HiKOKI AC18DA|コードレスコーキングガンのスペックと実力

HiKOKI AC18DA コードレスコーキングガンのイラスト

AC18DAは「押し出す力」よりも「押し出す速度を手元で連続的に選べること」に価値がある18Vコーキングガンです。最大押し出し力3,000Nはシーリング剤・変成シリコン・根太ボンドを扱うのに十分な水準で、判断の分かれ目は0〜14mm/sの無段変速と後ダレ防止機構をどれだけ活かせるかにあります。手打ちガンを1日中握っている内装・防水・サッシまわりの職人が、最初に置き換えを検討する1台です。

AC18DAの要点
  • 最大押し出し力3,000N・押し出し速度0〜14mm/sの無段変速
  • 標準の300mlホルダでストローク216mm、別売600ml/800mlホルダで340mm
  • 5.0Ah(マルチボルト)1充電でシリコン系約415本・ウレタン系約455本
  • 質量2.7kg(300mlホルダ+BSL36A18装着時)・希望小売価格29,900円(税別)
  • マルチボルト蓄電池と18V(BSL18xxシリーズ)の両方が使える

本ページの数値は2026年9月6日時点のHiKOKI公式製品ページ(AC18DA)に掲載されている公表値です。価格は希望小売価格(消費税別)で、実売価格とは異なります。

目次

AC18DA スペック一覧

項目AC18DA(NN)
電圧マルチボルト蓄電池(36V/18V)・18V(BSL18xxシリーズ)
モーター直流モーター
最大押し出し力3,000N
押し出し速度0〜14mm/s(無段変速)
ストローク216mm(標準付属の300mlホルダ)/340mm(別売600ml・800mlホルダ)
1充電作業量シリコン系ノズル径⌀5mm 約415本/ウレタン系⌀10mm 約455本/根太ボンド⌀8mm 約415本(いずれも5.0Ahマルチボルト)
機体寸法482×299×82mm(300mlホルダ・BSL36A18装着時)
質量2.7kg(300mlホルダ・BSL36A18装着時)
標準付属品フック、保護メガネ(蓄電池・充電器は別売)
希望小売価格29,900円(税別)

最大押し出し力3,000Nと無段変速が意味するもの

AC18DAの押し出し速度は0〜14mm/sの無段変速です。手打ちガンではレバーを握る強さで押し出し量を調整しますが、電動ガンはトリガの引き量で速度そのものを決めます。目地幅や材料の粘度に合わせて速度を固定できるため、ビード(打ち出した線)の太さが安定します。

最大押し出し力3,000Nは、低温で硬くなったシーリング剤を押し出すための余力です。公式も特長として「冷えて硬くなったシーリング剤もより扱いやすい」を挙げており、この数値は最高速で打つためではなく、条件の悪い現場でも速度が落ちないための余裕と読むのが実態に近い値です。あわせて後ダレ防止機構(トリガを離した直後に押し出し軸を戻す機構)とLEDライトを備えます。

1充電の作業量を決めているのはノズル径ではなく材料の粘度

公式の1充電作業量は3条件で公表されています。ここに競合記事があまり触れない逆転があります。ノズル径が2倍のウレタン系(⌀10mm)が約455本で、⌀5mmのシリコン系(約415本)より本数が多いという結果です。

1充電あたりの作業本数(5.0Ah マルチボルト・公式公表値)シリコン系 ⌀5mm約415本ウレタン系 ⌀10mm約455本根太ボンド ⌀8mm約415本出典:HiKOKI公式 AC18DA 製品ページ(2026年9月6日確認)

ノズル径が大きいほど1本あたりの吐出量は増えるはずですから、単純に考えれば本数は減ります。それでも本数が多いのは、押し出しにかかるモーター負荷が口径ではなく材料の粘度と充填抵抗で決まっているためです。したがって「太い目地を打つと電池が持たない」とは限りません。バッテリー消費を見積もるときは、ノズル径ではなく使う材料の種類で読むほうが実態に合います。

使えるバッテリーと充電器

バッテリー互換情報
  • 使用可能蓄電池はマルチボルト蓄電池(残量表示付)18V(BSL18xxシリーズ)の2系統。
  • 公式の作業量は5.0Ah(マルチボルト)基準。BSL36A18/BSL36A18Xを18Vモードで使う想定です。
  • 質量2.7kgはBSL36A18を装着した状態の値で、本体のみの質量は公表されていません。
  • 本体(NN)は蓄電池・充電器が別売です。充電器を持っていない場合は同時購入が必要になります。

HiKOKIの充電器は機種ごとに充電時間が大きく違います。どの充電器を選ぶかで現場での待ち時間が変わるため、ハイコーキ急速充電器 早見表(現行12機種)UC18YDL2のスペックもあわせて確認してください。マルチボルト蓄電池そのものの違いはBSL36A18XとBSL36B18Xの比較で整理しています。

購入前に確認したい注意点

⚠ 買う前に確認したい3点
  • ホルダは容量ごとに別部品です。標準付属は300mlホルダで、600ml・800mlを使うには別売ホルダが必要です(ストロークも216mm→340mmに変わります)。
  • 質量2.7kgは手打ちガンより重い。頭上や狭所で長時間打つ用途では、重量そのものが作業性を左右します。
  • 公式は騒音値・振動値を公表していません。「静か」「軽い」といった定性的な訴求はありますが、数値での比較はできません。

AC18DAの購入先

【PR】
HiKOKI ハイコーキ 18V/MV コードレスコーキングガン AC18DA(NN) 本体のみ
HiKOKI ハイコーキ 18V/MV コードレスコーキングガン AC18DA(NN) 本体のみ
参考価格 19,629円(税込・2026年9月6日時点の楽天市場の掲載情報)
楽天で最新価格を見る Amazonで AC18DA を探す

本体(NN)は蓄電池・充電器が別売です。すでにHiKOKIの18Vまたはマルチボルト蓄電池を持っている場合はこの構成が最も安く、持っていない場合は蓄電池と充電器の費用が別途かかります。

よくある質問

AC18DAは何mlのカートリッジまで使えますか?

標準付属の300mlホルダに加え、別売の600mlホルダ・800mlホルダに対応します。別売ホルダを使うときはストロークが216mmから340mmに変わります。ホルダは容量ごとに別部品のため、大容量を使う予定があるなら本体と同時に用意してください。

1充電でどれくらい打てますか?

公式公表値は5.0Ah(マルチボルト)1充電あたり、シリコン系シーリング剤(ノズル径⌀5mm)で約415本、ウレタン系(⌀10mm)で約455本、根太ボンド(アクリル系・⌀8mm)で約415本です。ノズル径が2倍のウレタン系のほうが本数が多く、作業量を決めているのはノズル径ではなく材料の粘度だと分かります。

18Vの蓄電池でも動きますか?

動きます。使用可能蓄電池はマルチボルト蓄電池(残量表示付)と18V(BSL18xxシリーズ)の2系統で、どちらでも使用できます。ただし公式が公表している1充電作業量は5.0Ah(マルチボルト)基準の値です。

本体(NN)にバッテリーと充電器は付きますか?

付きません。AC18DA(NN)は蓄電池・充電器別売の本体のみ構成で、標準付属品はフックと保護メガネです。希望小売価格29,900円(税別)はこの本体のみの価格です。

出典

  • HiKOKI公式 製品ページ「コードレスコーキングガン AC18DA」(2026年9月6日確認)
  • 楽天市場 掲載情報(参考価格・2026年9月6日取得)

電動工具の種類別の選び方は電動工具の選び方 完全ガイドにまとめています。

関連ページ

同じHiKOKI 18Vの特殊用途機として AL18DA(グリースガン)RH18DA(ヒートガン)UP18DA(空気入れ) も扱っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

目次