DH3640DBは、HiKOKIのマルチボルト(36V)コードレスハンマドリルのうち「六角シャンク仕様」にあたる40mmクラスの1台です。すでにSDS-maxのビットを一式そろえている人ではなく、六角軸のブルポイントやドリルビットを資産として持っている人、あるいは本体価格をできるだけ抑えて40mmクラスに入りたい人に向いています。同じ40mmクラスのDH3640DA(SDS-maxシャンク)と穴あけ能力・回転数・打撃数・蓄電池はすべて同一で、違いはシャンク形式と、そこから派生する寸法・質量・振動値・価格に限られます。
DH3640DBの要点
- ✓シャンクは六角軸。SDS-maxのビットはそのままでは使えず、先端工具の資産が入替になる
- ✓穴あけ能力はドリルビット40mm/コアビット105mm。SDS-max機のDH3640DAと同値
- ✓本体のみ(NNK)の希望小売価格は107,300円(税別)で、DH3640DAより5,400円安い
- ✓質量7.2kg・全長479mm。DH3640DAより0.2kg軽く20mm短い
- ✓19mm穴の1充電作業量は約50個で、DH3640DAの約40個を上回る
- ✓振動3軸合成値は回転+打撃13.4m/s²。この項目だけはDH3640DA(10.3m/s²)に劣る
本ページの仕様はHiKOKI公式製品ページの2026年9月5日時点の掲載情報、参考価格は2026年9月5日時点の楽天市場の掲載情報です。
DH3640DBの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー・区分 | HiKOKI(ハイコーキ)/マルチボルト(36V)コードレスハンマドリル |
| シャンク | 六角シャンクタイプ |
| 穴あけ能力 | ドリルビット40mm/コアビット105mm |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| 無負荷回転数 | 250〜500 min-1(気温20℃満充電時) |
| 全負荷打撃数 | 1,400〜2,800 min-1(気温20℃満充電時) |
| 機体寸法(全長×高さ×全幅) | 479×262×107mm(BSL36B18X装着時) |
| 質量 | 7.2kg(サイドハンドル装着時)/7.0kg(サイドハンドルなし・いずれもBSL36B18X装着時) |
| 振動3軸合成値 | 回転+打撃 13.4m/s²/打撃 11.0m/s²(EN62841-2-6) |
| 使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
| 付属蓄電池・充電器 | BSL36B18X(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah)/UC18YDL2 |
| 標準付属品 | サイドハンドル、ストッパ、グリース |
| 希望小売価格(税別) | 2WPZ 180,700円/NNK 107,300円 |
| カタログ掲載 | 2023年9月現在(HiKOKI公式カタログPDF) |
六角軸を選ぶ意味は「性能差」ではなく「先端工具の互換性」
DH3640DBとDH3640DAは、穴あけ能力(ドリルビット40mm/コアビット105mm)、無負荷回転数(250〜500 min-1)、全負荷打撃数(1,400〜2,800 min-1)、モーター形式、使用蓄電池、充電器のすべてが公式仕様表で同じ値です。つまり「六角軸だから非力」という関係は公式値のうえでは成立しません。違うのは先端工具の取付規格そのもので、六角軸のDH3640DBにSDS-maxのブルポイントやドリルビットを差すことはできません。
この差は本体を買うときより、買ったあとの費用に効きます。すでに現場で六角軸のハツリ工具を回している事業者なら、DH3640DBを選ぶことでブルポイントやスコップの在庫をそのまま使えます。逆に手元がSDS-maxで統一されているなら、本体が5,400円安いことより先端工具を買い直すコストのほうが大きくなります。HiKOKIの40mmクラスを俯瞰したい場合はHiKOKIハンマドリル早見表もあわせてご覧ください。
なお公式ページによれば、DH3640DBは従来製品DH36DSAとの比較で穴あけスピードが約139%、ハツリ性能が約133%(いずれも⌀16〜40mmの平均値での比較)とされています。AC100Vタイプの対応機種はDH40SE2です。
1充電あたりの穴あけ本数は、SDS-max機のDH3640DAを上回る
公式が公表している1充電作業量は、⌀19mmのときだけDH3640DBが約50個、DH3640DAが約40個と25%の差がつきます。⌀25mm(約25個)と⌀32mm(約15個)は両機とも同値なので、差が出るのは細めの穴を数多くあける作業に限られると読むのが妥当です。公式は差の理由を明示していないため、ここでは「小径では六角軸仕様のほうが公表値が多い」という事実の指摘までにとどめます。
使える蓄電池と充電器
DH3640DBのバッテリー互換情報
| 使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
| 付属蓄電池(2WPZ) | BSL36B18X ×2個(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah) |
| 付属充電器(2WPZ) | UC18YDL2(冷却機能付) |
| 充電時間 | 約30分(実用充電)/約40分(満充電) |
| 使用できない蓄電池 | BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660、およびBSL18XX/BSL14XXシリーズ |
蓄電池と充電器はDH3640DAと完全に共通なので、すでにマルチボルト機を1台持っていれば本体のみ(NNK)で足ります。BSL36B18Xの世代差についてはBSL36B18XとBSL36B18BXの違い、充電器そのものの性能はUC18YDL2のページで整理しています。
買う前に確認したい注意点
⚠ DH3640DBを選ぶ前に
- SDS-maxの先端工具は使えません。六角シャンク専用です。手持ちのブルポイント・ドリルビットの規格を必ず確認してください。
- 振動値はDH3640DAより高い数値です。回転+打撃で13.4m/s²対10.3m/s²、打撃で11.0m/s²対10.1m/s²。どちらもEN62841-2-6での測定なので比較できます。長時間のハツリが主体なら、この差は無視できません。
- 7.2kgは片手で扱う重さではありません。サイドハンドルを外しても7.0kgあります。上向き作業が多い現場では28〜30mmクラスも検討対象になります。
- 公式の「従来比139%」はDH36DSAとの比較です。DH3640DAとの比較ではないため、2機種の優劣の根拠には使えません。
- 希望小売価格と実売は連動しません。本ページの参考価格は取得日時点の楽天市場の掲載情報で、購入時には変動している可能性があります。
DH3640DBの購入先と参考価格
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AmazonでDH3640DBを探すよくある質問
DH3640DBとDH3640DAはどちらが高性能ですか?
公式仕様表では穴あけ能力・回転数・打撃数・モーター形式・蓄電池がすべて同一で、性能の上下関係はありません。違いはシャンク形式(六角軸とSDS-max)と、そこから派生する質量7.2kg対7.4kg、全長479mm対499mm、希望小売価格107,300円対112,700円(いずれも本体のみ・税別)、振動3軸合成値13.4m/s²対10.3m/s²です。
DH3640DBにSDS-maxのビットは使えますか?
使えません。DH3640DBは六角シャンクタイプ専用です。SDS-maxの先端工具を流用したい場合はDH3640DAを選んでください。
DH3640DBはどの蓄電池で動きますか?
マルチボルト蓄電池(残量表示付)です。付属はBSL36B18X(36V-4.0Ah/18V-8.0Ah)で、UC18YDL2での充電時間は約30分(実用充電)・約40分(満充電)です。BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660およびBSL18XX/BSL14XXシリーズは使用できません。
DH3640DBの1充電あたりの穴あけ本数はどのくらいですか?
公式の目安値は、4.0Ahのマルチボルト蓄電池でコンクリート深さ60mmの穴あけの場合、⌀19mmで約50個、⌀25mmで約25個、⌀32mmで約15個です。材料や条件で変わる参考値とされています。
DH3640DBにAC100Vタイプはありますか?
公式ページではAC100VタイプとしてDH40SE2が案内されています。
出典
- HiKOKI公式:コードレスハンマドリル DH3640DB 製品ページ(2026年9月5日確認)
- HiKOKI公式:コードレスハンマドリル DH3640DA 製品ページ(2026年9月5日確認)
- 参考価格:楽天市場の各商品ページ(2026年9月5日取得)
関連ページ:DH3640DA(SDS-max・40mmクラス)/HiKOKIハンマドリル早見表/マキタHR008GとHR011Gの違い/電動工具の選び方ガイド
