D3613DAは、先端軸の真上を押し下げられるD形ハンドルを備えた36Vコードレスドリルです。ヒノキ120mmのような厚い木材へ垂直に穴を開ける作業が多い大工・造作向けで、コンクリートを扱うなら振動機構を持つDV3620DAが対象になります。
この記事の要点
- ✓D形ハンドルで先端軸の真上を押せる。垂直の穴あけがラクな姿勢でできる
- ✓鉄工13mm・木工40mm・スーパーウッドコア200mmまで対応
- ✓電子クラッチ搭載。負荷がかかってもスイッチを引いたまま作業を続けられる
- ✓質量3.2kg・全長348mm、蓄電池はマルチボルトBSL36A18X
- ✓振動機構はなし。コンクリートに穴を開けるなら振動ドリルのDV3620DAを選ぶ
本記事のスペックは2026年9月9日時点のHiKOKI公式製品ページに基づきます。
D3613DAの主なスペック
| 項目 | D3613DA |
|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト蓄電池・BSL36A18X=36V-2.5Ah/18V-5.0Ah) |
| 能力(鉄工/木工) | 鉄工13mm/木工40mm/座堀り65mm |
| 能力(コア) | スーパーダイヤコア120mm/ハイパーダイヤコア160mm/スーパーウッドコア200mm |
| 無負荷回転数 | 低速 0〜1,000min-1/高速 0〜1,400min-1(気温20℃・満充電時) |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| ドリルチャック | 把握径1.5〜13mm(キー付き) |
| 機体寸法 | 348×250×97mm(蓄電池装着時・全長×高さ×幅) |
| 質量 | 3.2kg(蓄電池装着時・サイドハンドルなし) |
| 充電器/充電時間 | UC18YDL2(冷却機能付)/実用充電 約19分・満充電 約25分 |
| 標準付属品 | デプスゲージ・サイドハンドル・チャックハンドル(XPSZ仕様のみ垂直ガイド) |
| 希望小売価格(税別) | 本体のみ(NN)41,800円/XPZ 83,800円/XPSZ 102,700円 |
| カタログ掲載 | 2020年12月現在 |
カタログは2020年12月現在の版が最新です。希望小売価格は予告なく変更される場合があります。
D3613DAの特徴
D形ハンドルで「押す力」を軸の真上にかけられる
一般的なドライバドリルはピストル形で、押し付ける力が先端軸からずれます。D3613DAはハンドルが先端軸の上に来るD形のため、体重をそのまま真下へ乗せられます。HiKOKIは2020年12月時点の自社調べで、D形ハンドルタイプのコードレスドリルとして業界初としています。
電子クラッチで穴あけが途中で止まりにくい
同社初の電子クラッチを搭載しています。一定の負荷を受けてもスイッチを引いたまま作業を続けられるため、押し付けを加減しながら深い穴を掘り進められます。急激な負荷でモーターの回転が落ちたときは、本体が振られる前に出力を止めるリアクティブフォースコントロール(RFC)が働きます。
穴あけ能力とチャック
チャック能力(把握径)と穴あけ能力の位置づけ
HiKOKI公式スペック(2026年9月9日確認)。D3613DAとDV3620DAはチャック把握径1.5〜13mm、DS36DC・DS18DCは1.5〜13mmのキーレスチャック。
ドリルチャックは把握径1.5〜13mmのキー付きです。回転数は低速0〜1,000min-1と高速0〜1,400min-1の2段切替で、材料に合わせて選べます。
1充電あたりの作業量
マルチボルト2.5Ahでの目安は、ヒノキ厚さ120mm・錐径24mmの木工穴あけが高速モードで約75個、SPCC厚さ1.6mm・錐径8mmの鉄工穴あけが約300個です。いずれも参考値で、材料や条件により変わります。
バッテリー・充電器の互換
- 使用可能蓄電池はマルチボルト蓄電池(残量表示付)のみ
- 公式スペックの基準はBSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)
- 充電器はUC18YDL2(冷却機能付)。実用充電 約19分/満充電 約25分
- BSL3620・BSL3626・BSL3660、BSL18XX、BSL14XXシリーズは使用できません
⚠ 購入前に確認したいこと
- コンクリートには穴を開けられません。振動機構がないため、モルタル・コンクリートが対象なら振動ドリルのDV3620DAを選びます
- チャックはキー付き。ビット交換のたびにチャックハンドルが要ります(本体にホルダあり)
- 垂直ガイドはXPSZ仕様のみ標準付属。単品は税別17,700円(コードNo.335805)
- 質量3.2kgは片手作業向けではありません。サイドハンドルの併用が前提です
D3613DAの購入先
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よくある質問
D3613DAとDV3620DAの違いは何ですか?
振動機構の有無です。D3613DAは回転のみのコードレスドリル、DV3620DAは回転+打撃が使えるコードレス振動ドリルで、コンクリート20mmまで対応します。本体のみ(NN)の希望小売価格は税別41,800円と43,200円で、差は1,400円です。全長はD3613DAが348mm、DV3620DAが344mm、質量は3.2kgと3.3kgです。
D3613DAはコンクリートに穴を開けられますか?
開けられません。D3613DAは回転のみのドリルで、能力表にコンクリートの項目がありません。コンクリートやモルタルへの穴あけには振動ドリルのDV3620DAか、ハンマドリルを選んでください。
D3613DAで使える蓄電池はどれですか?
マルチボルト蓄電池(残量表示付)のみです。公式スペックの基準はBSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)で、充電器UC18YDL2を使うと実用充電が約19分、満充電が約25分です。BSL3620・BSL3626・BSL3660、BSL18XX、BSL14XXシリーズは使用できません。
垂直ガイドは別売ですか?
XPSZ仕様には標準付属し、それ以外の仕様では別売です。単品のコードNo.は335805で、希望小売価格は税別17,700円です。ストロークは290mm、使用できるドリルの長さは最大330mmまでです。
出典
- HiKOKI 公式製品ページ「コードレスドリル:D3613DA」(2026年9月9日確認)
- HiKOKI 公式「リチウムイオンコードレス製品/締付け・穴あけ」ラインナップページ(2026年9月9日確認)
振動機構つきの姉妹機はDV3620DA、同じマルチボルトのドライバドリルはDS36DCとDS18DCにまとめています。2機種の差はD3613DAとDV3620DAの違いで並べています。工具の選び方全体は電動工具の選び方ガイドをご覧ください。
