G1210DBとG3610DCの違い|HiKOKI 100mmグラインダ2機種を比較

HiKOKI ディスクグラインダ G1210DB と G3610DC を並べた比較イラスト

軽さと取り回しならG1210DB、パワーと連続作業ならG3610DC——同じトイシ径100mmでも、この2機種は電池プラットフォームから作業量まで別物です。天井裏や狭所で短時間の切断・研磨を繰り返すならG1210DB、鉄筋切断やコンクリート筋付けを日常的にこなすならG3610DCが基準になります。

この記事の要点

  • 質量は1.7kgと2.5kg。0.8kgの差は上向き作業と片手保持で効く
  • 1充電あたりの鉄筋切断は約60本と約152本(測定条件が異なるため参考値)
  • 電池は別系統。G1210DBは10.8V(BSL12XX)、G3610DCはマルチボルト蓄電池
  • 変速はG1210DBが4段、G3610DCが無段変速+オートモード
  • 本体のみの希望小売価格は22,500円と34,300円(税別)

本記事のスペックはHiKOKI公式製品ページに基づく2026年9月5日時点の内容です。仕様・価格は変更される場合があるため、購入前に公式ページで最新情報をご確認ください。

目次

G1210DBとG3610DCのスペック比較

項目G1210DBG3610DC
電圧クラス10.8V36V(マルチボルト)
最大出力公表値なし(18V従来機G18DSL2と同等の切断スピードと公表)1,500W
トイシ寸法100×6×15mm100×6×15mm
無負荷回転数4段変速:4,000/5,000/6,000/7,200min-1無段変速:3,200〜10,000min-1/オートモード5,500・10,000min-1
機体寸法(全長×ギヤカバー高さ)287×60mm363×60mm
質量1.7kg(BSL1250MT装着時・トイシ含まず)2.5kg(BSL36A18X装着時・トイシ/サイドハンドル含まず)
使用可能蓄電池10.8V(BSL12XXシリーズ)マルチボルト蓄電池(残量表示付)
付属蓄電池/充電器(セット)BSL1250MT(10.8V-5.0Ah)/UC12SDL・約30分BSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)/UC18YDL2・約19分(実用)・約25分(満充電)
1充電あたりの鉄筋切断(目安)約60本(φ10mm鉄筋・外径105mm切断トイシ・推力20N・5.0Ah)約152本(φ10mm鉄筋・外径100mm切断トイシ・2.5Ah)
希望小売価格(税別)本体のみ22,500円/セット50,500円本体のみ34,300円/セット92,300円

数値の差はどこに出るか

質量0.8kgと全長76mmの差は「持ち続ける時間」に効く

G1210DBは全長287mm・質量1.7kg、G3610DCは全長363mm・質量2.5kgです。据え置きの研削作業では差を感じにくい一方、脚立の上や配管まわりのように腕を伸ばしたまま保持する作業では、この0.8kgが疲労の差になります。逆に、床置きの材料を長時間研削する用途では重量はさほど不利になりません。

1充電あたりの作業量は約2.5倍の開き

公式が公表する1充電あたりの鉄筋切断本数は、G1210DBが約60本(5.0Ah・推力20N・外径105mm切断トイシ)、G3610DCが約152本(マルチボルト2.5Ah・外径100mm切断トイシ)です。トイシ径と測定条件が揃っていないため単純比較はできませんが、電池1本で切れる量が大きく違うことは読み取れます。G3610DCはこのほかコンクリート筋付けで約7.6m(切込み20mm・推力30N)も公表されています。

変速方式:4段か、無段変速+オートモードか

G1210DBは4,000〜7,200min-1の4段切替。ステンレス研磨から鉄筋切断まで用途別に段を選ぶ方式です。G3610DCは3,200〜10,000min-1の無段変速ダイヤルに加え、負荷に応じて5,500/10,000min-1を自動で切り替えるオートモードを搭載します。待機時の回転を落とせるぶん、切断と待機を細かく繰り返す現場では扱いやすい構成です。

主要3項目の比較(数値が大きいほど棒が長い)

質量(kg・小さいほど軽い)G1210DB 1.7kgG3610DC 2.5kg全長(mm)G1210DB 287mmG3610DC 363mm1充電あたりの鉄筋切断(本・条件差あり)G1210DB 約60本G3610DC 約152本

バッテリーの互換はどうなるか

バッテリー互換情報

G1210DB:10.8Vリチウムイオン電池(BSL12XXシリーズ)。セット品はBSL1250MT(10.8V-5.0Ah)+充電器UC12SDL(約30分)。

G3610DC:マルチボルト蓄電池(残量表示付)。セット品はBSL36A18X+充電器UC18YDL2(実用約19分/満充電約25分)。

両者の電池・充電器は相互に使い回せません。すでにどちらかの電池を持っているなら、それが最初の判断材料になります。

⚠ 購入前に確認したいこと

G3610DCは従来の蓄電池(BSL3620/3625/3626/3660)およびET36Aでは使用できません。旧世代の36V電池を流用する前提なら要注意です。

1充電あたりの作業量はいずれもメーカー公表の目安値で、トイシ径・推力などの測定条件が機種間で揃っていません。実作業での差はこの比率どおりにはなりません。

2機種の購入先

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よくある質問

G1210DBとG3610DCでバッテリーは共用できますか?

できません。G1210DBは10.8V(BSL12XXシリーズ)、G3610DCはマルチボルト蓄電池を使用します。充電器もUC12SDLとUC18YDL2で別物です。

G1210DBは18V機の置き換えになりますか?

HiKOKIは高出力タブレス電池の搭載により、従来の18V機G18DSL2と同等の切断スピードとねばりを実現したと公表しています。ただし1充電あたりの作業量ではG3610DCに大きく及ばないため、連続作業が多い現場では36V機が無難です。

125mmのトイシを使いたい場合はどうすればいいですか?

どちらも100×6×15mmのトイシ用です。125mmが必要ならG3610DCの上位機にあたるG3613DC(トイシ125×6×22mm・質量2.7kg)が該当します。

出典

各機種の詳細は HiKOKI G1210DBの図鑑ページHiKOKI G3610DCの図鑑ページにまとめています。ラインナップ全体の位置づけは HiKOKI ディスクグラインダ早見表、電動工具の選び方全体は 電動工具の選び方ガイドもあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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