DH18DPBとDH18DPCの違い|18mmと26mm、分かれ目は集じん対応

DH18DPBとDH18DPCの比較を示すコードレスロータリハンマドリルのイラスト

DH18DPBとDH18DPCは同じ18Vでも狙う穴の太さが違う別クラスの機種で、迷ったら「26mmの穴と集じんが要るかどうか」だけで決められます。要るならDH18DPC、要らないならDH18DPB。能力を取ると質量が1.2kg増え、価格が14,100円上がるという、はっきりしたトレードオフの関係です。

主な違いは5点

  • 穴あけ能力:コンクリートはDH18DPB 3.4〜18mm/DH18DPC 3.4〜26mm。木工も18mm対27mm
  • 質量:2.2kg対3.4kg(ともにサイドハンドルなし)。1.2kgの差は体感で別クラス
  • 集じんシステム:DH18DPBは非対応、DH18DPCは0037-6970に対応
  • 回転数・打撃数:DH18DPBのほうが速い(1,080/5,500)。DH18DPCは950/4,300で低速高トルク寄り
  • 価格:本体側はNNK 43,500円対NN 57,600円。フルセットは96,200円対106,600円(税別)

本記事のスペックはHiKOKI公式製品ページの掲載値で、2026年9月5日時点の内容です。価格はすべて希望小売価格(消費税別)です。

目次

DH18DPBとDH18DPCのスペック比較表

DH18DPB/DH18DPC 主要仕様の対比(出典:HiKOKI公式製品ページ・2026年9月5日確認)
項目DH18DPBDH18DPC
電圧18V18V同一
コンクリート穴あけ3.4〜18mm3.4〜26mmDPCが8mm大
鉄工/木工13mm/18mm13mm/27mm木工でDPCが9mm大
コアビット記載なし25〜50mm/ダイヤ65mmDPCのみ対応
無負荷回転数(NORMAL)0〜1,080min-10〜950min-1DPBが130速い
全負荷打撃数(NORMAL)0〜5,500min-10〜4,300min-1DPBが1,200多い
機体寸法253×270×84mm370×278×83mmDPCが117mm長い
質量(ハンドルなし)2.2kg3.4kgDPBが1.2kg軽い
振動3軸合成値10.4m/s213.9m/s2(集じん装着時12.4)DPBが3.5小さい
集じんシステム非対応0037-6970 対応(16,700円)DPCのみ
1充電作業量錐径3.5mm 約305個/10.5mm 約130個錐径12.5mm 約90個/18mm 約41個測定条件が別
蓄電池/充電器BSL36A18X/UC18YDL2BSL36A18X/UC18YDL2同一
本体のみか(税別)NNK 43,500円/2XPZ 96,200円NN 57,600円/2XPZ 106,600円DPCが14,100円高い

違いを3つの軸で見る

コンクリート穴あけ能力(最大・mm/大きいほど太い穴があく) DH18DPB18mmDH18DPC26mm 質量(サイドハンドルなし・kg/小さいほど取り回しが軽い) DH18DPB2.2kgDH18DPC3.4kg 本体側の希望小売価格(税別・円/小さいほど安い) DH18DPB(NNK)43500円DH18DPC(NN)57600円 出典:HiKOKI公式製品ページ(2026年9月5日確認)。NNKはケース付き、NNはケースなしのため付属条件が異なります。 価格は希望小売価格であり、実勢価格とは異なります。

① 穴あけ能力:18mmと26mmはアンカー径で線が引ける

コンクリート穴あけはDH18DPBが3.4〜18mm、DH18DPCが3.4〜26mmです。M12前後までの一般的なあと施工アンカーや配管支持であればDH18DPBの18mmで足りますが、大径アンカーや貫通配管、コアビットを使った開口が入るとDH18DPBでは能力不足になります。DH18DPCはコアビット25〜50mm、ダイヤモンドコアビット65mmにも対応しており、この差は後から埋められません。

② 質量と寸法:2.2kgと3.4kgは持ち替えの頻度で効く

質量はサイドハンドルなしで2.2kg対3.4kg、全長は253mm対370mmです。1.2kgと117mmの差は、上向き作業や脚立の上での連続作業でそのまま疲労の差になります。DH18DPBは「手元から先端まで225mm」を売りにした小形ボディで、DH18DPCは軽くてスリムなガンハンドルとはいえクラスがひとつ上です。

③ 速度特性:DH18DPBのほうが回転も打撃も速い

意外に見落とされますが、回転数・打撃数はDH18DPBのほうが上です。NORMALモードで回転0〜1,080min-1・打撃0〜5,500min-1に対し、DH18DPCは0〜950min-1・0〜4,300min-1。DH18DPCは太い穴を確実にあけるために低速側へ振っており、小径を数多くあける用途ではDH18DPBのほうがテンポよく進みます。上位機を買えば何でも速い、とはならない点です。

どちらを選ぶべきか

DH18DPBが向く人:あける穴が18mm以下に収まり、数をこなす。内装・電気・設備で持ち歩く時間が長い。すでにHiKOKIの18V/マルチボルト電池を持っていて本体だけ足したい。集じんは集じんカップ(B)組で十分。

DH18DPCが向く人:20mm超の穴やコアビットを使う予定がある。粉じん規制のある現場で集じんシステム(0037-6970)が要る。重量増を受け入れてでも1台で幅広くカバーしたい。

なお同じ18mmクラスにはDH18DPAもあり、DH18DPBとは価格・質量・寸法・振動の4点しか違いません。18mmクラスで検討している場合は、DH18DPCではなくまずDH18DPAとの比較を先に済ませたほうが判断が早く済みます。

バッテリー互換

バッテリーは共通。買い増しでも電池は流用できる

  • 2機種とも使用可能蓄電池はリチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)とマルチボルト蓄電池で同一
  • フルセットに付くのは両機ともBSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah・冷却対応)
  • 充電器も両機ともUC18YDL2(冷却機能付)で共通。実用充電 約19分/満充電 約25分
  • つまりすでにどちらかを持っているなら、もう一方は本体のみ(NNK/NN)で足りる
  • 旧世代のBSL3620・BSL3626・BSL3660・BSL14XXシリーズはどちらも使用不可

選ぶ前の注意点

⚠ 選ぶ前に見落としやすい点

  • 1充電作業量は測定条件が違うため直接比較できません。DH18DPBは錐径3.5mm/10.5mm、DH18DPCは錐径12.5mm/18mmでの目安値です
  • DH18DPCに集じんシステムを付けると質量は4.5kg、全長は512mmになり、コンクリート能力も4.3〜20mmへ狭まります。「26mm対応かつ集じん」は同時に成立しません
  • 集じんシステム本体は別売で16,700円(税別)。DH18DPCとの合計はDH18DPBの倍近い金額になります
  • 付属条件が異なります。DH18DPBのNNKはケース付きですが、DH18DPCのNNはケースなしです
  • DH18DPCの公式カタログPDFはDH18DPB版が案内されており、最新の詳細はカタログ本体で確認してください

DH18DPBとDH18DPCの購入先

参考価格は2026年9月5日時点に取得したものです。セット構成によって価格が大きく変わるため、本体のみ(NNK/NN)かフルセット(2XPZ)かを必ず確認してください。

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DH18DPBとDH18DPCのよくある質問

DH18DPBとDH18DPCはどちらが上位機種ですか?

能力面ではDH18DPCが上位です。コンクリート穴あけが26mmまで(DH18DPBは18mm)、木工が27mmまで(同18mm)、コアビットにも対応し、集じんシステムも使えます。ただし質量は3.4kgとDH18DPBの2.2kgより1.2kg重く、本体価格も14,100円高くなります。上位=万能ではなく、作業内容で選ぶべき関係です。

小径の穴あけが中心ならどちらを選ぶべきですか?

DH18DPBです。回転数はNORMALで0〜1,080min-1、打撃数は0〜5,500min-1とDH18DPC(950/4,300)より速く、公式の1充電作業量も錐径3.5mmで約305個と小径向けの数値が示されています。質量2.2kgの取り回しと合わせ、内装や設備配管でのアンカー下穴のような数をこなす作業に向きます。

集じんシステムはDH18DPBでも使えますか?

使えません。HiKOKI公式の集じんシステム(コードNo.0037-6970・16,700円)の適用機種はDH18DPC/DH36DPE/DH36DPFの3機種で、DH18DPBは含まれていません。粉じん対策を前提にするならDH18DPCを選ぶ必要があります。

バッテリーと充電器は共通で使い回せますか?

共通です。両機とも使用可能蓄電池はリチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)とマルチボルト蓄電池で、フルセットに付くのはBSL36A18X、充電器はUC18YDL2です。2台目を買い足す場合は本体のみ(DH18DPBはNNK、DH18DPCはNN)を選べば電池と充電器を流用できます。

振動が小さいのはどちらですか?

DH18DPBです。振動3軸合成値は回転+打撃でDH18DPBが10.4m/s²、DH18DPCが13.9m/s²(集じんシステム装着時は12.4m/s²)で、DH18DPBのほうが3.5m/s²小さい値です。ただし両機は穴あけ能力のクラスが異なるため、同じ作業を行った場合の比較ではない点に注意してください。

出典

本記事のスペック・価格・別売部品はすべてHiKOKI(工機ホールディングス)公式製品ページ「コードレスロータリハンマドリル:DH18DPB」および「コードレスロータリハンマドリル:DH18DPC」の掲載内容にもとづき、2026年9月5日に確認しました。振動3軸合成値はEN60745-2-6規格に基づく測定値です。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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