がある
- 最大締付310N・m/最大緩め550N・mは乗用車のホイールナットには十分だが、大型車・トラック向けには力不足
- インパクトレンチ単体では締付トルクを管理できず、本締めはトルクレンチの併用が前提
- メーカーもボルト・ナットのサイズやソケット、締付状態によってはナットが緩んで脱落する恐れがあると注意喚起している
出典: HiKOKI公式 WR18DH製品ページ / みんカラ パーツレビュー / bildy 製品ページ / 価格.com WR18DH(NN)。個人の感想を含むため、購入時は最新のレビューもご確認ください。
よくある質問
WR18DHの最大締付けトルクはどれくらいですか?
HiKOKI公式仕様値で最大締付けトルク310N・m(3,161kgf・cm)です。気温20℃・満充電時にM20高力ボルト(強度区分F10T)を六角ソケットで3秒締め付けた条件の値で、最大ゆるめトルクは550N・mと公表されています。
WR18DHの差込角は何ミリですか?
四角ドライブ12.7mm(1/2インチ相当)です。乗用車やトラックのホイールナット用ソケットで一般的なサイズで、タイヤ交換用途に適した先端形状です。
WR18DHは18V専用ですか?マルチボルト蓄電池も使えますか?
どちらも使えます。公式仕様では使用可能蓄電池が「マルチボルト蓄電池(残量表示付)/18V(BSL18XXシリーズ)」と記載されています。付属セット(2XPZ)にはBSL36A18X×2個が同梱されます。BSL3620/3625/3626/3660およびBSL14XXシリーズは使用できません。
WR18DHとWR36DHはどちらを選ぶべきですか?
どちらも12.7mm角・質量2.0kgですが、最大締付けトルクはWR18DHが310N・m、WR36DHが350N・mです。すでに18V(BSL18XX)の資産があるならWR18DH、36Vマルチボルトで統一したいならWR36DHが目安になります。
WR18DHはいつ発売されたモデルですか?
公式サイトの表記および比較データの基準は2023年7月時点で、同社従来品WR18DBDL2の後継にあたるモデルです。公式では「2023年7月現在、国内電動工具メーカーのコードレスインパクトレンチ 2.0kg以下クラス・18Vにおいてクラス最速」と表記されています(当社調べ)。
関連ページ
▶ 関連図鑑ページ HiKOKI WR36DH|最大締付350N・m・質量2.0kgのスペック・特徴
▶ 関連図鑑ページ HiKOKI WR36DE|最大締付630N・m・質量2.7kgのスペック・特徴
▶ 関連比較データ HiKOKI WR36DE vs WR36DH|36Vマルチボルト インパクトレンチ徹底比較
▶ 関連ガイド インパクトレンチの選び方|動力源・トルク・差込角を用途別に整理
▶ 関連比較データ 充電式インパクトレンチ おすすめ・トルク早見表
▶ 上位ガイド 電動工具の選び方 完全ガイド
出典
HiKOKI公式サイト「コードレスインパクトレンチ:WR18DH」(2026年7月28日確認)
