結論: 手持ちのバッテリーシステムで決めるのが基本。マキタ18Vで揃えているならTM52D、HiKOKIマルチボルトならCV36DMA。ゼロから選ぶなら、軽さ重視ならTM52D(1.9kg)、振動角の大きさと振動数の下限の低さを取るならCV36DMA(4.0°/6,000min-1〜)です。両機ともSTARLOCK MAXブレードに対応する上位クラスで、基本性能の方向性は近い競合関係にあります。
- ✓ 振動角度はCV36DMA 4.0° > TM52D 3.6°。質量はTM52D 1.9kg < CV36DMA 2.0kg
- ✓ 振動数の下限はCV36DMAが6,000min-1、TM52Dは10,000min-1。低速側の幅はCV36DMAが広い
- ✓ 全長はTM52D 322mm・CV36DMA 359mm。狭所での取り回しはTM52Dが有利
- ✓ 振動値は測定規格・条件が両社で異なるため、数値の直接比較には注意が必要
本ページのスペックは2026年7月27日時点のマキタ/HiKOKI公式製品ページ掲載値に基づきます。
スペック横並び比較
| 項目 | マキタ TM52D | HiKOKI CV36DMA |
|---|---|---|
| 電源 | 18V(マキタLXT) | 36V(マルチボルト/18V兼用) |
| 対応ブレード | STARLOCK-MAX(OIS不可) | STARLOCK MAX |
| 振動角度 | 計3.6°(左右1.8°) | 計4.0° |
| 振動数 | 10,000〜20,000min-1 | 6,000〜20,000min-1(ダイヤル1〜6) |
| 質量 | 1.9kg(バッテリ含む) | 2.0kg(BSL36A18X装着時) |
| 寸法 | 322×95×126mm | 359×130×88mm |
| 1充電作業量(公表条件が異なる) | SPF t38 約320カット(6.0Ah) | コンパネ t12 約370カット(2.5Ah) |
| 振動3軸合成値 | 2.5m/s2以下(EN62841-1) | 研磨2.1/切断4.8m/s2(EN62841-2-4, -2-11) |
| 本体のみ価格(税別・メーカー公表) | TM52DZ 35,700円 | CV36DMA(NN) 37,500円 |
| 発売時期 | 2021年3月 | 2025年2月 |
数値で見る差
どちらを選ぶか
マキタ TM52D が向いている人
すでにマキタ18Vバッテリを複数持っている人。全長322mmとコンパクトで、天井裏や間仕切り内など狭所での作業が多い場合も扱いやすいサイズです。AVT防振機構により、公式値では振動3軸合成値2.5m/s2以下と低振動を打ち出しています。本体のみの標準小売価格も35,700円(税別)とCV36DMA(NN)より1,800円安く設定されています。
HiKOKI CV36DMA が向いている人
HiKOKIマルチボルトで工具を揃えている人。振動角4.0°で切断寄りの設定に加え、振動数を6,000min-1まで落とせるため、樹脂・シーリング材のように熱に弱い素材を扱う機会が多い場合に幅が出ます。4つのマグネットでブレードを仮保持できる交換機構も、刃の付け替え頻度が高い現場では効いてきます。
- マキタ TM52D: 18Vスライド式(BL1815N/BL1830B/BL1850B/BL1860B ほか)。充電器DC18RF/DC18RC。40Vmax・14.4Vとは非互換
- HiKOKI CV36DMA: マルチボルト蓄電池(残量表示付/BSL36A18X ほか)。充電器UC18YDL2。BSL3620/3626/3660は使用不可
- 両社のバッテリーは相互に使えません。本体価格差より、バッテリー資産の方が総額への影響が大きい点に注意
- 1充電作業量は材料・板厚・バッテリー容量・ブレードがすべて異なる条件での公表値です。どちらが長持ちするかの直接比較はできません
- 振動3軸合成値も準拠規格(EN62841-1 と EN62841-2-4/-2-11)と公表の粒度が異なります
- 切断スピードの「約2倍」「従来製品以上」はいずれも各社の自社従来機との比較であり、他社比較ではありません
- 実勢価格は販売店・時期で変動します。メーカー公表の標準/希望小売価格とは差があります
購入先・価格の目安
マキタ TM52D
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HiKOKI CV36DMA
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Amazonでも両機種の取り扱いがあります。本体のみとセット品で価格が大きく変わるため、型番検索で構成を確認してください。
よくある質問
TM52DとCV36DMAはどちらが速く切れますか?
公平に比較できるデータは公表されていません。両社とも切断スピードの向上を自社従来機との比較で示しており、比較条件(材料・ブレード・荷重)も異なります。スペック上は振動角度がCV36DMA 4.0°、TM52D 3.6°で、振動角度が大きいほど1振動あたりの刃の移動量は増えます。
ブレードは共通で使えますか?
両機ともSTARLOCK MAX規格に対応しているため、STARLOCK系ブレードという意味では共通の規格です。ただしマキタ公式はTM52DでOIS仕様ブレードが使用不可であることを明記しており、手持ちのブレードがどの規格かは購入前に確認が必要です。
DIY用途ならどちらですか?
どちらも本体のみで3万円台後半(税別・メーカー公表価格)の上位機です。DIY中心で重負荷作業の頻度が低いなら、マキタの標準クラスTM53D(TM53DZ 31,700円・税別)のような下位機や、18Vクラスの他機種も選択肢に入れて検討する余地があります。
バッテリーを両社そろえる必要はありますか?
おすすめしません。マキタとHiKOKIのバッテリーは互換性がなく、充電器も別に必要になります。すでにどちらかのシステムを持っているなら、原則としてそのメーカー側で揃える方が総コストは下がります。
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出典
マキタ公式製品ページ TM52D/TM53D、HiKOKI公式製品ページ CV36DMA(いずれも2026年7月27日確認)
