マキタ MUC030G|40Vmax充電式チェンソー最上位。チェーンスピード29.0m/秒の50mLエンジン級

マキタ MUC030G 40Vmax 充電式チェンソーのイラスト(リヤハンドル・前方ハンドルバー・スプロケットノーズガイドバーとソーチェーン)

MUC030Gは、マキタの充電式リヤハンドルチェンソーの最上位機で、50mLエンジン式クラスと同等以上の作業能率をうたう40Vmaxモデルです。チェーンスピードは高速モードで29.0m/秒、ガイドバーは400mm・450mm・500mmの3種類。伐倒や玉切りを日常的に行う林業・造園のプロ向けで、標準小売価格は本体のみ118,700円(税別)からです。

この記事の要点

  • チェーンスピードは高速モード0〜29.0m/秒(0〜1,740m/分)。eco・中速・高速の3モードを切り替えられる
  • ガイドバーは400mm/450mm/500mmの3タイプ。チェーン形式はそれぞれ95TXL-67E/74E/82E
  • 質量は7.2〜7.4kg(チェーン刃・ガイドバー・バッテリBL4080H込み)。振動3軸合成値は4.1m/s2
  • 1充電作業量の目安は杉丸太400mmを約28本(BL4080H装着時)。杉角材50mmならecoモードで約1,000本
  • 標準小売価格は118,700円〜123,300円(税別)。バッテリ・充電器はいずれも別売

以下の数値はすべてマキタ公式サイトの製品ページに基づく、2026年9月2日時点のものです。

目次

MUC030G の主要スペック

マキタ MUC030G 主要スペック(メーカー公式・2026年9月2日時点)
電源直流36V(40Vmax)
エンジン換算クラス50mL
ガイドバー長さ400mm(MUC030G1)/450mm(MUC030G2)/500mm(MUC030G3)
チェーン形式95TXL-67E/95TXL-74E/95TXL-82E(ピッチ0.325インチ・ゲージ厚1.3mm)
チェーンスピードecoモード 0〜20.0m/秒(0〜1,200m/分)/中速モード 0〜24.5m/秒(0〜1,470m/分)/高速モード 0〜29.0m/秒(0〜1,740m/分)
ガイドバー仕様スプロケットノーズ
ハンドル仕様リヤハンドル
1充電作業量(目安)杉丸太400mm 約28本/杉角材50mm 約1,000本(ecoモード時・BL4080H装着)
質量7.2kg(400mm)/7.3kg(450mm)/7.4kg(500mm)※チェーン刃・ガイドバー・BL4080H含む
本機寸法長さ827/885/956mm・幅232mm・高さ280mm
振動3軸合成値4.1m/s2(EN62841-4-1規格に基づき測定)
防じん・防水ウェットガード IPX4M(バッテリIP56)
標準付属品チェーンオイル/チェーンカバー/レンチ13-16/丸型ヤスリ4
標準小売価格(税別)118,700円(400mm)/121,000円(450mm)/123,300円(500mm)※バッテリ・充電器別売
発売2025年8月26日(マキタ公式ニュースリリース)

「マキタ史上最強」の中身はチェーンスピード29.0m/秒

マキタは MUC030G を「充電式リヤハンドルチェンソーにおいてマキタ史上最強(2025年8月現在、当社調べ)」と説明しています。その根拠になっているのが高速モードのチェーンスピード29.0m/秒で、これは高出力バッテリ BL4080H(8.0Ah)と大型ハイパワーブラシレスモータの組み合わせで得られる値です。速度は3段階に切り替えられ、作業内容に応じてバッテリの持ちと切断速度を選べます。

MUC030G チェーンスピード(m/秒・最大値)ecoモード20.0 m/秒中速モード24.5 m/秒高速モード29.0 m/秒出典:マキタ公式サイト 製品情報「充電式チェンソー MUC030G」主要機能(2026年9月2日確認)

ガイドバーは400/450/500mmの3タイプ。差は質量と価格

MUC030Gはガイドバー長さだけが異なる3型番で展開されています。チェーンスピード・振動値・電源はすべて共通で、変わるのは全長・質量・チェーン形式・価格の4点だけです。400mmから500mmへ伸ばしても質量差は0.2kg、価格差は4,600円(税別)にとどまります。太径の伐倒が視野に入るなら500mmを選んでも負担は小さい、という設計になっています。

MUC030G 3型番の比較(メーカー公式・2026年9月2日時点)
モデルNo(本体のみ)MUC030GZR1MUC030GZR2MUC030GZR3
ガイドバー長さ400mm450mm500mm
チェーン形式95TXL-67E95TXL-74E95TXL-82E
全長827mm885mm956mm
質量7.2kg7.3kg7.4kg
標準小売価格(税別)118,700円121,000円123,300円

対応バッテリと40Vmaxの互換性

バッテリ互換情報(マキタ公式・2026年9月2日時点)

  • 推奨:BL4080H(8.0Ah/部品番号 A-77263)。公式が「50mLエンジン式クラス同等以上の作業能率」「チェーンスピード29.0m/秒」の条件として挙げているのはこのバッテリ装着時です
  • 使用可:BL4040F・BL4050F・BL4080F。動作はしますが、公式が示す作業量・速度の数値はBL4080H基準である点に注意してください
  • 40Vmaxバッテリはヘッジトリマ・草刈機・ブロワ・インパクトレンチ・ハンマドリル・マルノコ・クリーナ・ライトなどと共通で使えます
  • バッテリも充電器も別売です。標準付属品はチェーンオイル・チェーンカバー・レンチ13-16・丸型ヤスリ4の4点のみ

エンジン式からの乗り換えで効く4つの機能

マキタが特長として挙げているのは、単純な出力だけではありません。過負荷でロックしてもトリガを引き直さずに再起動できる(ロックの状態によっては再起動できない場合あり)、トリガオンから素早く全速回転する加速性能、押し付け力の調整がしやすい粘り強い使用感、そしてグローブ装着のまま押せる新型スイッチと高輝度LEDの大型統合ディスプレイ。エンジン式の操作感に慣れた作業者が違和感なく移行できることを狙った構成です。

切断側では、ゲージ厚1.3mm・ピッチ0.325インチの薄刃95TXL仕様を採用し、切断抵抗を下げています。防水は「ウェットガード」+IPX4M(バッテリ側はIP56)で、雨中運転にも対応します。ただし公式も「故障しないことを保証するものではありません」と明記しているため、過信は禁物です。

購入前に押さえておきたい注意点

⚠ 注意点

  • 質量7.2kgはバッテリ込みの値です。公式の質量はチェーン刃・ガイドバー・BL4080Hを含んだ数値なので、他社カタログの「本体のみ」質量とそのまま比べないでください
  • 公式の性能値はBL4080H装着時が前提です。手持ちがBL4040FやBL4050Fだけの場合、1充電作業量も体感の力強さも公式値とは異なります
  • 1充電作業量は参考値です。公式も「バッテリの充電状態や作業条件により異なります」と注記しています
  • 本体価格に加えてバッテリ・充電器の費用がかかります。標準小売価格118,700円(税別・400mm)はモータ部+ガイドバー+チェーンの価格です
  • IPX4Mは「防水」ではなく「防滴」相当です。⛈マークのある本体とバッテリの組み合わせ時のみ等級に準じます

ネット上の評判まとめ(2026年9月時点)

実機レビュー記事や使用者のブログで繰り返し挙がっている評価を、肯定・否定の両面から要約します。個人の使用環境(材の太さ・気温・装着するバッテリ)による差が大きい項目のため、断定ではなく傾向として扱ってください。

評価されている点
  • 混合燃料もリコイル始動も不要で、スイッチひとつで始動できる。排気ガスが出ず、夏場にエンジンの熱を抱えないという点がエンジン式からの乗り換え組で最も多く挙がる。
  • チェーンスピード29.0m/秒はエンジン式50mLクラスを上回る水準で、負荷をかけても回転数が落ちにくい「粘り強い」使用感という評価。
  • エンジン式より運転音が小さく、住宅地や早朝の薪づくりでも近隣に配慮しやすいという薪ストーブ利用者のレポート。
  • 「価格に見合った業務用チェンソー」という総評。メンテナンスがエンジン式より軽い点も継続的な利点として挙がる。
気になるとされる点
  • 重い。MUC030GZR1はBL4080H・ソーチェン・ガイドバーを含めて約7.2kg。持ち上げた瞬間だけでなく、切断中に水平を保つ・次の材へ移る・作業後に清掃するまで重量が効いてくるという指摘。
  • 50mLクラスの最大性能を出すには新型のBL4080Hが前提。従来の40Vmaxバッテリでも動作するが、その場合は42mLクラス相当の性能にとどまるとされる。
  • 連続作業時間と重量バランスは装着するバッテリ容量で変わる。手持ちの電池を流用する前提で選ぶと、カタログの参考作業量と体感が食い違いやすい。
  • 取り回しを優先するなら、同じ40Vmaxでも軽量・高速切断寄りのMUC031Gのほうが向く用途があるという整理。細枝の処理や高所での使用では過剰になりうる。

補足:価格.comにはMUC030G単体のユーザーレビューが集約されておらず(掲載は販売店の価格一覧のみ)、上記は専門メディアと実使用ブログの記述をまとめたものです。当サイトによる実機テストの結果ではありません。
出典:VOLTECHNO マキタ MUC030G 製品解説VOLTECHNO マキタ MUC031G 製品解説カワズ君の工具沼 MUC030GZR1 解説ご~まるcc 薪ストーブ用途での使用レポートリツール MUC030G 特徴・仕様解説

一緒に揃えたいアクセサリ・消耗品

チェンソーは替刃(ソーチェン)が消耗品です。MUC030Gはガイドバー長さごとにチェーン形式が変わるため、手持ちの機種に対応する形式を型番で確認してから購入してください。以下のチェーン形式・バッテリ型番はいずれもマキタ公式の仕様表に記載された値です。

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MUC030G と一緒に検討したいアイテム
替刃(400mm機用)チェーン形式 95TXL-67E95TXL-67E を探す
替刃(450mm機用)チェーン形式 95TXL-74E95TXL-74E を探す
替刃(500mm機用)チェーン形式 95TXL-82E95TXL-82E を探す
推奨バッテリBL4080H(8.0Ah/部品番号 A-77263)BL4080H を探す
使用可バッテリBL4040F/BL4050F/BL4080FBL4050F を探す
チェーンオイル標準付属品と同種の消耗品チェーンオイルを探す

購入先

楽天市場ではモータ部単体(本体のみ)の出品が中心で、実売はメーカー標準小売価格を下回ることが多い一方、ガイドバーやチェーンの同梱内容が店舗ごとに異なります。購入前に「モータ部のみ」か「ガイドバー+チェーン付き」かを必ず確認してください。価格は取得時点のもので変動します。

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マキタ MUC030GZR1 40Vmax 充電式チェンソー 400mm 本体のみ

マキタ(makita) 40Vmax 充電式チェンソー 赤 40cm 95TXL-67E 本体のみ MUC030GZR1

参考価格 82,510円(ニッチ・リッチ・キャッチ/2026年9月2日取得)

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よくある質問

MUC030GとMUC032Gはどちらを選ぶべきですか?

用途がはっきり分かれます。MUC030Gは50mLエンジン式クラス相当のリヤハンドル機で、ガイドバー400〜500mm・質量7.2〜7.4kg。伐倒や太径の玉切り向けです。MUC032Gは35mLエンジン式クラスのトップハンドル機で、ガイドバー300〜400mm・質量3.8〜4.0kgと約半分の軽さ。高所作業や枝払いに向きます。本体のみの標準小売価格もMUC030Gが118,700円(税別)から、MUC032Gが79,300円(税別)からと差があります。

MUC030GにはどのバッテリBL4080Hが必要ですか?

マキタ公式が推奨しているのはBL4080H(8.0Ah・部品番号A-77263)です。チェーンスピード29.0m/秒や「杉丸太400mmを約28本」といった公式値はすべてBL4080H装着時の条件で示されています。BL4040F・BL4050F・BL4080Fも使用可(〇)ですが、公式値と同じ性能を前提にはできません。

ガイドバーは400mm・450mm・500mmのどれを選べばよいですか?

3型番の違いはガイドバー長さ・チェーン形式・全長・質量・価格だけで、チェーンスピードも振動値も共通です。400mmから500mmに伸ばしても質量差は0.2kg、標準小売価格の差は4,600円(税別)にとどまります。扱う木の太さで決めて問題ありません。

MUC030Gは雨の日でも使えますか?

マキタ公式は防滴・防じん「ウェットガード」と防水保護等級IPX4Mを採用し「雨の中でも運転可能」としています。ただし公式自身が「故障しないことを保証するものではありません」と注記しており、等級が適用されるのは⛈マークのある本体とバッテリの組み合わせ時のみです。バッテリを装着した場合は本体側の保護等級に準じます。

出典

  • マキタ公式サイト 製品情報「充電式チェンソー MUC030G」(価格・仕様など/特長/主要機能)|2026年9月2日確認
  • マキタ公式サイト 製品情報「充電式チェンソー MUC032G」(比較に用いたトップハンドル機の公式値)|2026年9月2日確認
  • マキタ公式サイト ニュース「マキタ史上最強ハイパワーの充電式チェンソーを発売」(2025年8月26日)|2026年9月2日確認

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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