D3613DAとDV3620DAの違いは振動機構の有無だけで、本体のみの価格差は税別1,400円です。コンクリートに穴を開けるならDV3620DA、木材と鉄工しか触らないなら垂直ガイドが選べるD3613DAが向きます。
この記事の要点
- ✓違いは振動機構の有無。DV3620DAはコンクリート20mmに対応し、D3613DAは対応しない
- ✓本体のみ(NN)の希望小売価格差は税別1,400円(41,800円対43,200円)
- ✓全長はDV3620DAが4mm短く(344mm対348mm)、質量は0.1kg重い(3.3kg対3.2kg)
- ✓回転数・チャック能力13mm・蓄電池BSL36A18X・充電器UC18YDL2はまったく同じ
- ✓垂直ガイドが選べるのはD3613DAだけ。DV3620DAには設定がない
本記事のスペックと価格は2026年9月9日時点のHiKOKI公式製品ページに基づきます。
D3613DAとDV3620DAの横断比較表
| 項目 | D3613DA | DV3620DA |
|---|---|---|
| 機種名 | コードレスドリル D3613DA | コードレス振動ドリル DV3620DA |
| 振動(打撃)機構 | なし(回転のみ) | あり(回転+打撃) |
| コンクリート能力 | — | 20mm |
| 鉄工/木工 | 13mm/40mm | 13mm/40mm |
| 無負荷回転数 | 低速0〜1,000/高速0〜1,400min-1 | 低速0〜1,000/高速0〜1,400min-1 |
| 無負荷打撃数 | — | 低速0〜13,000/高速0〜18,200min-1 |
| 全長 | 348mm | 344mm |
| 質量 | 3.2kg | 3.3kg |
| 振動3軸合成値 | 公表なし | 回転+打撃19.0/回転3.7m/s2 |
| ドリルチャック | 把握径1.5〜13mm(キー付き) | 把握径1.5〜13mm(キー付き) |
| 蓄電池/充電器 | BSL36A18X/UC18YDL2 | BSL36A18X/UC18YDL2 |
| 本体のみ(NN)税別 | 41,800円 | 43,200円 |
| セット品(税別) | XPZ 83,800円/XPSZ 102,700円 | 2XPZ 104,100円 |
| 垂直ガイド | XPSZに標準付属(単品17,700円) | 設定なし |
オレンジの行が差のある項目です(HiKOKI公式・2026年9月9日確認)。
違い①|コンクリートに穴を開けられるのはDV3620DAだけ
最も大きな差です。DV3620DAは回転に打撃を重ねる振動機構を持ち、能力表にコンクリート20mmが載ります。D3613DAは回転のみで、能力表にコンクリートの項目自体がありません。モルタルやコンクリートを1か所でも触る予定があるなら、この時点でDV3620DAに決まります。
打撃数は低速0〜13,000min-1、高速0〜18,200min-1です。18Vクラスの振動ドライバドリルDV18DEが高速30,000min-1であることと比べると控えめですが、DV3620DAはチャック能力13mm・コンクリート20mmという穴あけ能力を優先した設計です。
違い②|価格差は本体のみで税別1,400円
希望小売価格の比較(税別)
セット品の差20,300円は蓄電池の個数差(XPZは1個、2XPZは2個)が主因で、振動機構そのものの差ではありません(2026年9月9日確認)。
本体のみ(NN)で比べると41,800円と43,200円で、差は1,400円です。セット品の差が大きく見えるのは、D3613DAのXPZが蓄電池1個、DV3620DAの2XPZが2個という構成の違いによるものです。
違い③|全長4mmと質量0.1kg、そして垂直ガイド
全長はDV3620DAが344mm、D3613DAが348mmで、振動ドリルのほうが4mm短くなっています。質量は3.3kgと3.2kgで、振動機構のぶんDV3620DAが0.1kg重い構成です。実務で体感できる差ではありませんが、狭所での取り回しはDV3620DAがわずかに有利です。
見落としやすいのが垂直ガイドです。D3613DAには垂直ガイド付きのXPSZ仕様(税別102,700円)があり、単品でもコードNo.335805・税別17,700円で用意されています。DV3620DAにはこの設定がありません。ストロークは290mm、使用できるドリル長は最大330mmまでです。
共通している部分
無負荷回転数(低速0〜1,000min-1/高速0〜1,400min-1)、ドリルチャックの把握径1.5〜13mm、鉄工13mm・木工40mm・座堀り65mm、コア系はスーパーウッドコア200mmまで——ここまで完全に同じです。蓄電池BSL36A18Xと充電器UC18YDL2、直流ブラシレスモーター、電子クラッチ、RFC、D形ハンドル、回転数2段切替、大形フック、チャックハンドルホルダも共通です。
どちらを選ぶかの分かれ目
- コンクリート・モルタルに穴を開けることがある → DV3620DA。D3613DAでは物理的にできません
- 木材と鉄工だけ・垂直ガイドを使いたい → D3613DA。垂直ガイド付きのXPSZ仕様が選べます
- 迷ったら → 本体のみの差は税別1,400円です。将来コンクリートを触る可能性があるならDV3620DAが無難です
- 蓄電池・充電器は共通のため、すでにマルチボルト機を持っているなら本体のみ(NN)で足ります
⚠ 比較する前に確認したいこと
- どちらもハンマドリルではありません。はつり作業はできず、DV3620DAでもコンクリートは20mmまでです
- 2機種ともマルチボルト蓄電池専用です。BSL18XX・BSL14XXシリーズは使えません
- 質量3.2〜3.3kgはサイドハンドルなしの値です。片手作業を想定した工具ではありません
- 希望小売価格は予告なく変更されます。実売価格は各ショップでご確認ください
購入先と参考価格
【PR】
【PR】
HiKOKI 36V コードレス振動ドリル DV3620DA(NN) 本体のみ
参考価格 29,462円(高橋本社・2026年9月9日時点)
楽天で最新価格を見る AmazonでDV3620DAを探すよくある質問
D3613DAとDV3620DAの違いは何ですか?
違いは振動(打撃)機構の有無です。DV3620DAは回転+打撃でコンクリート20mmまで穴を開けられ、D3613DAは回転のみでコンクリートには対応しません。あわせて全長344mm対348mm、質量3.3kg対3.2kg、本体のみ(NN)の希望小売価格が税別43,200円対41,800円という差があります。回転数・チャック能力13mm・蓄電池・充電器は同じです。
価格差はいくらですか?
本体のみ(NN)で税別1,400円です(D3613DA 41,800円、DV3620DA 43,200円)。セット品はD3613DAのXPZが83,800円、DV3620DAの2XPZが104,100円ですが、この20,300円差は蓄電池の個数差(1個対2個)が主因です。
木工だけならどちらを選ぶべきですか?
D3613DAで足ります。木工40mm・座堀り65mm・スーパーウッドコア200mmという穴あけ能力は2機種で同じで、垂直ガイド付きのXPSZ仕様を選べるのはD3613DAだけです。
蓄電池は共通で使えますか?
使えます。どちらもマルチボルト蓄電池(残量表示付)専用で、公式スペックの基準はBSL36A18X、充電器はUC18YDL2です。BSL3620・BSL3626・BSL3660、BSL18XX、BSL14XXシリーズはどちらにも使用できません。
出典
- HiKOKI 公式製品ページ「コードレスドリル:D3613DA」(2026年9月9日確認)
- HiKOKI 公式製品ページ「コードレス振動ドリル:DV3620DA」(2026年9月9日確認)
- 参考価格:楽天市場の各商品ページ(2026年9月9日取得)
各機の詳細はD3613DA 図鑑とDV3620DA 図鑑に、18Vクラスの振動ドライバドリルはDV18DEにまとめています。工具の選び方全体は電動工具の選び方ガイドをご覧ください。
